ぱけちゃん、おしゃまなの。

ふざけながらも世間を切るんだ、はてなブロブ版

選挙なんだ

とりあえずすることもないので、日記でもつけようか…

朝起きたのは5時半だ。昨日のアルコールでダメージを受けて気がついたら寝ていたんだよ。で、寝る前に一人寂しく公約した通りに7時を待って投票に行ってきた。
予想した通り、早朝の投票所は爺婆ばかりだ。受付に綺麗な人がいたのはちょっと不意打ちだったけれど、綺麗といっても芸能人クラスではないので大丈夫だ。それくらいの美人は今までに五万と俺の横を通り過ぎていった。今日の選挙は参議院議員選挙である。はっきりいてなんだが、参議院選挙は盛り上がりがない。かつて言われたように衆議院のチェック機関としての役割はおよそ果たしているようには思えないし、議員の公費を払うためにいくようなものだ。「皆さん、投票は国民の義務です」な〜んて言われても、迷惑な感じがする。しかしながら、オイラは投票へ行く。それは、昨日の夜に自分に公約したからだ。決して、白石美帆の笑顔と靨にやられたわけでないことをハッキリしておこう。
受付をすませ、投票用紙をもらう。まずは選挙区の投票だ。こんな時ばかりはまじめな俺はしっかりと5時半に起きて投票へ行くまでの間、思い出したように立候補した人間の名前や公約、過去の経歴などをチェックしてきたので大丈夫だ。適当な知識で投票に来たわけではない。しかし、いざ名前を書く段になって迷いが出るのは何故だ? それは多分魅力的な候補者がいないからであろう。断言できるが、俺の1票で何かが変わるとは思えない。しかし、俺がわざわざ早朝に爺婆と一緒になって足を運んだ分くらいの仕事はして欲しい。とうことで事前にチェックした通りの候補者へ入れた。…多分、落選するだろうけど(名は言えない)
そして今度は、比例区だ。候補者名でも投票できるシステムなので細かい字でギッシリと政党の下に候補者の名前が書いてある。しかも丁寧に虫眼鏡までおいている。…何故そこまでして。
アナーキーなオイラは支持政党というのはない。しかし今の社会システムにには不満を抱えている。そして、さらに言えば左翼でもない。そうすると、創価学会とは縁遠いオイラの投票する政党は自然と決まってくる。…それがたまらなくイヤだ。イヤだが今のシステムは気に入らない。そんな葛藤を抱えて、丁寧にもう一度候補者の名前を一つずつチェックしてみたが、やはり心そそられると候補者はいない。で、「俺」と書こうと思ったが意味がないのでおとなしく政党名を書いた。
帰り際、お疲れ様の声がかけられる。うん、確かに疲れたがあんたらのように茶番の手伝いをさせられるよりは幾分かマシだよ、といってやろうと思ったが感じが悪いので黙って帰る。
家に帰って、感動的な曽我ひとみタンの「ちゅー」を生暖かい目で眺めて、飯を食いに行くことにした。そう、はんだやだ。
以前勤めていた会社の同僚に、はんだやの話をしたら、
「あそこって、負け犬の臭いがしませんか?」とのたまった。
その言葉にむかついたオイラはそれ以来、根っからのはんだやファンとして生きることになった。何が、負け犬だ。いいじゃぁねぇか。ご飯の量が多いんだぞ。
…そんなことをいつも思い出すオイラが負け犬だ _| ̄|○
そんなことも考えながら、あふれる涙を抑えつつ車ではんだやへ向かった。店はいつものように暖かくオイラを迎えてくれる。…ただ、茶髪の品の悪そうな若者がにらんでくるのはかんべんな。
はんだやの壁にはこんな格言が書いてある。
「貸借は友を失う ゲーテ
…何故に、こんな定食屋にご立派な格言が掲げられているのか意味がよく解らないのだけれど、お金を借りるくらいなら、安いはんだやで腹一杯飯を食えと言うことなのだろう。少なくとも、オイラはそのように理解している。 違ったらゴメンね。
(中略)
腹をふくらませた俺は、再び家に戻る。あたりは霧雨が降っているので、とてもじゃないがドライブなどする気にならない。おそらく投票率も悪そうだ。
投票率が低いとうれしい」と言ってのけた自民党には好都合かも知れない。
さて、する事もないのでネットにアクセスして2ちゃんねるで昨日ひっそりと行われたプロレスリング・ノアの東京ドーム大会の模様をチェックする。うん、その筋の人達の間では盛り上がっていたようなのでオイラも満足だ。テレビをつけると、俺の大好きなテレンス・リーサンデージャポンで「ひじょ〜に危険です!!」と力説していた。よく解らないが、時間指定の進入禁止道路が抜け道として往来されていることに怒っていたようだ。相変わらず葉巻に火をつけて、庶民的な危機を国際テロのような危険として警告する彼の姿勢には共感がもてる。

