ぱけちゃん、おしゃまなの。

ふざけながらも世間を切るんだ、はてなブロブ版

坂の下のこの街は良くなったの?




「N43付近からの街並み」 Canon PowerShot S95 developed by Aperture 3




GWの真っ最中である。
……と言うものの、現在病気でリタイヤ中のオイラにとってはあんまり関係は無いはずだが、それでもちょっとそういう空気感というのは心をくすりとくすぐったりするもんだ。


先日、夏タイヤに変更したのでちょっとばかり感触を確かめるのと、半年ぶりのタイヤなので一皮剥いてやろうと得意の周回コースを転がしてみた。
本来は水源池通のどん詰まりまで走ってから、真駒内駅の裏の道を抜け、石山通に入り、イオン辺りで左に曲がり、小林峠を抜け、幌見峠ジェットコースターを降りる、という流れなんだけど、


距離が長くなるので、平岡で途中で曲がり五輪通を通るショートカットをした。
この日はあいにくの曇り〜霧雨と天気も悪く、小林峠ももっさりとしていた。
ちょうど幌見峠に曲がるところでトンネルの出口の存在を確認。
「あれー、こんなところになぜトンネルさんが?」
と思ったのだけど、共用されているわけじゃないので気になりつつもそのまま幌見峠の九十九折を
ゆっくり降りて、
旭ヶ丘地区をウロウロして、写真などをとって帰宅した。


高校に通うのにいつもこの辺りを通っていたのだけど、かつてはかつてのホテルアーサーが建設を始めた時、
「なんぞ!あのとっても高いビルは! てか、いつまで上に伸ばすんだよ!」
という、札幌高層化の皮切りの状態だったのが、まぁ随分とごちゃごちゃしちゃったもんね。


オイラはむか〜し多感だった頃に、ビルが伸びると電飾によって空の星が見えなくなる様子を、
「偉い人達はお空の星を自らの飾りとして採り尽くしてしまい、お空の星は無くなったのさ」
などという小説を書こうと思っていたのだけど、
なんとうか、そのような状態になってくるもんだな。
オイラ昼間は太陽の雰囲気で満ちに迷うことは少ないのだけど、曇りの日とか夜はちょっと方法が苦手なんだよねー。
……室蘭港をひやかしに言ったら、いつの間にか桟橋に入り込んでいてハイビームが真っ黒な海を照らしたなんて、今思い出してもゾッとするようなことあったしなぁ。
桟橋とか、狭いからUターンするのに往生するし、水辺は昔から気味が悪くなって嫌いだし大変だったわ。


で、小林峠を帰ってから調べてみると
あの峠、もともとは地元の人が開墾して、その後に行政が手を入れたらしいけど
その住民の思いは時代にそぐわないのか、峠のくねくねを全部なきものにするようなトンネル工事で、すでに貫通しており内装をやっているくらいらしい。
掘っている時には有害金属が出てきちゃって何処に捨てるかで揉めたようだけど、結局トンネルに横穴を掘って埋めることにしたらしい。


峠の頂点には碑が立っているのだけど、
かつての手掘りの小別沢トンネルと同じく、住民が苦労して作った遺産は姿を消していくのかね。