ぱけちゃん、おしゃまなの。

ふざけながらも世間を切るんだ、はてなブロブ版

白樺姫と7人のおしゃま達

時代は王子なのか?
そんなことを考えながら黙々と仕事へ出発する準備をする。横目では東海テレビの王道帯ドラマ「麗しき鬼」ワールドがひたすらドロドロしている。・・・実生活でこんなご家庭がご近所にいたらネタに困らないよな。ある意味、体を張って恥さらしだ。
さて、メニューは晩ご飯なのだけれど、昼食というか朝食の時間だ。るんるんるん、腹減ったぞー♪
食堂はよくある、盆を抱えて一品ずつもらっていく方式だ。
盆を抱えて箸をとると、茶碗があり米が保温されている。うんうん、ご飯ご飯。で、次にガラスの引き戸を開けて小鉢を取る。なんだかイカの刺身に数の子のような黄色いつぶつぶをまぶしたものらしい。・・・料理名は知らぬ、存ぜぬ、媚びぬ!
で、筑前煮のようなものがある。あー、オイラこれ苦手なんだよなー。ま、いいや。里芋と鶏肉とこんにゃくだけ食べよう♪
で、ちらし寿司。
・・・・・・ちらし寿司?
・・・この茶碗に盛った米は?
・・・・・・むぅ。
たまによくわからない献立になるので、盆に乗せる前にメニューの確認が必要だ。で、茶碗に盛ったご飯君にはかえってもらった。大阪人はお好み焼きにご飯を食うと言うが、それは許せてもちらし寿司にご飯はありえねぇ。
で、オイラはグループホームのおじいさん達を思い出しながらもぞもぞと食べる。もうね、寝起きでこんなメニューでしょ?
・・・味なんてわかったもんじゃないんだよ(._.)
でも働くおじさんであるぱけちゃんは一生懸命食べる。・・・食べると言うより詰め込むといった方が正しいな。
飯を食い終わるととっとと自分の部屋に戻りしばしこもる。最近は年金の支払いの紛失問題で阿部内閣の支持率が下がったなどと騒いでいる。・・・そんなもん年金に期待しなくなればなんて事無いよ。しかも、誰が総理になったって政党政治が信条の日本においては一緒でしょ?・・・文句言う前に選挙に行けよ。で、会社から言われた通りじゃなくて個別の公約をじっくり読んで自分で投票する人間を決めろよ。
オイラはそんなことを考えながら、黙々と歯を磨く。鏡に映ったオイラはシャボン玉を吹いて遊んでいるイッツァ・ワンダフルワールドだ。・・・ま、そんな日があったって体勢に代わりはないんだよ。
さて、いつもの会社のロゴが入ったジャンパーを羽織って部屋を一歩出る。
う〜ん。一歩でた瞬間にエアコンで快適な部屋に戻りたくなるような暑さだ。オイラ暑さと湿気は嫌いなのよね。だってモグラだもん。
さて、護送バスが到着するのを待つ。護送バスのくせに到着するのが遅くて、その間、ジリジリと太陽がオイラの後頭部を焼いてくれる。ぱけちゃんの丸焼けができてもトカゲの黒焼きみたいで苦み走っておいしくないよ。
で、ようやく到着した護送バスにフレディー・マーキュリーの様な恭しさと軽快さを込めて乗り込み、いつもの日陰の側の席に座る。これが日向の方に座ると工場に到着するまでに干物になるからイヤなんだ。到着するまでの20分、オイラは寺島進からくりサーカスのアシハナエイリョウを演じてくれる様子を夢見てぞくぞくし。やっぱり彼はいいよな。
工場到着。
工場は最近の交通安全に触発されて、最短距離で歩くことができず、あちらこちらでバスの運ちゃんが邪魔をしてくれる。おとなしく従うのだけれど、なんだか屈辱的だぜ・・・。小学生みたいだもんな。ま、以前惹かれた小学生みたいな奴がすべて悪いんだけどさ。
ながーいながーい。オイラの職場は入り口から凄くとおーい。
