ぱけちゃん、おしゃまなの。

ふざけながらも世間を切るんだ、はてなブロブ版

はい、すってぇ〜。はいてぇ〜。

鮭とクマー!

貫徹、などと言いながら朝の5時くらいに熊谷明美の揺れる乳を見ているうちに催眠術にかかったようだ。オイラは、8時に目覚ましをセットして眠る。意識を失うまでに時間を要することはなかった。倒れるように枕に頭を乗せると、泥沼に吸い込まれるように深い深い眠りがやってきた。もちろん、高田万由子アゴのホクロがいつ消えたかなんて考える暇もなかった。
…うぅ、起きたぞ。さすがに8時くらいにもなると明るいなぁ。で、時計を見る。

すいません。12時半なんですけれど…。

オイラは波田陽区のように「残念!」と力強く自らに突っ込みを入れたが、誰もそれに対して反応してくれるものはいなかった。
「オイオイ、いつまでものんびり気分でいるんじゃないよ」
オイラは、ハードボイルドにかすれた声で呟いて、茶の間に移動しテレビをつけ、ウィンストンに火をつけた。…そろそろ、カートンで買ったタバコもなくなるな。まぁ、今日は傷病手当金の支給日だから、何とかなるさ。
いつものことだが、とても悲観主義者のオイラは寝起きだけは超楽観的である。まぁ、頭が回転していないとも言う。オイラは、ハムスターが回し車をむなしく回転させる姿をイメージした。
ふとテレビに意識を集中させると、なんだか世の中は大変なことになっている。空港に人がギッシリと集まってテレビ局の中継が入っている。
「何だよ、ポール・マッカートニーでも来日したのか?」
そんなことを考えていた。しかし、予想を裏切ってその群衆はペ・ヨンジュンの到着を心待ちにしている人々だった。今か今かと押し寄せる人の波は、ちょうど脱出したバスに群がる「ドーン・オブ・ザ・デッド」のゾンビと同じ感じであった。何だよ、これ使えば予算を削減できたじゃん。そんなことを考えていた。どうやら、到着にはしばし時間を要するらしくて、一度中継はスタジオに返された。
で、オイラの関心もそこで途切れ、鏡に向かい髪をとかす。う〜、寝癖がすごいなぁ。どうやっても直らない。両サイドの髪の毛が外にはねてしまっている。そんな時、ふとオイラに妙な感覚がわき起こる。
…む、これじゃまるでヨン様じゃないか...。
オイラは試しに鏡に向かって、
「会いたかターよ…」
と、呟いた。…うむ、だめだ。なんだか、ヨン様の真似をしてスタイリングしたみたいで恥ずかしくて外に出られねえ。オイラは仕方なく、しばし寝癖が直るまで水をつけて待つことにした。で、テレビを見ていると空港にヨン様が姿を現した。
…おぉ。
写真集のために、トレーニングをして筋肉がついたと言う話は聞いていたが、彼は6つに割れた腹筋を、ハルク・ホーガンの様にアピールしながら登場してきた。なんだか、プロレスの入場シーンみたいだった。
それにしてもすごい人だ。この盛り上がりは上野のパンダが来日した時のようだな。思い切って、損保ジャパンダに扮した上戸彩でも登場してくれたら、オイラは彼女を認めてひざまづいてみせるのにな。でも、大人の事情があるみたいで、損保ジャパンダ上戸彩も、林家ぺーも誰も現れなかった。しかし、この群衆のうちの半分は、非常招集をかけられた在日の方という噂もあるので、マスコミの報道をそのまま鵜呑みにしてはいけないと言うことを忘れてはいけない。マスコミによって報道されることは、すべてフィルターが施され、そこには何らかの意図があるというわけだ。
オイラは、ひとりぼっちでマスコミ批判をしながらも実生活に戻ることにして、チャンネルをビデオに変え、懲りずにエースコンバット5を起動させる。一応、売る前に確認しておくこともあるからな…
気が付くと4時になっていた。あー、このバカチンがぁ!
急いで身支度を調え、エースコンバット5をひっつかみマーチに乗って出発。一路、コンビニを目指す。サンクスで「からくりサーカス」を立ち読みし、缶コーヒーをチップ代わりに購入する。そして、「かわいそうな象」の様に空っぽの胃袋にコーヒーを流し込む。さぁ、文教堂へ出発だ。
オイラは、シクシク痛む胃をかばいながら車を走らせた。…どうやら胃が荒れてきたらしいな。しょうがないよな。家族3人殺しが2日も連続して起こるようなご時世なのだ。これくらいは我慢しないと。
文教堂について、エースコンバット5を売却する。良かった、4300円で売れた。今回は結構長く楽しめそうだなと思ったけれど、このまま所有していたら廃人になるまで遊んでいそうなので、売ることにした。いつか生活が安定したら、再び中古のものを買おう。で、文教堂を後にして、ジャスコ平岡店の島村楽器へいく。
先日、買えなかったカポタストを買う。相変わらず高かった。2600円もしたぞ。
特に、用もないので家に戻ろうと思った。
…ぐ〜。
だめだ。さすがに何も食べていないと、胃もオイラの大脳皮質を通さずに直接文句を言ってくる…。車をデビット・クルサードのように適当にドライブしてCoco壱番屋へ入る。そして、慣れた感じでお姉さんに、
「ビーフカレーの400。普通で」
と、注文をする。まぁ、ここは東海地区が本拠地みたいなものだからな。オイラも食い慣れているのだ。
ビーフカレー登場。オイラはカウンターに乗っかっている赤い着色がされていない福神漬けを山盛りにライスに乗せる。そうだ、Cocoイチの醍醐味はこの福神漬けにある。オイラは、かすかに名古屋時代のことを懐かしく思い出しながら、ぺろりと平らげた。正直、福神漬けと水だけでまだ30分くらい楽しめそうだったが、店員のイヤそうな表情を見たからには、それも叶わない。支払いをすませて家に帰る。
世間はニュースな時間帯だった。そこで、寒さのあまりコタツに潜り込んでテレビを見ていた。…うかつだった。いつの間にか意識を失い、眠りについていた。…あぁ、あの女店員。オイラに睡眠薬を盛りやがったな。
…夢を見た。長い夢だ。田舎の風景だ。どこか、雪の多い場所だ。北海道とは文化の形態が違う。屋根に瓦が乗っていて、田園がはるか先まで続く。そして、冬支度なのか、誰もがみんな忙しそうに庭先に雪でマーライオンを彫って飾っていた。…どうして?
オイラは、その町を車で通り抜けようとしている。何処に行っても、みんなが作ったマーライオン…。あけましておめでとう、と言う感じで門松の代わりに延々と道に沿って並んでいる。

