ぱけちゃん、おしゃまなの。

ふざけながらも世間を切るんだ、はてなブロブ版

日和見感染症で入院までする羽目になる。

クローン病治療の関係で免疫抑制剤を飲み続けていたのだけど、異変を感じたのは1年も前になるだろうか?
初期症状としては「味がしない」
正直おおっぴらに味がしないと言えない世の中だったので、こっそりひっそり過ごしていたのだけど、その後もこの口の中のただれが投薬や塗り薬でもなかなか治ることがなく、
そして、退職のてんやわんや、過酷な就職活動。終いには疲れた状態での研修により完全にオイラの免疫機能が低下の一途をたどり、爆発した。

おそらく日和見感染症としての口腔カンジダ症と思われる。
とはいうものの、あれがひどくなってマムシに噛まれたわんこのように顔の左半分がぼっこり腫れていても、今ひとつ問題を特定できない。
クローン病はぶっちゃけ口から肛門までのルートに炎症や糜爛、ただれが非連続的に発生するのでなんだかわからないという状態らしい。

それでも、研修は自らしゃべることがないのでなんとかごまかせたが、実際に電話に出る段階に入り
ま行とパ行とバ行とみゃの発音ができない。
そう、口を指で広げて
学級文庫!」
と叫ぶような状態に唇が腫れて炸裂音を発生できないので、なんとも仕事に触る。
どうしたものか、、、と考えているうちに平熱が35度台のオイラはどんどん37度を超えていったので、病院に行くとCRPが2以上まで出ており、はいそのまま入院となりました。

入院と言っても、具体的に病気を特定できていないので、細菌やウイルス対処の抗生剤をひたすら点滴で流され、口が痛いのでお粥くらいしか食えないため、常時点滴棒を連れで散歩に出る始末なのだが、このコロナ下の入院は院内感染を防ぐため、基本的に出歩かず、しかも怪しい感染症を起こしていたので個室に押し込められていた。

「あー! ひまだー!」
と思うこともなく、なんだか疲れてひたすら昼間も夜も寝続けていた。
下痢もひどかったし、何より直接静脈に水分を流されているのでトレイが近くてたまらんかった。
寝ようとすると尿意や便意が邪魔をし、尿意や便意がないときは、看護師さんや医師、お掃除のお方が乱入してオイラを目覚めさせていく。
通常、若者ならスマホを弄り倒すのかもしれないけど、オイラにはスマホで時間をつぶすという文化が根づいていないので、うつらうつらと病室で臥床。

ともかく抗生剤が効かないので真菌(古い先生はカビって言っちゃいますね)が残りの選択肢となり、その対処役を飲んでやっと炎症反応が下がってきた。
すでに7日も経過してのことである。
あとは真菌の対処薬を飲み続けるだけになったので、退院させてもらった。
いい加減ニコチンパッチで肌がかぶれでひどいことになってきたし、嗅ぎたばこも満足できるものではない。
オイラの体の7割はタバコでできているので仕方ないよね。

その後、在宅療養で一進一退を繰り返しているのだけど、今もってソウルフードはお粥だ。
やつだけは口腔内を刺激しない。

ちなみに、カンジダクラミジアは違うから、オイラがやましいプレイをして罹患したとか思わないように。
カンジダは普通に口腔内に存在する真菌で、普通の人なら免疫力にてこんなひどいことにならないのだけど、
抵抗力の弱いおじいさんや、免疫不全症候群の方などがかかったりするらしい。

真面目に老いていく体を過信してはいけないのである。