ぱけちゃん、おしゃまなの。

ふざけながらも世間を切るんだ、はてなブロブ版

凍結した道に一歩を標し、そのまま滑って病院へ

どちらかというとグーグー・カンモ

さ、木曜日だ。週刊サンデーの発売日である。いつも木曜日にはコンビニに行き、缶コーヒーを買うついでにサンデー掲載のからくりサーカスを立ち読みしてくる。そしてご機嫌な状態で週末までを乗り切るのである。
で、それを楽しみにしつつ朝の支度をする。しかしなんだか面倒な感じがしたので弁当を作らないで出発した。丁度妻が午前中病院へ行くとのことだったので、乗っけてもらうことにする。で、コンビニだ♪
あ、げ…。
財布の中身がスッカラカンだぜ。これはお昼用の水分のためにとって置かなくてはならないお金。あぁ、この缶コーヒーを買えるお金が憎らしい…。
と、旅芸人一座の様に一人芝居をしていたら、妻におかしな物体を見るような目つきで黙殺された。…ま、いいんだ。
で、学校到着。いつものように地下1階へ降りて、タバココーナーでタバコを吹かす。
むぅ……。
…アレ? これ車の鍵じゃん。
発売当初は、意味もなく高級機能をぶち込んだと揶揄されたマーチのインテリジェンスキーであるが、今やすっかり慣れてしまっている。鍵をポッケから出さなくても、身につけているだけで鍵も開けられるし、エンジンもかけられる。そして、運転手に鍵を渡さないまま、オイラが降りて、それでも車は走っていく…。
だめじゃん。鍵かけられないじゃん。
急いで携帯に電話する。ま、当然のことだが言葉も少なく妻は豊平川に戻ってきた鮭をかっさらう熊のように、オイラからマーチの鍵をかっさらっていった。
…うむ、ぱけちゃん減点20くらいだな。
暗い過去など脇によけて、授業に向かう。今日で介護報酬請求事務の授業が終了だ。嵐のような素早さで授業が駆け抜けていったが、幸いにもこの手の事務作業慣れをしているオイラにとってはさほど難しいことではなかった。…そりゃコンピュータのプログラムの仕組みなどを考えるようなことをしていたからな。オイラよりもっとスムーズに対応できるヤツなんていっぱい居るんだ。
で、昨日と同様、回りのおばちゃん達が慌てふためいている中、サクサクと問題をかたづけては、答え合わせまでの間、昼寝をする。…もっとも後方にうるさいオヤジが質問しまくっているから、本当に寝る事なんて出来ないのだけどな。いっそのこと、10トン爆弾くらい落としてやりたいよ。そんな空気がオイラだけじゃなく、クラス中から漂っていた。まさに第二次世界大戦前のバルカン半島だ。
昼休み。お金がないので、のんびりと他の人が光らせるジャグラーのランプ、そして揃うボーナスを眺めて幸せな気持ちになる。いいもんだ♪
そして教室に戻ってきてから、強烈に鬱な気持ちになった。…おいらってぇ、いったい何だったんだぁ。
で、3日間のギュウギュウ詰めの授業が終了。ま、検定試験は8割の正解率で通るらしいので、気をつければ大丈夫だろう。少なくとも簿記よりはずっとわかりやすかった…。
授業が終わり、3連休の期待が満ちているみんなの空気を感じながら学校を出る。で、極細字の万年筆をはじめ、愛着が湧いて一生使えそうなステーショナリーをしげしげと眺めてくる。それもこれも高いのだけれど、一生使えそうなものを買うなら最大分割のローンでもいいような気がするんだよなぁ。…そういうと必ず、
「ローンはいかなる理由があっても駄目だ」
という輩に出会ってしまう。そこで考えてやはり必要なら、早い内に入手した方が良いというのがオイラの考え方だ。
地下鉄に揺られて帰る。どうやら、新人なのかわからないけれど下手くそなブレーキのかけ方で、隣にいた学ランの高校生なんてその度にイソギンチャクのように右に左に揺れていたよ。でもオイラは見逃さなかったんだぁ。キラリと光ったヤツの目が、ハクいお姉さんの胸元を狙い、偶然を装って飛び込もうとしていることを。で、思わず
「その時には混ぜてくださいね」
と語りかけると不思議そうな顔をして、隣の車両へ移動していった。うむ、これって人払いに使えるテクニックだな。
家でのんびり。晩ご飯を食う。多少買い物に行って、ベルギーワッフルなぞを久しぶりに頬張る。…なかなかうまいじゃないか。オイラの愛すべき銘菓「なごやん」には敵わないけれどな。フフフ…。
で、マッタリパソコンで色々なネットワークを使って情報収集をし、癒されつつ眠るのだ。良い夢見るぜ…