ぱけちゃん、おしゃまなの。

ふざけながらも世間を切るんだ、はてなブロブ版

金がないときの夫の無力さを知る

ハムライダー参上!

さぁ、金曜日だ。前日に妻から、
「明日はゴミ出し小坊主の昇進がかかった大事な一番だからね」
との通達を受けたが、正直言って大関までもう一歩と思っていたオイラとしては、すでにやる気ナシナシである。それでも、長年の経験に従って、なんとなく目を覚ましゴミを地味〜に抱えて放ってくるオイラ…。なんだか、使われている感がタップリと漂っていただろう。この時点で、待ちかまえるカラスとの勝負も負けが決まっているようなものである。そういう雰囲気を察したカラスたちは、オイラが来てもよけもしねぇ…。ある意味負け犬というのはこういう状況を指すのであろう。
家に戻り、布団を上げる。いつもの生活の始まりである。
しかし、左の頬に異様な違和感を感じる。…なんだ?
で、鏡を見てみる。
お、ムーミンみたいにぼっこり左のほっぺが腫れている…。
オイラは、一瞬「おたふく風邪か?」と戦慄を覚えた。そうだ、オイラは生まれて今までおたふく風邪にかかった事がないのだ。で、よ〜く分析すると左の頬の内側に鋭い痛みが走る。で、今度は手鏡で口の中を覗いてみる。
…うむ、なんだか知らないけれど口内炎の親分みたいなのが存在している。
個人的な分析をすると、奥歯の詰め物がかけて鋭く尖っているのだけれど、そいつが頬の粘膜を刺激する。で、そこから細菌が入って、リンパやそういう類を走って奥の方まで炎症を起こしているような感じだ。当然、口を開く度に痛いし食べ物なんか食べると激痛が走る…。ま、どのみち今日は金曜日だし、土日を挟んでそれでも様子がおかしければ、病院へ行った方が良さそうだな。何たって、顔がムーミンなんだもの…。で、オイラは食い物が食べるのが苦痛なので、
「ダイエットには丁度良いか…」
と、極めて前向きに考える事にした。
その後、FOMAの特徴的な機能であるデコメールの素材をパソコンで検索して、ダウンロードし、自分のサイトにまとめたものをアップして携帯に落とし込む作業をする。ま、基本的な機能の使い方は押さえておかないとな。オイラの知的好奇心が黙っていないのだ。こういうのだって、いつ役に立つかわからないしな…。
そうこうしている感に、あっという間にお昼だ。
オイラは、赤だしと残った御飯とさんまの蒲焼きの缶詰でヘルシーに昼飯を済ませた。まぁ、相変わらず獣肉食べたくない病は続いている。…思えば、もう2ヶ月も食ってないなぁ。一度、豚丼を食ったけれどすぐに具合が悪くなったっけ…。
飯を食い終わり、しばしパソコンを開き、チャットなどをする。主に、仕事関係で情報を頂いているのだけれど、非常にいい人なので気持ちも休らぐのだ。
3時くらいになり、あまりに寒くなったので茶の間に移動する。そして、シャワーを浴びる。
夕方に、妻が友人と遊びに行くと言っていたので、
「オイラは無料タクシーの運転手だ…」
と、ロバート・デニーロのように上半身裸で、銃のホルスターを装備し、鏡の前でポーズを決めていたが、勝手に歩いていくという知らせを受けたので、吉本新喜劇のように派手にズッコケてみた。まぁ、いつものように妻はそんなオイラの精一杯のご機嫌取りを無視してくれたので、心の中に北東よりのサムーい風が吹いたのは言うまでもない…。
妻が、外出した後インスタントラーメンと残っていた御飯で適当に腹を満たす。で、せっかく一人なのでオフコースの譜面を引っ張り出して、高らかに歌い始める。
…ううぅ、左のほっぺが痛くて歌どころじゃないぞ。
で、歌う事はやめて、おとなしく1982.6.30の伝説のオフコースのライブをビデオで見ながら、コタツでまったりした。この頃は、ライブビデオなんて一般的じゃなくて、価格が12800円もしたんだよな…。思えば、今は随分と安くなったよな。ま、収録されている内容自体もかなり恣意的な感じに割愛されているので、どっちが良いかと言えば微妙だけれど、未だにしつこく見ている点から見て12800円分の投資の価値はあったという事だろう。お母ちゃん、ありがとう…。
この時代のバンドは、今でこそ当たり前のサポートメンバーという概念があまり無かったみたいで、全部自前でやるのが当たり前だった。ギターなんかもワイヤレスじゃないからシールドに縛られて、動ける範囲も決まっている。それでも、迫力があるんだよねー。これは、バンドの力なのか、それとも気合いなのか、バンド経験のないオイラには知るよしもない。
で、コタツにいたため自然と寝てしまった…。
…うう〜ん、電話が鳴っている。…妻からだ。出る。…迎えにこいという事らしい。で、のんびりと出発の準備をしながら、プラネット・オブ・エイプスを見ていた。ちょっと面白そうだったけれど、妻が待っているので渋々出発する。車の中はカチンカチンに冷えていた。やーれやれ。
で、妻とその友人を乗せ、友人宅まで送り、家に帰る。ま、この辺りは失業中のオイラといしては文句の言えないところだ。
その後、いつものようにパソコンの常連のチャットルームに入るが、あまり夜中にキーボードをカタカタと鳴らしていると、妻から激怒されるのでほどほどにして寝る。…うむ、思い出しながら日記を書くと、なんだか適当だな。