何かとやる気のない日々
洗車をすると雨が降るの法則はずっと続いていて、しかも黄砂も混ざっているから車がチーターみたいなまだら模様になっている。
これで、クラクションが
「にゃー」
といってくれたら心もほっこりするのだろうけど、日本伝統のクラクション音
「ぴーっ!」
しか出ないので、ほっこりしない。
あのクラクション音は結構イギリス人の車評論家に愛情を持ってバカにされている(安っぽくて笑える)ので、なんか聞き取りやすくてイラッとしないものを標準にしたほうが良いかな、とか思いながら、なめるようにボディーを手で擦って、黄砂がコーティング面を傷つけないように拭い落とした。
もちろん、オイラの手のひらとズボンの右側が真っ白になったのは言うまでもない。
ところで、補償はしないがてめえら外に出るな、の号令が出ているのでボヤーッと異世界漫画を見ながら ギターやベースを弾くという怠惰な生活をしていたのだけど、
ここに来てようやく再び派遣社員として仕事に行くことになったので、
「・・・終わらないバケーションはないんだよ。」
と、遠方へ行く友人に語りかけるようにワイングラスを傾けて自分に言い聞かせた。
もちろん、オイラはアルコールアレルギーと発覚したので中身はゼロコーラと決まっている。
それにしても日本人は無効性と言われながらもコロナの対応についてここまで足並みがずれたままで暴走することになるとは思わなかったし、自分の終息までの読みは1年半程度だったのでまるっと予想が外れてしまった。
いつも、新しい病気が流行るたびに神は人類に何を気が付かせようとしているのか?
と間違った宗教心を出して自分の生活を見直すのだけど、今回の新型コロナの対応についてどういった事を見致せばよいのか、残念ながらさっぱりわからない。
真面目に働けば密になり、友を大事にすれば密になり、親族に会いに行こうとするとウイルスをバラまき、どうすることがいいのかがさっぱりわからない
昔ながらの家族単位の農業、工業に立ち返れ、というものをしっかり作る文化にもどれというのも違うような気がするし、なんだか面倒なんだよ。