ぱけちゃん、おしゃまなの。

ふざけながらも世間を切るんだ、はてなブロブ版

戦慄のドナドナ聞いて、オイラは運ばれる


「そんな格好されたら追わずにいられないでしょ?」
Canon PowerShot S95 developed by Aperture 3


さぁ、大腸検査をやってきた。
大腸検査を受けたことがない人のための注意点。いやむしろ、絶叫ポイントを今のうちから説明しておく。
最初2リットルのニフレックを飲む。ペースは300mlを10分間の間隔で摂取する。
水をのむことに関しては鳥くらい苦手なオイラは、この10分のペースを守れない。そしてどくどくの味。作っているのが味の素であるせいだろうか、化学調味料を希釈して飲み続けるような感じだ。まずい。
生理食塩水成分に比べて、塩分濃度が薄いのだろう。どんどん体内から塩分が移動するようで、体力が落ちてくる。
大体1リットルくらい飲んでいるうちに便意が来る。
その後もどんどん飲み続け、トイレと待合室を行ったり来たりするけど、だんだんと便がおしっこのようになってくる。
座ると
「シャーッ!」
って、水が出るだけ。そんでもカスのような固形がなくなるまで延々とこれを繰り返す。
2時間くらい経つと、あとはカスがなくなったのを確認してもらうだけなんだけど、その頃には体力落ち過ぎで、腹も減ってくるし、オイラの場合体内の水が不足するとテキメンに頭痛が激しくなるので、それとも戦う。
…まず、第一段階はボディーブローのようにニフレックにやっつけられる。
ちなみに、最近は錠剤の下剤も選択できるが昨年それを選んで、ひどい目にあったのでニフレックにしたけれど、飲まされるペースが早すぎなんだよ。最後はニフレックを口に含んで真水で希釈しないと喉を通らない状態となる。


あ、あともう一つ。おしりを吹きすぎるので肛門周りが荒れてくる。
一度きにせずウォシュレットをかましたら、あまりの痛さにそのまま第一宇宙速度を保って飛び上がりそうになった。


病衣に着替えて、しばしぐったりベッドで休む。


第二の試練。
最近胃カメラが細くなったと話題になっているけれど、オイラが見る限り大腸カメラのそれはオイラが得ずきながら胃カメラと同じサイズだ。太くて黒い。メモリが120cmまで刻まれている。
で、挿入である。


オイラ、痔を患ったり、潰瘍性大腸炎でカメラを毎年突っ込まれているけれど、どうしても肛門プレイの意味だけはわからない。痛いんだよ、なれることなんてないんだよ。いつだって痛いんだよ。
言っておく、肛門は出口であり何かを入れる場所ではない。家訓だ。


図で示すと、大腸は小腸ほどでないにしても、結構カーブウネウネしている。
図で示す場所がどうしてもカメラのくだが接触しながらカーブをかまそうとするので、そのたびに天国へ向かって救いの手を伸ばすことになる。
そういう時にフォローに来てくれるのが、看護師さんだ。
オイラは、何においても看護師さんだけはレディーファーストでリスペクトで、精神の麻薬だ。
撮影は、小腸の入り口までカメラが到着すると、そこから後退りしながら周辺を撮影して、ところどころ気になる点は組織検査をして回収していく。
そうねぇ、カメラの画像の脇からエイリアンの口の中の口が伸びてきて、カプッと摘んで、ちぎって去っていく感じ。
そういう姿をオイラは、先生と楽しく談笑しながら受けていく。
「おぉ、これ去年よりすごく良くなっているねぇ?」
「え、まじっすか?なんだか照れるなぁ」
「(先生無言、シューという音が聞こえて、カメラの映像の大腸だだんだん振くらんでいく)」
「…先生、痛いっす。」
「あ、ごめ〜ん、ちょっと空気入れすぎちゃったなぁ」
で、肛門からカメラが取り出されて、ほっとしていると
「あ、もうちょっといいかな」
と言って、カメラをぶち込まれた。
そして、オイラは天に向かって救いの手を伸ばす…。
いつも思う。この検査をするたびに思う。
女性に生まれなくてよかったと。


帰宅してあまりにハラ減ったので、子供のおやつばかり食っていたら、気持ち悪くなってねた。


安倍元総理にたいして、今も下痢P野郎とか揶揄されているけれど、彼が悪かったのは体調の悪い時に総理を引き受けたことであって、いやマジでお前ら潰瘍性大腸炎体験してこいよ。そうだな、毎日毎日激辛の食事をたらふく食べて、酒も強いのばかり飲んで、そして冷たいものをたくさん食っていつもへそを出しっぱなしにすれば、2〜3日止まらない下痢になるから。そんでも、炎症レベルが低いから発熱で39度出たり、炎症反応って5くらいになると座ってられないくらいになるんだけれど、どっか足に錆びた釘でもぶっさして、どんどん砂とかかけていたら近い状態になるかもね。


今はアサコール、良い薬です。