ぱけちゃん、おしゃまなの。

ふざけながらも世間を切るんだ、はてなブロブ版

レッサーパンダ男とさかな君の共通点を探ろう

ぱお〜ん

ところで、オイラは最近眠剤を飲んでいない。つまりなにが言いたいかというと、全然眠れないのだよ…。
で、一度は寝ようと思って支度もしたのだが、あふれかえるオイラの内なる情熱が抑えることが出来なくなった。時間は2時を回ろうとしている…。ふぅ、仕方ない。こんな時間に暇つぶしが出来るのはドン・キホーテくらいだ。オイラは車に乗り込みドン・キホーテ平岡店へと走る。で、外は風が強い。しかも雨まで混ざったりするのもだから暴風雨のような状態だ。オイラは、宮沢賢治の「雨にも負けず」の最初の下りを百万回唱えた。そりゃ、専修念仏の法然上人もビックリなほどの繰り替えしっぷりだ。知らない人が聞いたら、レコードの針がとんでいるんじゃないかと思っただろう。…まぁ、人生相談のマドモアゼル愛先生の話がループし始めた時は死ぬほどビックリしたけれどな。5分間くらい放送事故とは気が付かなかったよ。
さて、そうこうしている間についた。まぁ、金曜日のこんな時間のドン・キホーテなので、ガラの悪いヤツがたむろしているんだろうな、と思ったら、あまりに時間の遅さに誰もいないくらいだった。
オイラはすっきりサッパリと遠慮無く店内を物色する。
最近気になるのは、白い巨塔を見て以来だがデュポン先生のライターである。デュポン先生は油断すると、すぐに鼻息で飛ばされてしまうのだけれど、ライターは素敵なんだ。適度な重量感、固まり感、そういった状態が高級感を与えてくれる。実用性から言ったら、ターボライターやジッポーに敵うはずはないのだけれど、そこは大人の嗜みとして一つくらい欲しいなぁ、と思ったりしているのである。ま、仕事するようになったら考えるさ。
さらに、物色は続く。パソコン用のスピーカーはろくなものがなかった。なんとなく、変な感じがするんだよな。また、あれだけ大音量を出すと性能がきちんとわからないのだ。しかも流れているのは安室奈美恵のライブだし…。
で、フラフラと店内を見ているとByccleのポーカーサイズのトランプが480円で売っている。いやぁ、これは東急ハンズで見た時には600円以上もしたのに。オイラは、リフルシャッフルの練習のやりすぎでひん曲がったトランプの代替え品として喜びいそんでレジに言った。
…う、物憂げな綺麗なお姉さんが、レジの商品を乗せる場所にちょこんと腰掛けて休んでいる。なんだか絵になるなぁ。オイラは思わず、
お姉さん、こんな時間でなんですが、これから素敵な夜のドライブにでも行きませんか?
と、言いそうになった。しかし、オイラの気配に気が付いたお姉さんは、極めてすっきりサッパリと事務的にレジの業務をこなし、商品を詰めて渡してくれる。オイラも、グッと彼女のプロ魂に打たれて言葉を飲み込み、お金を支払った。
さて、どうやら3時が閉店時間だったらしく、オイラが店の外に出た瞬間から店員がガタガタと店じまいの準備を始める。…ゴメンね、オイラが店内でウロウロしていたせいで、片づけが出来なかったのね。オイラはマリアナ海溝よりも深く反省した。
で、そのまま近くのキャッツアイ清田店へ車を走らせる。特に用事はないのだけれど、UFOキャッチャーなどで簡単に落ちる商品を物色するのが好きなのだ。だが、ピークの時間を過ぎたキャッツアイの景品のガードは堅そうだった。あきらめる。
