ぱけちゃん、おしゃまなの。

ふざけながらも世間を切るんだ、はてなブロブ版

和やかな名古屋’93

「ぶら下がり? 持ち上げ?」


ほら、気張っていけよ!
・・・というモモタロスの姿を思い浮かべながらオイラは目を覚ました。
仕方ない、まだ2回目だからな。キバットバット?世の声も関俊彦にスゲ変わったりするんだよ。というわけで、オイラは目覚ましできちんと起きて、ゲキレンジャーから正座をして楽しくスーパーヒーロータイムに突入した。
正直、日曜日の朝は仕事をしていた時より寝坊率は少ない。
で、ゲキレンジャーは1年近く敵として活躍していた二人が、あっけなく昇天〜あの世で幸せに、という感じになりました。この展開にオイラは思わず、拳を額に当てて
・・・まいったぜ。
と言ってしまったが、淡々と物語は進んでいった。来週最終回。こうご期待。
そのあとは仮面ライダーキバ第二話だ。基本的に仮面ライダーの設定として、敵の属性や同じ能力を持つ主人公が戦う、というものがあるらしい。そういう意味で、キバはこの基本的設定を踏襲していると言える。そして、なんだかファニーな仲間達と一緒に戦うというのは仮面ライダー電王を踏襲しているものと思われる。・・・もうちょっと、革命的にがんばれな。
相変わらず謎を小出しにしながら物語を進めていくというアプローチのため、訳がわからないまま見ていくことになるわけだが、最近のオイラはライダーのスーツアクターの人に夢中だ。
スーツアクターという聞き慣れない言葉だが、要するに「ライダーの中のひと」の事だ。
仮面ライダーアギト以来、ときめいたカブト、虜になった電王、そしてまだクレジットにはっきりと出されていないが、今回のキバもメインのスーツアクターさんは高岩成二氏らしい。この人はJAEの人で、JAEとはかつてのJACである。JACと言えば世界のサニー千葉ちゃんや、若い頃の真田広之とか、長渕剛の奥さんであり、ビジンダダーとしての暗黒歴史を持つ志穂美悦子が所属した事務所であり、大人の事情で買い占められて千葉ちゃんが撤退し、現在に至る事務所だ。
ま、そんな芸能事情は脇に置いておいて、オイラは仮面ライダー電王のクライマックスフォームの一人芝居を目にして以来、高岩氏にぞっこん惚れ込んでいるのである。
けどスーツアクターと言うものの、かつてのイメージというか、
「ひげ面のむさ苦しい、おっさん」
という感じではなく、優しい表情をしたなかなかのイケメンなのである。頑張ってくださいね(花束)
たまにやられ一般人役で、顔出し役でちょろっと移っていたりもするので探すのも楽しかったりする。
・・・全くもってマニアすぎるヒーローものの見方である。
仕方ないね、虜になるってそういう事よ。


そして、安心して関口宏サンデーモーニングを聞きながら再び寝るというのが、オイラの日曜の過ごし方である。


昼になって、腹が減ったので外出し、母の家に身を寄せて、隠し持っているお菓子を平らげて帰る。全くもって、寄生虫なオイラである。


その後、さえない暮らしをして過ごす。どうやら、左側にニコチンパッチを貼ると具合が悪くなる様子。そのことに気がついた時には、すでに具合が悪く、オイラの心臓の真上くらいにニコチンパッチが貼られている。・・・仕方ない、ゴロゴロして過ごそう。


今日は節分だったらしい。節分といったら立春ですよ? 春ですよ? 太陰暦で言うところの正月でしょ? 旧正月ですわ。
せっかくなのでスーパーの売れ残りの恵方巻きにありつくために8時くらいに生協に行った。そして、冷凍食品売り場に行って、仮面ライダー電王リュウタロスのように両手で指さしながら、
「冷凍餃子、みっけ!」
とたっぷりの嫌味を言ってから、冷凍食品を冷やかした。・・・結構たくさんあるのねぇ、冷凍食品。
でもよーく観察すると、それほど安いというものでもないよな。コストだけで言えば、自らの人件費をただと考えるならば、自分で作った方が安いよな。・・・面倒だけれど。
で、大量に売れ残った恵方巻きを買って家に帰り、
「今年の吉方角はなんなんとうーっ!」
と、絶叫しながら一口でかじる。これって、名古屋の方の風習で、大学時代に住んでいたオイラには珍しい行事ではないのだけれど、最近は商魂たくましく些細な行事でも売り上げを稼ごうとしているよね。
・・・豆食え、豆。適当な豆で言いジャン。大豆はかなり輸入物だし。遺伝子組み換えだって紛れているよ。中国ばかり非難されているが、アメリカだって、オーストラリアだって、汚いことはたくさんしている。ま、極端に物事を見過ぎるなということだ。
そうして、日曜の夜は更けていくのである。日曜日なんて嫌いだ。