ぱけちゃん、おしゃまなの。

ふざけながらも世間を切るんだ、はてなブロブ版

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「立ちはばかる壁」 by iPhone3GS


イッテキヨタ、大腸カメラ。
結果は検出した組織の病理検査を待たなければいけないのだけれど、内視鏡で見る限り典型的な「前大腸型」の潰瘍性大腸炎だった。まぁー、いわゆる厚生労働省認定特定疾患という奴で、簡略化して「難病」と言われている奴だ。
発生の原因不明、治療が確立されておらず、対処療法しかないというアレだね。
人によって、すぐに直ったり、人によっては全然直らなくて大腸がんを併発したりするという結構重病だ。
そのあたりの察しは付けて望んだので、別にショックでもなんでもないんだけれど、正直いくら治療費の減免のある難病といえども、しつこく病院に行くのが面倒だ。やれやれ。


で、検査なんだけれど、一番キツかったのが2リットルの下剤を飲んで、尿と同じような色になるまで下痢をだし続けることだった。この2リットルの下剤、妙に味がついていて、薄いレモン汁に塩と化学調味料を入れたような感じ。
最初の一口を飲んだ瞬間に、さま〜ずの大竹のように


まじぃ〜


とうなってうずくまるほどだった。
2リットルの下剤を飲むまでに、そのまずさで何度も嘔吐いて1リットルの涙を流した。
しかも、終いには普通の水でその下剤を流し込む始末。
なんとか飲んで、色がクリーミーになる頃にはよろんよろんのフランフランだった。


検査開始をする。
ケツに穴があいた紙パンツを履く。病衣を着る。
受け狙いで、大きな穴の開いた方を前にして登場しようかと思ったが、看護師さんが大変なことになるので止めておいた。


いよいよ寝台に寝転がされて、内視鏡を挿入。・・・痔の時の先生の指といい、何かとオイラはホモでもないのに肛門にものを突っ込まれる男だ。
内視鏡はねぇ、とりあえず一番奥の小腸の出口まで突っ込んでバックしながら作業をしていくのだけれど、何度か腸の壁に触れる時に、
「これは厳しい腹痛だ」という激痛が走る。けど、痛いのは嫌いだけれど痛いことに晒され続けているオイラは我慢する。
末端まで到着した時は本当にほっとした。それからバックしながら内部を見ていく。丁度オイラの目の前にモニタがあったので、先生と世間話をしながら感想を述べていく。
まずね、普通の人の大腸の壁が血管が網のように張り巡らされているんだけれど、オイラの場合内壁が腫れてむくんじゃって血管が何も見えない。
先生曰く、「あー。これはやっぱりカメラを入れてよかったねぇ〜」と声をかける。
オイラも、「なんだか厳しそうな様子ですね」と間の手を入れる。
所々出血しており、潰瘍が治癒した場所は白くなっている。まるで白のぶちぶちである。
所々で、ノキーンと検体採取の手が伸びてきて、「検体とるね〜」と先生が語る。
オイラ、「痛いっすか?」と万全の体制をとろうとする。
「いや、引っ張られる感じはするけど、痛くないよ」という言葉のまま任せると、機械の手がパカット開いて、カプッと肉壁に噛み付き、ぐいっと引っ張る。おなかの中から
「ぷるん!」
と言う感じで振動が伝わってくる。
そんな、採取を5〜6カ所して、検体にまわすこととなった。
検査終了後、お尻はとてもすっきりした感じだった。


先生と話をすると、まー明らかに潰瘍性大腸炎で結果待ちだけれど、結果でしたいいろいろ書類とか書くから、
手な感じで、医療費の負担が受けられる様子だ。


けんどなー、長くつきあう病気ってオイラ多いよな。面倒くさい