するとオイラの視線に、楽しそうなゲームが飛び込んできた。なんだか自分がSWATの様な特殊鎮圧部隊になってテロリストなどを、アサルトライフルでバリバリ撃ちまくるらしい。う〜ん、なんて今のオイラのツボにはなるゲームなんざんしょ! オイラは100円を入れて、プレイする。トリガーを引くとリコイル(弾丸発射時の反動)が、のこのことオイラのカラダに伝わってくる。正直、リコイルショックはぬるかったが、セミオート、フルオート、3点バーストを状況に合わせて切り替えながら、進入していくというアイディアは面白かった。さらにこのゲームはカードを購入して登録すると、遊び具合に応じて武器の種類が増えたり、自分の衣装が増えたりするらしい。標準は良く映画で見るようjな紺色の服に防弾ベストやジャケットを装備した格好なのだけれど、見本の中には損保ジャパンダの衣装がある! うー、上戸彩のごとく、損保ジャパンダの格好でマシンガンを抱え、テロリストを鎮圧したい!そう思った瞬間にオイラはすでにカードを買っていた。うむ、衣装をゲットするまでの道のりは長いぞ。それまで、ゲーセンから無くならないでね。
オイラは一人満足し、家に帰る。
時間は4時半になっていた。
さて、それでも眠れないオイラは仕方なく、エスカルゴのようにコタツに潜りNNN24宮原亜友子の目をじっと見ていた。うむ、立派な猫目クラブの人だ…。そして、オイラはいつの間にかコタツの中で、眠りについていた。
うぅ〜ん、亜友子タン…。何故あなたは夫持ちなの…?
…目が覚めた。体の中の水分が抜けきったような感じだ。オイラは、半分ミイラになりながらも、お湯を沸かし、自分のカラダに振りかけた。よし、増えるワカメのように元のカラダにもどっだぜ。太ったところまで戻るのは余計だったけれどな。
さて、土曜日だ。時間は8時くらいだっただろうか? そのまま桂文鎮の嫌みな口調のニュースを見る。全く、文鎮は落語をしている時が一番面白いのにな。キャスターをしている時は、全然目が笑ってないし、すごく嫌みなおっさんに見える。
気分が悪くなったので、オイラは妻のノートパソコンに電源をいれ、昨晩買った「カップヌードル 欧風チーズカレー」をつくって食べた。ちょっとお湯を入れすぎたのが心残りだったけれど、おいしく頂いた。ズルズル…。
そして、ネットでニュースを確認する。まぁ、半分ぼけていたのでなにが書かれていたのか、よく覚えていないんだ。
それから、外出の準備を始めて病院へ行く。妻の胃の調子が非常に悪いと電話が入り、主治医のところまで胃薬を取りに行き、田舎へ贈るという算段だ。病院に着くと、ナシはとっくについているみたいで、すぐに処方箋が出て、院外薬局へ取りに行った。で、薬の説明を受ける。
粉薬の方はいつもオイラが服用しているものだったが、もう一つがH2ブロッカーより強力であるらしい胃酸抑制剤だった。…これって結構副作用がきついんだよな。しかも、ピロリ菌除去作用もあるらしい。全く、便利な世の中になったものだ。オイラがピロリ菌の除去治療をした時は、完全に胃液を止める薬を服用した上で、強い強い抗生物質を飲まされたものだ。これも、副作用が強くてよく仕事中に寝ていたもんな。まぁ、治ってくれるならいいのだけれど。ちょうど寝ても文句を言われない時期だしなぁ。
で、家に帰りプチプチの入った封筒に薬を詰めて速達で出す。
郵便局から帰る時、ウィンストンが切れていたと事に気が付いたので、近くの酒屋へ行き購入することにする。カートンで買うとゴミ袋などをくれるんだ。オイラは、タバコを買うならカートンで買って、景品をもらってきなさいと妻にキツク言われている。で、店に着いたが車を停める場所がないので、道路の隅に路上駐車する。のんきに鼻歌を歌いながら縦列駐車をする。
♪ 人を愛して〜、人はぁ〜心開き〜 、ズリズリ…
…ん? ズリズリ?