マーッ!

…うなされ、オイラは起きた。なんとなく、イヤな果てしない夢だった。時間を見ると9時になっていた。…やっちまった。またやっちまった。
オイラは王様が歌う方の「ボヘミアン・ラプソディー」の冒頭の部分を何度も歌いながら、ハムスターの世話をした。かぁさ〜ん、俺やっちまったよ…♪
そして、コタツの上に乗っかっている安物のスコッチウイスキー「BELL'S エクストラ」を何気なくロックにして飲み始めた。ピーナッツをつまみにして食っていたのだが、なんだか予想以上にウイスキーがうまい日で、いつの間にか3杯くらい飲んでいた。
その時だ。訴えるような食欲が猛烈に襲ってくる! やおら着替えると財布をひっつかんでセブンイレブンいい気分に行き、いつ行っても必ず「新発売」のシールが貼ってあるツナピラフを買って、ダイエットコーラも買って、帰る。そして、モリモリ食い始める。さらにウイスキーが2杯くらい進む。
どうやらこの時のオイラは胃袋の底が抜けたようだ。ここ何日かのダイエットを無駄にするかのように、おいしさ長〜いお付き合い、マルちゃん醤油袋ラーメンをゆでて、素ラーメンで食う。うむ、いつ食ってもうまいぞ。
オイラは、いつの間にか買い物の袋に混入していたGoodsPressを抱えて、布団で横になりながら読もうと思い、寝室へ行く。
そして、胃が訴えかけてきた。

「正直、スマン。もらったもの、返すわ」

オイラは、トイレに駆け込んでひたすらリバースした。な〜に、食ったばかりなんだ。消化もしてねぇ。ただ、先ほど食ったものがそのままの状態ではき出される。
大体の吐き気が収まり、水を流した頃には全く頭が回転していなかった。
しかし、最後の力を振り絞り布団へ向かい、羽織っていたちゃんちゃんこを脱ぎ、何故かパンツも脱いで布団に潜った。まさに、地獄へ吸い込まれるように眠りに落ち、意味のない一日が終わった。なにをやっているんだ…。