ひとりぼっちのソナタ

お盆がどれくらいの期間を指すのか、オイラは知らない。
かつては14日から16日がオイラの幼少の頃の家庭の休みであり、父方の祖父母達のお墓参りと、母方の健在の祖父母の家に遊びに行くのが毎年の行事であった。
そして、2006年の今年。オイラの妻は実家でゆっくりと休養を取ってもらい、オイラは一人でスッタンバッタン、働いているのである。…ま、不規則仕事と腹はくくっていたけれど、管理者が自由に自分の都合の良い休みを取っていく様子を見てからは、馬鹿馬鹿しくなった。
（名誉のために言うが、となりのユニットの管理者は自分の休みを犠牲にしてまでスタッフの希望休暇を叶えようとしている…）
明日は早番であり、6時くらいには起きて出発しなければならない。ところが、昼寝をしたせいか全く眠れない今夜は涼しいことだし、のんびりと一人内省的に過ごそうかと思う。そういう日もあって良いじゃない？
…どうせ徹夜明けで仕事をしても、タップリ寝て仕事をしても何も変わらないのだからな。
さて、明日は好き嫌いの多い入居者のおやつには苦労させられるのだが
「プリンが食べたい」
と手話でお話しされていたので、先ほどきちんとケミカルプリン（ゼラチンを入れて冷却して固めるプリンね）のレシピを調べた。昼飯を作る間になんとなく作って冷やして提供してみよう。
マズイって言われたら、石ころを蹴飛ばしながら、涙を流して4時に退勤する…