ぱけちゃん、おしゃまなの。

ふざけながらも世間を切るんだ、はてなブロブ版

そんな時代もあったじゃない 2009


「どこ無くおすましベイベー」



ここはどこの地獄じゃい?
とつぶやいていたかどうかは怪しいが、とりあえず目を覚ましたときには正午をちょっと前に控えたくらいの時間であった。
いや、実は最初に目を覚ましたのはもっと朝早くの事なのだけれど、例によって解除し忘れた携帯のアラームによって目を覚まし、記憶も定かじゃないうちに再び寝てしまった。・・・こういう二度寝の仕方が慣れてしまうと寝坊をしたりするようになるんだよね。気を付けないと。
とりあえず、決して気持ちがよいとは云えない土曜日(珍しく休日)の昼の一時。色々と頭をよぎるものはたくさんある。正直、世の中にたくさんある不安をかき立てる出来事の中で、今一番オイラの頭脳を悩ましているのがオヤジ殿の「ガン疑惑」である。まー、いい加減還暦も超えた頃だし、小田和正と同い年だし、こういうヘビーな病気の一つも出てきておかしくない頃なんだけれど、それにしても昨年の脳出血やリハビリにまつわる大騒ぎ。それに伴う職場の解雇としょんぼりと気分が沈みがちな姿と見ていると、
「・・・団塊の世代というのは、途中の倒産などで職場が無くなると本当に線路に戻るのが難しいのだな。」
としみじみと考える。まぁオイラの年代も「ロストジェネレーション」とか言われて、大卒後の食いっぱぐれのない生活が保障されたかのように対して疑う事もなく、流れ作業のように努力も少なく企業に入り、
「どうも、大学に入ったからと言って生活が保障されている訳じゃないのね。」
と思い始めた頃には鬱状態が本格的になって一気にラインからドロップアウトしたもんな。
というおもーい思考を頭脳にしたため、色で語ると紫色をしたため息をはき出し、そしてしょぼくれながら安くなっているうちに(月に1回限定の)ガソリンを入れに車を転がすのである。
・・・走り始めると、左のウィンカーの点滅が通常の倍速である。


・・・絶対にいつかやっつけてやる。


そんなスーパーネガティブな思考を携え、再びウインカー部分をこじ開けて接点を回復させなければならない事に思い悩む。気候が穏やかな頃の作業はあまり苦にならないが、この極寒の下で車作業をするのは超面倒だ。そんなわけで、後ろの車の迷惑を無視して放置する事にした。どうせ、直しても冬道のガタガタで再び接点が悪化するんだ。・・・死ね。


ガソリンをおとなしく入れてもらう。
せっかくなのでチョイとそのまま冷やかしツアーへとなだれ込む。
セカンドストリートにまるで店員であるかのように自然な感じで入店する。
とりあえず、中古パソコンを眺める。・・・死ね。ほとんど新品なパソコンばかりじゃないか。
楽器コーナーを見る。・・・死ね。
そもそも欲しい製品が無い。現在必要性を感じているのはアコースティックシミュレーターを搭載したマルチエフェクターなのだけれど、どうにも思ったような値段で売ってくれていない。
と言うわけで、10年に一度お気に入りの服を発見するとそればかり着倒して、他には目もくれないオイラの最近のお気に入りは「古着」である。何がよいかというと値段が安からである。「お目が高い」病にかかっているオイラにとっては、手に取ったお気に入りの服や携帯品(カバンなど)なども新品で買うと
「お目が高い!」
としょぼくれてしまうようなものも「中古価格」なので、そこそこ肩を落とさなくても済む。
今日はビクトリノックスの衝撃吸収剤でカバーされたカバンが3800円でオイラの価値観とマッチしていたのだけれど、1時間くらい考えて止めた。・・・冷やかしの熟練度が増してくると、買わずに満足してしまうようになるのが困ったところだな。一応鼻くそを付けて退店する。


次にヤマダ電機を冷やかす。
電機屋ばかりは絶対に買えないような値段の品物ばかりでも、世の中の趨勢をとらえるという意味では定期的に且つ細かく除かなくてはならない。だって、それが求められる仕事をしているんだもん・・・。
そして、階下にひっそりとたたずむ「レンタルショップ・ドン」という名の「中古パソコン屋」を覗く。
ここはお気に入りで毎日でも訪問したいところなのだけれど、絶対に店員に顔を覚えられるので1ヶ月に1回が限度である。そして、オイラが破壊してしまった富士通bibloマザーボードを発見するためにジャンクパソコンの山を注意深く観察する。・・・今日もオイラの破壊されたbibloに適合するジャンク品を発見する事はできなかった。ふと、レジ前を見ると中古CPUが山盛りになっている。そこで発見したのはpentium3のカッパーマインタイプの1GHzのCPUである。
おぉ、オイラはコイツをずっと探していたんだよ。
メインのパソコンであるNetvistaのA40はpentium3の800kHzであるが、確か昔調べたところによると規格としては同種に当たるこの1GHzのCPUを換装できるかもしれない、と言う事で3年前から探していた。しかし、当時は随分価格も高かったので我慢していたが、ここに来て525円で売っている。迷うことなく購入し、次の冷やかし権利もゲットしたオイラは早々に家に帰る。


「CPU換装術」
それは、とても慎重な作業である。人間で言えば心臓移植くらいの作業なのだ。心臓手術と違うと言えば、特に免許が無くてもできる事くらいだろう。
と言うわけで、早速パソコンを引っ張り出し、分解して現在ひっついている800MHzのCPUを引っこ抜き、1GHzに差し替える。
過去に手順は勉強していたんだ。換装したあとに電源を入れると
「CPUの変更に伴う、BIOSのアップデートが見つからないよ。」
とメッセージを返してくるので、以前FDD保存しておいたBIOSで書き換えるのだ。
ほれほれ、出た出た。よし、FDDを入れて再起動。


・・・FDドライブがぶっ壊れているんですけど。
・・・むう。


仕方なくもう一度ボードのFDDコードを差し替えたり、ノートパソコンにひっついていたFDDを持ってきて付け直したりしても一向にFDDにアクセスしてくれない。どうやら、ボードのFDD部分がぶっ壊れているようだ。
これにより、起動がHDDかFDDからしか対応してないオイラのおんぼろパソコンは二度とOSの再インストールができない事も発覚した。
全く有意義じゃない一日となって夜は更けていく。・・・死ぬぞマジで。


そんなわけで、心を落ち着けてUbuntuをだんだんとまともに使えるものとして設定を更新しています。なかなか軽く動くし絵的に楽しいのでいじっていると飽きませんね。
こんなこともできたりするのです。

Ubuntu expo」