世間を黒く塗らずに、自分を黒く塗ってみた。

「少しずつ、性能を検証するカメラ道」 by iPhone3GS


2年ほど前の搾取期間工時代はお盆と言うものは「生産調整」の為に存在していたのだけれど、いまや期間工という職種自体が存亡の危機にあるという。ま、そうだよな。元々が生産調整弁の役割だったのだから。忙しい時は待遇の改善なしに酷使されるし、暇な時はあっさり契約解除される。そんな風にして早々にボードにのってしまったオヤジどもとその一族のために働くのだ。古の時代は、こういう人たちは貴族であり君主であり、それなりの見返りを民衆に与えたものだ。研究者はそういう時代を封建時代というらしい。そういうこともしない君主は「暴君」と言われたという。今の日本はまさに暴君だらけである。特に、日本の経済を握っている連中はねぇ・・・。
という夢を見て目を覚ますと、地震で静岡が大変なことになっていた。東名高速の路肩が崩れており、いかにも通行止めな状態だった。
オイラは、どこまでのっても1000円、ETCキャンペーンに乗せられた人々のことを思って
「ざまぁw！」
と、瞬間的に反射したが、いやいや真面目に人から人へお渡しする荷物をホームでぶん投げたり、蹴飛ばしながらも、トラックに積み込んで、運んで生計を立てている人たちが困るんだ。不謹慎になってはいけない、ともう半分のオイラが反射してじっとその様子をテレビで眺めていた。
「これって、手抜き工事じゃねぇの？」
とも思えるような崩れ方だったけれど、土木工学についてはあまり詳しくないので素人意見は控えめにしておこう。ただ、実感として
「手抜き工事じゃねぇの？」
と思っただけだ。思っただけ。
・・・手抜き工事。


お盆など関係の無い仕事をしているオイラは、やはり世間の流れとは全く関係なく今日は休みだった。
休みだからといって、ウキウキワクワクショッピングする訳でもない。じんわりと家に籠って寝倒す。
昨日帰ってきた時など、
「うぉ〜....。か、体がうごかねぇ。」
と、床でのたうち回りながら襲いかかる頭痛、腰痛、膝の痛みに正面から立ち向かうこと無くとっととイブプロフェンを投与して寝た。・・・せっかく翌日が休みの夜だというのに。
そんな休日は、時折目を覚まし、仮面ライダー龍騎を見ては、疲れてくたばり睡眠に落ち、また目を覚ましては眠りに落ち、気がつくと夕方になっていた。
何をしたいという気力が失われているオイラだ。そんな生活で別に良い。それでも、下痢でシーツを汚すのは面倒だし、再びヒメカツオブシムシが発生するのも嫌なので、おとなしく病院へ行く。で、今回もケツに指を突っ込まれることもなく処方だけを受けて様子見診断で帰ってきた。楽で良い。


晩飯を考えるのが面倒だった。あっちへふらふら、こっちへふらふら。とにかく食べ物を見ると急に食欲が無くなるのだ。
いっそのことイメージだけで腹がいっぱいになれたらどんなに幸せなことだろう。イメージだけで食えていけるならオイラは毎日銀河鉄道999の食堂車でビフテキを食いながら生活をするだろう。・・・いいね、このビフテキという昭和臭い響き。


それにしても、腐れMacのキーボードも手になじんでしまったな。
こうして毒されて、上質なキーボードは忘れられていくのかもしれない。まだ、デスクトップ用のMacキーボードは多少マシなんだけれどな。