ぱけちゃん、おしゃまなの。

ふざけながらも世間を切るんだ、はてなブロブ版

迷惑かけないから勝手にやらせてくれ、がすでに迷惑


「だって素人だから、ワンテンポ遅れちゃう」Canon PowerShot S95 developed by Aperture 3




そういえば、札幌市には丘珠空港があったな……。
そんな風に優雅に茶でも飲みながらつぶやいたかどうだか定かではないが、
もう仕事のストレスでしこたまゲロをした後に、ふらっとよろけるようにスイフトに乗って
丘珠空港まで行ったことがあった。


オイラ、飛行機だい好きやねん。
たとえ、シビアなフライトシュミレーターで滑走路を蛇行した挙句、そのまま海に転落して
爆発もしない中途半端な状態で遊覧船状態になろうとも、
オイラがパイロット免許がほしい、という願いが変わらないくらい好きである。
なお、本気で勉強しても色覚異常で絶対にパスしないことはわかっている。


空港というのはどんな空港でも周辺は有事に備えてムダに広いもので、
それはオイラが学生時代によく降り立った狭いことで有名な小牧空港(元:名古屋空港)であってもそうだったし、丘珠空港でも周辺はムダに広い。……もちろん、歩くとしたら。


一生懸命、滑走路と一直線上に立って侵入してくる飛行機を撮影しようと思うのだけど
歩いても歩いても、幸せは歩いてこないし、歩いて行っても逃げていく現代と同じようになかなか到着しない。
気がつけば、野原にぽつんと佇む中年男子一人の状態だ。
飛行機の操縦士も


「いやー、変な奴が真下に居るな、やりにくいなぁー、糞でも落としてやりたいな」


などとうざがられたであろうが、気に入られていない男子が高嶺の花につきまとうかが如く、オイラは根負けせず撮ったのが件の1枚である。
明らかに、ワンテンポ遅れている。


そう、それは気がつけば時代に取り残されたことに気がついた中年男子が如く。
そう、若いつもりが、いつの間にか明らかに世間の輪に入りきれていない加齢臭をまとった中年が如く。