ぱけちゃん、おしゃまなの。

ふざけながらも世間を切るんだ、はてなブロブ版

日記的文章なのです

このところインテリぶってコラム風な書き物ばかりしていたので、ルーツであるお馬鹿な日記でも久しぶりに書いてみるか…。
朝5時頃、オイラはうなされていた。何だか足下が冷たくて不快な思いを抱えているのである。で、目が覚めた。
…窓全開で、雨が入ってきているジャン。
しかも布団の足下が濡れているジャン…。
そりゃーうなされるわ、と思いながら茶の間に移動し、とりあえず両切りタバコでもっともコストパフォーマンスにすぐれていると思われるゴールデンバットを吸う。しかもおじさんがよくつけているような、プラスティックのフィルターを付けてだ。理由としては、両切りタバコを吸いなれないオイラはタバコの葉も一緒にくっちまうからだな。…食べると毒なんだぞ。タバコの葉は。幼児のそばに置いちゃいけないんだぞ。
吸い終わってちょっとラリったオイラは、このまま起きてニュースでも見ようか悩んだが、再び寝ることにした。どうやら自分でも気が付かないうちにとんでもなく体がつかれているらしい。…ま、職場の同僚はオイラのひどいシフトを見てよく同情してくれるもんな。
で、なんかかんやと再び寝た。正直、足下の濡れた布団を避けるために小さくなって寝た。まるで、魔物に怯える小さい子供のように…。
10時になり、適当にシャワーを浴びる。何というか、ハゲ頭と言うのは洗髪が楽だな。バスタオルで拭いただけですでに外出可能だ。
とりあえずマーチに乗ったオイラはご近所の「アイマート」という酒屋兼世界のタバコがおいてあることでオイラのお気に入りの店に行き、ゴロワーズレジールとジタンを買う。店のオヤジに、
ゴロワーズのブロンドとレジールって何が違うの?」
と尋ねられたので、オイラの小さい脳みそをフル稼働させて黒タバコと黄タバコの違いですよ、と答える。オイラの小さい脳みそでは小人さんがグッタリするほど、その蔵書を調べて大変だったと思う。
ゴロワーズってクセ強すぎない?」
とすっかりなじみのオイラに尋ねてくる店主に
「えぇ、人によっては馬小屋の匂いと言いますね」
とエスプリを効かせて答えると爆笑。2本入りのサンプルタバコを2つもらう。
ジタンのブロンドとパンダとか言うヤツだったな。
良い収穫だ。
ヨロヨロと職場に潜入。黙々と働くオイラ。職場の不本意な待遇にもめげずに頑張るオイラ。その姿はさながら、24時間マラソンで、回りに持ち上げられながら悲壮感タップリに武道館へやって来るランナーのようである。
…もっともカメラが回って無い時は、豪勢なステーキでも食べているんだろうけどな。ステーキが食えないオイラの勝ちだ(悲壮感では)。
汗だくだくになって入浴介助をする。途中、よろけたじいさまをかばうために湯船の湯に座り、パンツまでぐっしょりになる。…泣きながら自然乾燥したよ。
この後も、晩ご飯の鮭を焼きながら、洗濯物を干したり、以前入居していた方が残していったベッドとポータブルトイレを管理者の命令で泣きながら洗浄したり大変だったんだ。
で、何とか勤務時間より15分遅れて退勤する。本来なら残業なんだけどな。
こういう職場って、退勤時間になったからと言ってホイホイと帰れない。同僚一人に押し付けるのも大変だしな。だから、サービス残業グループホームと言うのは成り立っているような気がしてならないのである。
ちなみにオイラは、このサービス残業の時間を「ボランティアタイム」と呼んで揶揄している。
雨に濡れた街の中をマーチに乗って家路につく。
かつてオイラは凄く車に興味が深かった。もちろん今も車は好きだ。帰りの札幌新道を走っていると気持ちがよくて、そのまま日勝峠辺りまで飛ばしてしまいたくなる。…ま、ガソリンがないからそんなこと出来ないけどな。
でも、エンジン音だけを聞きながら流れる街灯を睨んで走るって気持ちいいな。マニュアルだったらもっと楽しいのだろうけど。
家に帰ると、実家に帰省中の妻はいないが、ハムスターが2匹、
「餌よこせ。ほれ、餌よこせ」
と騒いでいる。だからオイラは自分の着替えも棚に上げて奴らに飯を与え、トイレを掃除する。…ボランティアタイムは延々と続くのである。
今日もうなされ寝るんだろうな。だって、布団が乾いてないんだもん。