そんな風にテレビを見て、プレステで久しぶりのバーチャファイターエヴォリューションをたしなむ程度にプレイする。ハタと気がついたのだが、部屋の中が暑い。そうなんだ、このところ梅雨を連想させるようにぐずついた天気が続いている。かみさんから、
「留守中にカビさせたら、グーでげんこつだからね!」ときつく言いつけられているオイラはその言葉を守り、雨が降る日は窓を開けていない。それが5日くらい続くといい加減、部屋の中がもっさりしてくる。汗ばむほどに非常にイライラしてくる。そこで、オイラは医者から処方されているワイパックス精神安定剤)を服用する。そして、気がついた。
「さっき飲んだばかりじゃねぇか…」
医者からは一日3回を限度に服用するように言われている。一回あたりの効力は5時間くらいだから明らかにODである。あぁ、やっちまったか。とはいうものの、戻しても仕方ないので現実を受け入れることにした。30分くらい過ぎた頃だろうか、やはり安定剤の効きすぎで猛烈な睡魔が襲ってきた。
「ぱけちゃん、お眠むなの」
そういってみたものの、家の中には誰もいないので返事は返ってこない。当たり前だ。逆に返事が来た方がちょっと困る。しばらく、現実社会との人間の交流でさえ意識的に避けているのに、この上よその世界の人間と関わりになるのはゴメンだ。
まぁ、その返事の来ない独り言を言って返ってくる言葉もないのでちょいと寂しくなったが、
「まぁ、いいさ」とゾンビのラストシーンでピーターが呟いた台詞を言ってみたが、誰も気がついてくれない。気がつくと、泣きながら寝付いていた。
かぁさんからの電話で起こされる。ちょいと、交通の便の悪いところに白衣を買いに行きたいから車を出して欲しいとのことだ。若干のお駄賃が出るというので、俺は散歩前の犬のように2つ返事でその依頼に乗った。
(中略)
用件はすぐ終わる。
その足で、かみさんから依頼されていたDEENのニューシングル初回限定版を買いに平岡のジャスコまで行った。すぐ見つかった。そして、隣の島村楽器を冷やかしに行く。欲しいものはたくさんあるが、買うだけの金はない。そこで俺は猛烈な
「私は見ているだけです。話しかけないでください」というオーラを放出した。その作戦はうまくいったようだ。これをさらに自分のものにできれば石ころ帽子のスキルを習得することができる。そうしたら、あんな場所やこんな場所などのぞき放題だ。
…しないけど。
途中、高校生が母親とばあちゃんを引き連れてギターを物色していた。そして、ねらっていたらしいフェンダーJAPANのホワイトウッドストラトキャスターを購入しようとしていた。それもかなり立派なアンプ付きで。うん、若いと言うことは色々投資してくれるのだよな。オイラも気持ちだけは若いので誰か投資してくれ。多分、損をさせるだろう。ハハハ。
_| ̄|○
帰りに、文教堂でF1のゲームを物色する。しかし、今はF1ブームではない。だから2002年のデータのものが最後である。安ければ買って、急いで髪の毛を剃り、ノンノンと一人ルーベンス・バリチェロとなってワールドチャンピオンでも目指したいが、思いの外高かったのでおとなしくcar&driverを買って帰ることにした。

