安物買いで銭失わない努力は大事なんだぞ
「そういえば、」
と思ったのが、不定期に気分転換のためにキーボードを変更するということが若い頃はあったのだけれども、途中でmacを使っているときにはなんの選択肢もなかったし、そういうこともしていたかった。
しかも、なんだか最近はパソコン使う奴らは意識高い系ばかりになり、キーボードなんて気にしねぇというやつはパソコンを離れスマホに流れていったようで、気がつけは世の中は高級キーボードが幅を占めるような風潮になっていた。
キーボード売り場をウロウロして、コトコトキーを叩く限り現代のトレンドはメカニカルスイッチを搭載したゲーミングキーボードか、東プレ、あるいはそのクローンの静電容量式の2択になっているような感じがする。
ゲーミングキーボードの軸の色の違いのよる微妙な感触の違いに皆さんはこだわりがあるのだけれども、最近はcherry MXのコピーでも侮れない品質を繰り出してくる中華製品が市民権を得始めており、
「これってキーボードロガーチップがが標準搭載されていて、ネットを通じてあの中国〇〇党に情報が筒抜けなんじゃねぇかな?」
と思ったりする。
しかしながら、貧乏なひとがお腹を膨らますために炭水化物の塊で中性脂肪を増やして、結果医療費が高くなることが止められないのと同じように、やすさには勝てないのである。
てなわけで上海問屋で見かけた73個のキーしか乗っかっていないクローン赤軸のフレームレスキーボードを取り付けてみた。中華製のキーボードの日本向け製品はこの配列をチョロチョロ見かける。以外と連中、日本へのマーケティングをちゃんとやっているような気がする。むしろ、国内製品のほうがこの手の製品に関しては保守的で甘々だ。
前に記載した内容でFilcoの茶軸に高価な二色成型のキートップをつけたお話をしたけれど、思いの外キーの背が高くなり、パームレストがないと打ちにくかったり、うっかり指が関係ないキーを引っ掛けたりでミスタッチが増えた。また、タイピング時間の殆どが会社安物キーボードを涙を流しながら叩いているのでそっちにになれてしまって、自宅で茶軸を軽快に入力するという気分にもならず、
「安くて気分転換」
いいんだ、それでいいんだ。ということになった。
本当は2万円弱ほどする「パンダさんのキーボード」が欲しかっったけど、給料も少ないし、なんだかんだと楽器関係にお金をかけたいので仕方ない。
結果として机はずいぶん広くなったし、入力に合わせてキーが光ったり、点灯パターンを切り替えるとふんわり呼吸をするようにキーボードがLED点灯する様子を見ているのは、それだけで楽しかったりする。
そういえばずいぶん久しぶりにここに書き込むけど、なんだかずいぶんとウジェットが搭載できるようにブログが変わっているようだけど、昔からそういうのは使わない。
文字だけ打てればいいんだ。
安い割に良い買い物であった。