ぱけちゃん、おしゃまなの。

ふざけながらも世間を切るんだ、はてなブロブ版

寝たばかりだと、体重が増えるもんだね

齧歯類の町作り

怠惰な日曜日がやってきた。そう、でも早起きじじいになりかかっているオイラは、なんと5時半に目を覚ます。…それでも市場関係者に方々に比べればお寝坊さんね。ごめんなさいね…。
でも予定外に早く目を覚ましたオイラは、仕方が無く朝っぱらから懸賞サイトで色々とクリックする。…多分、これをやる限り自分の運の無さをまざまざと認識させられるみたいだから、いい加減やめた方が良いような気がする。
一通り、作業が終わりのんびりとしていた。この間、あまり記憶が定かではない。
ハッと気が付いて、テレビのスイッチを入れたらマジレンジャーをやっていたようだ。特に集中してみていた訳じゃないのだけれど、放送時間と言い、登場人物の話の内容と言い、なんとなくそんな気がしただけだ。ま、仮面ライダークウガには、どんなヒーローシリーズも叶わない。オダギリジョーの出世作である。あれは、とても良い番組だった。
で、再び寝る。
まるでスペイン人のような生活だ…。
起きていつものようにサンデージャポンをみる。相変わらずふざけながらも世相に鋭く突っ込みを入れるこの番組が好きだ。そして、この番組でTBSの株は上がり、筑紫哲也がすべて台無しにしている。…ま、バランスがとれていて良いのではないだろうか。
お昼頃からにわかに具合が悪くなり出す。寝ても具合が悪いし、何か作業をしていても具合が悪いので、渋々皿を洗って昼飯を食らう。で、その後文庫本を引っ張り出して読み始める。その間、具合の悪さは全く収まらず。…いったい何だったんだ、こんな暮らし〜、こんなリズム〜、いったい何だったんだぁ〜♪
という尾崎豊の歌のフレーズが頭を流れる。
今読んでいるのは、天童荒太とかいう最近の小説家の「ありふれた愛」という本だ。正直、ありふれた愛よりマドモアゼル愛の方がオイラにはフィットするけれどな…。
読んだ人にはわかるかも知れないが、オイラは過去の営業をやっていた時の自分を思い出してひとしきり凹む。で、気分転換と具合の悪さを誤魔化すために、ちょいと車で外出する。途中にたばこ屋さんでウィンストンを買おうと思った。けれども日曜日は休みだった…。次に、セブンイレブンで買おうと思った。しかし、ここにもウィンストンの新パッケージ版が入荷していたので買わずに引き上げた。そして、近所の自動販売機で祈るような気持ちでボタンを押したら、旧パッケージのウィンストンが出てきてホッとする。
新しいパッケージのウィンストン(赤)は、JTが勝手にニコチンとタールの量を減らして不味くしやがったので絶対に買わない。新しいタバコの銘柄を試行錯誤する日々が始まると思うと、オイラの不快指数もピークに達しそうだ。
思えば、マルボロが勝手にニコチンタールを減らされて、マイルドセブンのような味になりキャメルに逃げた。そうしているうちに、JTがレイノルズタバコからキャメルのライセンスを買い取って、新パッケージに変更したついでに、トルコタバコの葉っぱをカットして、独特の風味をドブに捨てやがった。普通にタバコに成り下がった偽キャメルはオイラの好みではあり得なかった。そして、色々とさまよいながら一番「真キャメル」に風味が似ているウィンストンにたどり着いて約1年半。再びJTの陰謀に合うとは思ってもいなかった…。
…もう絶対に、JT製のタバコはかわねぇ。…とはいうものの、何を選んだらいいのかしら? かまやつひろしに従って「ゴロワーズ」にでもしようかな…。
で、怒り心頭ながらも旧ウィンストンでご機嫌を直したオイラは実家に立ち寄る。…うむ、誰もいねぇ。
勝手にコーラとスナック菓子を食いながら「20世紀少年」を読み、満足して家に帰る。家に帰る途中、エレガントな友人宅により、グランツーリスモ4を借り受ける。折しも彼の家では、バーベキューの真っ最中であった。で、普段滅多に目留する事のない子供をたくさん見る。基本的に子供が大いに苦手なオイラであるが、学校で色々と勉強しているせいか、自然に子供の視線に体を落とし、会話をするオイラ。…なんだか違和感ありまくりなんだけど。
そうすると、2歳くらいの彼の奥さんの妹さんのお子さんである女の子がにこにこしながら寄ってくる。…ふぅ、参ったぜ。いつもオイラは小さい子供とばあさんにモテモテだ。同じくらいの女性には不人気だけれどな…。
で、
「お名前は?」
と、大人と同じ対応で話しかける。オイラ、子供言葉が嫌いである。認知症のご老人も子供言葉を話しかけると、認知症が進行してしまうのである。きちんとした人格を持った人として接することが重要である。
で、返ってきた返事は、
「ダー、(指を五本こちらへ向ける)」
「……。」
…かなりオイラのコミュニケーション能力はクライシスまっしぐらだった。その後も、マジレンジャーに首っ丈の男の子や、エレガントな友人のご子息にはオイラのマーチを
ランボルギーニって言うんだよ」
と、適当なウソを教えながら世渡りを暗に指導した。
家に着くと、晩ご飯は外食らしかった。
南郷通の牛角に行くと、店員の名前が、
「かぼちゃ」だったり、
やみつき塩キャベツ」だったり、
なんだかかつて子供の頃に遊んだフルーツバスケットを彷彿させるような名前の店員ばかりだった。
飯の後、ジャグラーで1000円アタックをする。
……。
もうオイラの運は死んでしまったのかな? それともオイラが死んだ方がいいのかな?
家に帰ったオイラは、タップリ増量したワイパックスを飲み干し、いたくなった腰にインドメタシンを塗りたくり、明日の授業に備えて眠るのだった。ま、お約束だがパトラッシュに
「僕は疲れたんだ…」
と呟いてから寝た。溢れる涙が枕をぬらし、ハムスターたちはそんなオイラをあざ笑うかのように賑やかに回し車の音を軽快に鳴らしていた。ぬー。