あ、バンパー、こすってんじゃん… orz

車をこすったことがないのが、オイラの残り少ないプライドであったが、それは無惨に打ち砕かれた。うむ、年を取るごとにプライドというのはずたずたにされるものらしい…。
気を取り直して、店内に入店。グレンフィディッチが2480円で売っている。…あこがれのシングルモルトだ。シングルモルトは総じて高価である。ブレンダーが色々な樽のウイスキーからレシピを作り、その配合によってブレンド名を冠して売っている所謂ブレンデットスコッチとは違い、素直な蒸留所の特徴が現れ、しかも味は洗練されている。有名なところではマッカランや山崎などがシングルモルトだ。
オイラはそいつをゲットしてレジに持って行く。そして、ウィンストンのソフトパッケージを1カートンお願いする。店のオヤジは景品についてはなにも聞かず、ティッシュを袋に詰めてくれた。…なんだか、溜まっているような表情でもしていたのだろうか? …まぁ、いいや。
店を出て、マーチを見るとやはり左のバンパーに傷が入っている。パンパーなど、壊れるためについているのさ、と普段豪語しているオイラであるが妻より先に擦ったことに、かなりがっくりとした。
家に帰ると、元日ハムの廣瀬の頭が眩しかったが布団に入ってふて寝した。全く、このところのオイラは寝てばかりだ。
…目を覚ます。5時半だ。辺りは暗い…。
起きあがると、いつものようにパンツを履いていない。…う〜む。大学生の頃、ノーパン健康法を実践していたオイラは、油断すると寝ぼけてパンツを脱ぐクセが直っていない。困ったものだ。オイラは起きあがり、テレビで夕方のニュースを見る。そして、ウイニングイレブン7インターナショナルで遊ぶ。ふふふ、段々と強くなってきたぜ。オイラはご機嫌にサッカーゲームに興じた。
8時になり、オイラは友人宅に行って買ったばかりのグレフィディッチで楽しく飲もうと、連絡を入れていたので、その出発の準備をする。正直時間が余った。張り切りすぎるのも問題があるな。しかし、オイラは突然空腹であることに気が付く。よし、飯を食って友人宅へ行こう。そう決めた。
飯は、最近オイラの中で株が上昇しているなか卯へ言った。そして親子丼を頼む。うむ、なか卯の飯はうまいなぁ。ここはビーフカレーもうまいんだ。満足げにオイラは親子丼を平らげた。吉野家も、
「アメリカ牛の輸入を解禁しろー!」
と、顧客の心証が悪くなるようなことばかり言ってないで、少しは企業努力で質のよい商品を開発したまえ。でも、ハンナンの事件が絡んでいたりするから復活も体験かも知れないな。
オイラはいつものように、根拠のない裏情報を頭にめぐらせながら友人宅へ車を走らせた。
到着。奥さんも起きていらっしゃる。我々は3人でとりあえず酒を飲み始める。シングルモルトウイスキーはちょっと我々には上品すぎたような気がしたが、オイラとしてはとてもすっきりとしてうまかった。さすがに高い金を取るだけある。
友人の奥さんは、つまみを出してくれたり、ピザを焼いてくれたり、オイラにとても気を遣ってくれた。多分、オイラが中学生くらいに出会っていたら惚れたな。いや、間違いないね。
そして、おねむになった奥さんは寝室にフェードアウトする。オイラも一緒にフェードアウトしようかと思ったが、ご子息がいるのでそこは遠慮しておいた。
で、友人と二人になったオイラ達は、酒を飲みつつ泥沼の昔話をする。どれくらいの泥沼化って言うと、干潮時の有明海くらいの泥沼だった。思わずムツゴロウが飛び跳ねたりしそうだったもん。で、各々、過去への後悔を語りつつ6時まで起きて、ぶつくさと話をしていた。なんだか救われない過去の話であったが、それはそれである。ほろ苦く甘酸っぱい話なのである。ちょうど、酒を飲んでゲロを吐いた時のような味だ。まぁ、殆どが胃酸の味なんだけれどな。
そして、オイラは酒が体内に残っていそうだったが、夜明けが近づいてきたので車に乗った帰ることにした。
久しぶりにオイラの好きな、夜明け前の紫の空である。家に近づくと、粗めの雪が降ってきた。多分、ロマンスというのはこのような風景と共に始まるのかも知れないが、今な時間に起きているのは、水商売の方と芸能人くらいしかいないので、それは叶わぬ夢なのである。で、オイラは冷え切った家に入り、ジャーマンコートを脱ぎ捨て、ヒーターにしがみついた。あぁ、眠いけれど寝たくない。まるで、終わって欲しくない夢の瞬間のようである。