ぱけちゃん、おしゃまなの。

ふざけながらも世間を切るんだ、はてなブロブ版

壮絶バトル。マモノとの戦い

夢の中で、俺はうなされる。
何故か知らないが、オイラは怪しい風俗店にいたようだ。そこで、推定男にサービスを受ける。
あぁ〜、凄くイヤな目覚めだ。今日ばかりは頑固じじい張りに早起きしたことを感謝するぜ。記憶をたどるとすっかり寝ていたようだ。眠りの途中、寝返りをうった時に、オイラの右手がかみさんの顔にクリティカルヒットしたみたいだ。ぼんやりとそのことを覚えている。普段から、気の強いオイラは
「ごめんね、ごめんね、ごねんねぇ〜」
と、何度も謝っている。詫びの心は大切だ。うん。
7時くらいに目が覚めたのだが、いつものようにこんな時間にギターなど弾いたら近所の頑固じじいがと怒鳴り込んでくるのが怖い。それに第一かみさんがまだ寝ているではないか。命が惜しいオイラはギターを弾くことを断念して、おとなしくネットに接続して、いつものようにニュースをチェックすることにした。しかしながら黙ってネットをしているというのは眠くなるものだ。途中何度か意識を失いながら、今寝ては夜眠れなくなる。オイラはまっとうな生活リズムに修正するんだ! と強く念じながら眠気と戦っていた。その姿は、冬山登山で遭難しかけているヒーローの姿さながらだっただろう。…多分。
どうしても、眠気がとれないので茶の間に行きプレステのスイッチを入れる。ソフトは眠気対策にはばっちりなバーチャファイター4エヴォリューションだ。いつの間にか、子供のように夢中にプレイしていたオイラは時間を忘れていた。どうやらね睡魔に勝利したらしい。やった!俺は勝ったんだ! エイドリア〜ン!
朝の8時に中年男がロッキー気取りである。そして、気がついたのが猛烈に空腹であることだった。なんとも、眠気の次は空腹か。世の中は危険に満ちていやがるぜ。
何か食べようと部屋を物色する。おぉ、床にやきっぺが転がっているじゃないか!正直言って、俺はやきっぺよりホンコン焼きそばの方が好みなのだが、この際そんなことは言ってられない。喜び勇んで作ろうとしたが、そこで俺は考えた。ここで一人で食ってしまってはオイラ一人が腹をふくらませ、かみさんと食事の時間がずれてしまうじゃないか? 家庭の団らんは大切だ。そのことを痛烈に俺に教えてくれたのは公共広告機構のテーブルを囲んだマネキン達だ。イカン、イカン。オイラはおとなしくやきっぺを山口百恵がマイクをステージに置くように床に置き、お気に入りのキャンディー、ヴェルターズオリジナルを口に放り込んだ。そして、じゃぶじゃぶとコーヒーを流し込む。これで飢えはしのげるはずだ。ヴェルターズさんに感謝。
やがて、かみさんが起きてきて今日の仕事の依頼をされる。目的地は、銀行、クスリのツルハ、ペットショップ、スーパーマーケットだ。オイラ達はゆっくりと身支度を調え出発の準備を終えた。どこから弾が飛んできても万全だ。
まず、依頼された仕事の前に腹ごしらえを指示された。ラーメンが良いとのことだ。場所はかねてから気にかけていた、秀、という東札幌にある塩ラーメンが特においしいというラーメン屋だ。そして、俺たちはしっかりと醤油ラーメンを頼む。いいじゃないか、醤油が食べたかったんだもん。
思えばこのあたりから俺の体調に異変が生じていた。再び猛烈な睡魔が魔物のごとく頭をおもたげてきたのだ。ちなみにマモノとはこういう姿をしている。

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      ⊂\ 皿 /つ-、     ←コイツ
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      |:::|/⊂ヽノ|:::| /」      
    / ̄ ̄旦 ̄ ̄ ̄/|       
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いかん、こんなふざけたヤツに負けてはいけない。俺はぐっと眠気を脇に追いやり、依頼先の銀行へ向かい、そしてツルハをこなし、ペットショップへとたどり着いた。
ペットショップは心のオアシスだ。たとえ、犬の頭をなでようと伸ばしたその手をかじられたりするような恩知らずな態度を示されても、そこは俺の心のオアシスなんだ。
一番の見所は2匹のアビニシアンの子猫のガチンコバトルだ。猫のプロレスはいつ見ても面白い。自然と顔がゆるんでしまう。まさに、俺の心は猫まっしぐらだった。
そんな時間を過ごしリフレッシュしたオイラ達は、スーパーマーケットへと車を走らせる。しかし、その時だ。再びマモノが俺を襲いたがっている!

ソワソワ      
    (( |\_/ ̄ ̄\_/|
      \_|  ▼ ▼|_/
         \  皿 /   
        /    \     
     .    | |  マモノ| | ))
  (( ./⌒ヽ| |   ノ | |     ソワソワ
    / 人 .| |   / | |
  |\ ̄ ̄ ∪ ̄ ̄ ∪旦\
 ./..\\             \
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オー、マイガッ!こんな所でやられていてはいけない。俺はかみさんに励まされながら、必死で運転した。その時の妻のいじらしさは軽くゴリエを凌駕していた。愛してるぜ、ベイベー。
そして、無事に店に着いた。そしてかみさんに言った。
「ぱけちゃん、おねむなの。車の中で休ませて…」
マモノに屈した瞬間だった。ヤツの勝利に満ちた顔が俺の頭によぎる…

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     \ 皿 /     < 次も期待しててね
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   / /\ マモ / ̄\
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くそっ。そう呟いて俺は眠りに落ちていった。
その先は何をどうやって家に帰ってきたのかよく解らないが、帰ってしばらく眠気と戦うものの、もうすでに飯を食う元気も残ってなかった。布団に崩れ落ちる。途中、ご飯ができたとかみさんが起こしに来てくれたが、すっかりだめだめなオイラはご飯をキャンセルさせてもらった。明日は、良い天気かな? そんな言葉が頭をよぎる。
「まぁ、いいさ」とゾンビのラストシーンでのピーターの台詞をなぞってみる。後はもう自然と眠りに落ちくぁwstgyひおlp;…