家に帰ると、小腹が空いた。これからの選挙特番に備えて腹ごしらえをしなくてはいけない。そこで、前々から気になっていたマクドナルドの新商品、マックグランを食べてみようと言うことにした。日曜のゆ夜のドライブスルーは、ミニバンで大人数の注文をするヤツが多いので長く待たされる。
「まぁ、いいさ…」
ここで再びオイラはゾンビのラストシーンでのピーターの台詞を言ってみたが、もちろん誰も気がつくものはいない。そして、かわいらしいお姉ちゃんの「お待たせしてすみません」の言葉に見送られて、家に帰って早速食うことにした。
「かぶりつきたくなるうまさ」がキャッチフレーズのマックグラン。よーし、オイラもかぶりついてみよう。あむっ!
オー、マイガッ! なんてことだ、バンズから中身がデロ〜ンとはみ出しやがった。
俺は、涙とテーブルの上に飛び散ったソースを交互に拭きながら何とか完食する。言うほどうまくはない。普通だ。期待していた割にこのような結末では本当にがっかりだ。仕方がないのでふてくされて寝ることにした。ちゃんと、F1の放送に備えて目覚ましを12時にセットすることは忘れなかった。
起きてみると、選挙の結果が出始めていた。
う〜ん。どこが勝ったのかよくわからん結果だ。おそらく、自分の利権を守るため、好き勝手に投票した結果がこのような感じなのだろう。国会では小競り合いになるものの、決して何かが変わっていくわけではなく、相変わらずの日常が続いていくような、気の遠くなる感覚が俺を襲う。そして、ギターを抱えて、小松政夫の名曲、シラケ鳥を心ゆくまで弾きまくった。…涙がかれるまでな!
そんな風に本日残された唯一の楽しみF1の放送を待っていたのだけれど、やはりバレーボールが延長していたようで、F1にも被害が出ている。しかし、心の大きなオイラは、じゃぁ今日は大友愛大山加奈の笑顔に免じて許してやろう。
2時になってようよう放送が始まる。すでに昨日の予選を見ていて琢磨は8番手から2ストップ作戦をとる模様。うまくはまれば良い決勝になる。そんな彼を応援するためにオイラも気合いを入れて、布団に丸まった。どうせなら素っ裸になった方がよいのか? とも、思ったがおそらく迷惑だろうからそれはやめた。スタートがきられて、一斉に1コーナーへ飛び込む。おぉ、ファーストラップで琢磨がコロンビアの暴れん坊将軍と名高い、ファン・バブロ・モントーヤを抜いてまず7番手にあがる。よーしよし。スタートは上々だ。が、コースアウトして再び抜き返される。なんてこった。俺の応援が足りないのか? それとも、布団に寝っ転がって見ているその根性がいけないのか?
そんな風にブツブツと考えているうちに全然ペースのあがらない琢磨。肝心の2ストップも全然早くない。っていゆか失敗だろソレ。最後は、同じ2ストップ作戦をとったシューマッハが悠々と優勝をかっさらう。いつもの見慣れた優勝シーンだ。ディレクターのジャン・トッドがタラップから降りてくるジェンキンス氏を見つめる曽我ひとみタンのようなウルウルした眼差しで、全幅の信頼を置いているシューマッハを見つめる。…似てるなぁ。
まぁ、そんなことは足摺岬あたりに置いておいて、誰か何とかしてくれ。
放送終了間際、チーママの風貌をすでに手に入れている山田優が何かを言っていたが、放心状態のオイラはすでに耳に届いていない。ただ、彼女のしゃくれたあごを掴んでみたい。そう思うだけだった。隣にもう一人いたような気もするが、男には興味がないので記憶から消しておいた。
全く、なんて一日だったんだ。しかし、これも人生の中の一つさ。
そして得意の「まぁ、いいさ」とゾンビのラストシーンでピーターが呟く台詞を再び空に向かって言う。そして、大きくたばこの煙を吸い込んで、むせた。苦しくてあふれる涙が止まらない。それは、自分がかわいいからではないはずだ。後ろを振り返ると、ハムスターたちが「だーせー、だーせー、散歩にだーせー」と、暴れている。
誰も俺の気持ちなんてわかりゃしないんだ。今日も枕をぬらして眠ることだろう。
…救われる時を信じてな! (長いよ)