オヤジから見るアイドル論と現状の危うさ。
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普段クールでキメ顔をしていることの多いぱけちゃんであるが、
実は結構アイドル好きとして、親しい人には有名である。
……もっとも、オイラはオヤジが22歳の時に生まれた子なので、
22歳位歳が離れるともう娘とか、せいぜいイモウトくらいの感覚しか持たない。
そんでも、元気に動いて頑張っている姿や、夢追いかけているであろう笑顔というのは好きなのである。
……どっちかというと、人より動物のほうが好きなんだけどな。
オイラがアイドルをリアルに認識していたのは、松田聖子様、中森明菜様など、所謂ベストテン世代に当たるんだけど、
そういう時期に比べると、今のアイドルというのは自由な感じがとってもする。
厳しい見方をすると、スキャンダルが多い印象があるので、プロ意識というのが足りない感じもする。
でも、それは本当に一部の子に限った話で、
大多数のアイドルは、純粋な目をして頑張っているように見える。
……まだ、オイラも耄碌はしてないと思うからな。
ビジネスフォーマットとしてのアイドルは、いまとっても危ない状況にあるということは、
ストーカー被害にあった方のニュースで改めて思うところである。
AKBフォーマットから始まったアイドル像や、地下アイドルなど呼ばれる子は、
従来あったファンとの距離が縮まりすぎて閉まっているような気がする。
不況な音楽市場なので、距離を近くしないとファンを得られない、というのも
放置できる状態ではないだろう。
そうした中で、若い野郎は成長が足りなかったり、なんでも自分のものにできると勘違いしている状況が生まれ、
彼女たちは、非常にギリギリの危ない距離感で頑張らざるを得ない。
ベストテン世代の時は、アイドルの近くには「親衛隊」と呼ばれるような、特攻服を着たおっつい兄ちゃんたちが取り巻きをしていたので、危ない奴はそれほど近寄れなかったりしたんだけど、
ヲタ芸とかしている連中は、ちょっと迫力が足りないような感じもする。
いざとなった時に、暴漢に向かってキックできるか?
となると、まま大変だろうなと思う。
話を戻すと、今は一部のアイドルにはキャバクラとかと同じようなギリギリの接待をして、
ファンを勘違いさせる無理をしている部分がある。
地下アイドルとか、ステージとファンの距離が近すぎるもん。とっても危ない。
こういうのは、ニュースにも取り上げられていたけど、優月心菜さんが発信していたように、
節度、というものが本来あるべき姿。
芸子さんだって、芸者さんだって、節度を持って粋なお付き合いをしていたものである。
こういうことを言うのは、実は今のアイドルの状況を鑑みると勇気のある発言で、
冷たいとか、近寄りがたいと言われる恐れもあり、とっても勇気が必要な発言。
それでも変えていかないと、例えるなら今の状況は
営業成績をあげるならどんな汚い手段をとってもいいとか、
価格を以上に安くして、結局業界のクビが閉まっている運送業界とか、
そういう構図によく似ている。
文化、と推す大人たちが、彼女たちを利用するのであれば、もっと個人の資本に任せるのではなく、
ライブハウスの連盟でもいいし、ファンの組合費でもいいし、アイドル本人の出資でもいいし、
警備を明確に付けるとか、被害が出るまで動けない警察に頼るのではなく、もっと民間レベルのストーカー対策に対応できる業界の仕組みを整理しないと、ファンとしてはダメなんじゃないかな、と思う。
AKBみたいなのは、でっかい資本がそこまで対応して完結しているビジネスであり、それでも川栄さんとか被害にあったりしていた。立派なビジネスやっていても落ち度があるんよ。
そのストーカー対策の仕組みは、どこかが民間レベルで対策をとって市場が熟成すれば、
普通の人もストーカー対策を今よりもっと利用しやすくなるはずであり、後は警察との連携に任せればいいのである。
そういうビジネスは、とっても隙間的なのかもしれないけれど、誰かが音頭とってやってもいいのじゃないかな、と思いました。
まずは、今回被害にあった方の回復を祈るとともに、
こういう発信をしてくれるアイドルたちの勇気に感服し、
大人たちは、かつて自分がそうだったろう?
夢を追いかける若い子の応援をすべきと思っている。
なんかさー、考えよーよ。
こんな45歳のオヤジに書かせるんじゃなくてさ。