須田帆布にかける青春

「いや、だからなにがｗ？」
さてさて、このところ本当に猛暑だな。猛暑･･･。猛々しく暑いという意味か。
だからどうしたという感じなのだけれど、さすがに無風状態が続いているのでオイラの中のナウシカの谷の人も、
「婆様、風が止んだだよ･･･」
と、朝の目覚まし時計のベルのように頭にたっぷりささやいてくれるんだ。これがねぇ、凄く具合が悪くてたまらんのよ。せっかくお盆休みで北海道に帰ってきているというのに･･･。
･･･なんか忘れているぞ、オイラ。
･･････。
･･･あ、友人関係に「帰ってきているよ」と連絡するの忘れているｗ
なんだか愛知で仕事をしていると、友人も作るのが面倒で一人静かに暮らしているようなあり様だから、コミュニケーションを積極的に取るということを忘れていたよ。まー、だんだん人間というのは使わない機能が退化するもんだね。
そのうち、ニキニキだー！とか、ゾワソワだ･･･、とかつぶやき始めたらシオシオだな。そうなったら、オイラは再び虎のお母さんと暮らすためにジャングルに帰ったと思ってくれ。ま、何の話か分かる人は分かるだろうが、普通の大人はさっぱりわからんだろうな。
ま、そんなわけで今の札幌というのは、ちょうど帰省で出てくる前の愛知の気候、温度とよく似ている。ただ、クーラーがないので体温調節機能にダメージがあり、まさにメルトダウン寸前だ。メルトダウンすると、床にへばりついて起きなくなるんだよ。そんな夏の過ごし方もいいかもな。･･･二度と思い出したくない嫌な記憶というのは、ともすると励みになったりするものだ。

さて、今日は昼間に起きた。正確に述べると、寝たのが夜明けなんだよね。昨晩はあまりの暑さに眠れなくて、勢いあまって近所のGEOに繰り出して、中古のゲームで掘り出し物がないか物色したりした。かつてはゲームにかなり詳しい知識を携えていたオイラであるが、このところはさっぱりなのだ。ただ時代の趨勢として据え置き型として「Wii」、携帯型として「nintendo DS」という任天堂ワンツーフィニッシュ状態にあるということは認識している。だたしー、なんかwiiもDSも今ひとつ好きになれないんだよなぁ･･･。どちらかというと、携帯型はPSPのソフトラインナップのほうが好きだし、据え置き型に関してはPS2で十分であり、ちょっとXbox360に興味があるかなー、というレベルである。
ま、普段はエミュレーターでギャプラスとか、おーちゃんのお絵かきロジックとかをして満足しているんだよな。ま、そんなもんだ。
あとは、セルDVDの方で「仮面ライダー電王 vol.1」は売ってないかしら？
と見てみたのだけれど、置いていないようであった。ま、店の人も売れるとは思わなくてたいした入荷しなかったのだろう。売上TOP10にも入っていない。けれども実は、とても人気がありアマゾンでもなかなか入荷しなかったり、オークションでは高値で流通されていたりするのである。さすがだぜモモタロス。
そんな思いを抱えながらGEOを出る。
で、あらたな涼を求めてキャッツアイ（北海道のゲーセンとかカラオケとかのアミューズメント施設だ）に入る。
いつもそうなのだけけれど、気がつくと12時を越えてしまっているためメダルコーナーは閉鎖状態。風営法による営業時間対策のため、一部のビデオゲームのコーナーが閉鎖され強制的に営業面積を狭めて朝まで営業するのである。そうやらクレーンゲームとか、立ちながら遊ぶようなゲームは風営法ではそれほど厳しく規制されないらしいのだ。ま、いろいろ偉い人が研究して決めたことなのだろう。そんなことに気が回るくらいなら、ネカフェ難民を何とかしろ、と言いたいのだけれどな。
思い返せばゲーセンも立ち寄らなくなったもんだなぁ。かつてはGOAST SQUADというガン型シューティングゲームと骨肉の争いをしたものだけれど、やつも当の昔に引退していまい、オイラの腕もすっかりさび付いてしまった。いまさらさびを落とすなどというモチベーションもない。「老兵は死なず、ただ消えゆくのみ」、なのだ。ま、若い連中を見ると
「おぃおぃおぃ！ぜんぜんなっちゃいないんだよ！」
と小言のひとつでもくれてやりたいが、大人数でボコられてもいやだからじっと我慢の子さ。そう、春を待ちわびる枯れ草の下のてんとう虫の気分だね。･･･とぼとぼとお店を後にした。
家についたころには、ようやく
「ちょっとくつろいでもいいかなー、オイラ♪」
位まで気温が下がっていたので、熱心にネットを通じて心霊サイトをめぐる。やっぱり夏は心霊話とカレーだね。
ま、興味があるくせにまったく霊感がないわけなので、どれが危ない話で、どれがハートウォーミングな話か区別がつかず、危なっかしくて仕方ないのである。
で、夜明けにカミさんが大事にしまっていた冷蔵庫の中のチョコレートを一気食いして、静かに寝た。