ぱけちゃん、おしゃまなの。

ふざけながらも世間を切るんだ、はてなブロブ版

つかなかった蛍光灯が今灯った…

12三枝、5963

気が付いたら世間から取り残されているような気がしたことがありませんか?
それは、周りの人や環境が悪いのではなく、あなた自身の「ついていこう」とする意識が弱いからなのです。
…お元気ですか?ジェームス・ドブソンです。


ま、こんな書き出しをして意味がわかるのも配送の運転手や、テレフォン人生相談を欠かさず聞こうと11時のHBCラジオを付けっぱなしにしている人だけだろう。
さて、昨日からオイラは夜勤に入っていた。
率直に現状を簡潔に報告すると、入居者が二人増えた。しかも要介護度が4と5であり、言葉を正確に発語できないため意志をくみ取ってもらいにくい人であり、着脱衣や食事、当然排泄などもほぼ全介助に近いくらいであるので、一気に負担が増えた。…それでなくても要介護度が高い人が多かったのに。
そんな訳なので、ユニットを移動させられて最初の夜勤と明けを勤めたオイラは半分死にそうになったよ…。
しかも、介護記録を記載して帰る間際に怒号のポータブルトイレに軟便中量を2連発もカマしてくれる方がいらっしゃって、まぁー疲れてわ。…出来れば一度に軟便大量にしてくれる方が、まだ掃除が一度で済むので楽だったに違いない。なんて、愚痴をこぼしても仕方ないけどな。
あ、そうだ。何故か昨日は尿漏れサンデーだったんだよ。オムツから尿が溢れて、寝間着やドローシーツを湿らせた方が4名…。今日の洗濯係の方、お疲れ様でした。まだユニットを移動して、排泄時間の感覚がわからないからこういう事になる。これって、介護者の負担もでかいけど、何より気持ちが悪いまま何時間が寝たままになっている利用者の方が一番大変なのである。
…運営の都合もわかるけど、一度になんでもして事故が起きないことを願うばかりである。はい。
そんで、帰ろうとして外に出たら車が見あたらなくて、オイラが停めた場所にカマクラが一つ建立されている。
……むぅ。
ホームからスコップを持ちだして、そそくさとオレ色マーチを発掘する。その作業はまるで、太古のロマンを現代に蘇らせるような素敵な作業…、な訳ねぇだろ。時折キックをかまして、クヌギの木の上のクワガタやカブトムシを落とすように雪を落とし、時折イチローのようにシャープな振りで、積もった雪をなぎ飛ばした。
近くをみると、同じく夜勤明けの隣のユニットの若い女の子がオイラと同じようにキューブの発掘作業をしていた。よく見ると、
「除雪の邪魔だ」
と、張り紙がされていて、
「こんな事張られても、夜勤ですからねぇ〜」
と、サバサバ発掘を続ける彼女に強い意志を感じた。…まるで、切り株を引っこ抜いてまで家に戻ってくるチョビ(佐々木倫子著:「動物のお医者さん」を参照の事)の帰巣本能の様だった。
お互い敬礼をして、それぞれに家に帰る。
…ま、オイラは雪が小振りになるまで職場近くのゲーセンのメダルコーナーのスロットに100円を入れて遊んでいたけどな。ま、1000円アタックならぬ、100円アタックだ。
ジャグラーガールでビックとレギュラーボーナスを引く。
…何だか、パチスロ店と子役の当たりが違うんだけど? …これは、どちらかが不正にROMを書き換えているからと言うことだろう。…ま、どっちとは言わないし、推測するに両方とも書き換えているだろう。
雪がいったんおさまったので、フラフラになりながら家路につく。
たどり着いたらいつも土砂降りとはよく言ったものだが、家に着いたら妻のマシンガントークがあり、オイラはそれがどうしても子守歌に聞こえたので、コタツに潜って深く眠った。…誰かが
「おやすみ、坊や…」
と言ってくれたら、もっと素敵だったのにな。


夕方起きる。どうやら、3名の全身介助で腰を変に使ったらしく、痛い。…腰痛は介護職の持病とは言われるが、グループホームでこんなに酷使するとは思わなかったぞ。…だいたい、ユニット内での意思の疎通と、役割の分業によって自分の生き甲斐を持って生活することで認知症の進行を遅らせるのが目的なのに、これじゃぁミニ特別介護養護施設なんだよ。…まったく進行とどまらないという感じだぞ。とどまることを知らない、トゥモローネバーノゥズだ。
で、スターウォーズの素材画像をホームページビルダーのウェブアートデザイナーで加工し、自分専用の
「自分の楽しみのために利用しているので、著作権関係ないですよ?」バージョンの壁紙を設定して、力尽きた。…寝る。