職場に着いた頃には、ジャングルの二つか三つを通り抜けてきたようなボロボロ加減だ。正直通勤手当が欲しいところだ。で、タイムカードを切る。タイムカードといってもICカード式なので、
「ぴ」
と、音がするまでかざすのだ。最近suicaとかpasmoとか、電車の改札機で見かけるアレですな。オイラは結構長い間、タイムカードを使わない会社に勤めていたので、最初のうち打刻忘れで随分と絞られたのだけれど、最近は仮面ライダー電王のお陰で忘れることはない。毎日タイムカードをかざしながら
「変身」
と言うことは忘れないぜ。ちなみに帰りにタイムカードをかざすときは
「フルチャージ」な。
仕事は単純だ。一応形ばかりにミーティングを済ませ、現場に降りていく。毎回思うのだけれどだるいんだよな。で、職務開始だ。毎日のことだけれど、正常な製品より不具合を抱えた製品の方が多いのだ。だから、いつもスピーカーから、
「おらっ!責任者!このおかしな車を確認しに来い!」
とか、
「製品の準備ができたので担当者は頑張ってね♪」
とか、
「あははん、そこはおへそなの♪」
という怒号が流れてきて、全く仕事に集中できない。だから幸せの黄色い耳栓をするのだ。なかなか良い具合だぜ。
4時間働いたら50分くらいの休憩がある。ま、昼休みみたいなものだな。最近めっきり夏ばてモードで、仕事がきつくなって消耗しているオイラはクラッカーすらかじる気がしない。ま、いいや。大塚製薬のエネルゲンを飲んで体脂肪を燃焼させて動くことにする。
お昼休みが終わると、一気にやる気がないぜ。延々といつ終わるかわからないのだからな。その間、やはりスピーカーからは怒号が流れてくる・・・。うるさいよ、この工場。
そして、それから6時間ほど経過して職務完了だ。反省すべきところはたくさんあるが、それは他人のせいにしよう。いいんだ、どうせオイラが期間を満了したらお代わりがやってきて、同じようなミスを延々と繰り返していくんだ。それが、期間工・・・。
行きと同じように護送バスに詰められて帰ってくる。汗くさいし、ほこりくさいし、野郎臭いぜ。そとは、夏至が近いから明るいんだよな・・・。
で、寮の軒先にすんでいるツバメの雛たちをしげしげと見てから寮に入る。・・・なんだかツバメの雛、かわいいな♪ 食べちゃいたいくらいだけれど、食べちゃったら火事になるから止めておこう。
部屋に戻ってニュースを見るのが夜勤の時の日課だ。なになに、社会保険庁のデータ入力は一日一万タッチまで・・・。
おぉ、タイピングに関してはちょいとうるさいオイラにうってつけのニュースじゃないか。で、一万タッチはどれくらいかというのをパソコンスクールに協力を得て検証している。
・・・・・・38分。
・・・え?
てか、馬鹿じゃないの?
労働条件は正しく守られるべきだと考えるオイラもさすがにあきれて言葉も出ないぜ。しかもさらに1万4千件の不明データが出てきたらしいな。全然駄目じゃん。
あとは、例のコムスンがずるいことをして介護報酬を不正請求したせいで認可取り消しになったらしい。・・・うぬ、以前この介護業界で働いていたオイラには興味深いニュースだ。コムスンについては、良い噂は全くといって良いほど聞かなかったのだけれど、とうとうこんな事になったのね。でも、認可関係は全部子会社に委譲するから、全く痛くもかゆくもないのよね。介護の認可というのは法人単位で与えられるので、法人格さえ変えればなんて事無いのである。
つまり、大規模な企業はずるいことをして不正請求を繰り返し、子会社に権限委譲しながら転々と介護事業を継続することが、現行法では可能なのである。うん、そんな難しい話を、オイラはずるい事に時間外の洗濯をしながらブログって見た。だいたいかえってすぐ眠れる訳じゃないんだよ。