ぱけちゃん、おしゃまなの。

ふざけながらも世間を切るんだ、はてなブロブ版

リフルシャッフルでカードが曲がるオイラはヘタレ

俺と懲罰房

目が覚めるととんでもない時間になっていた。11時半だ…。あれぇ、きちんと目覚ましをかけたはずなのになぁ。そんなオイラは頭を金田一耕介風にボリボリとかきながら茶の間に出る。窓の外を石原裕次郎風に見る。
あぁ、今日も良い天気だ。
って、こんな時間まで寝ていたヤツの言う台詞ではない。はい、そうでちた。ごめんなさい。
テレビをつけると笑っていいともが始まった。そうか、今日は爆笑問題が出る日なのか。言うまでもなくオイラは爆笑問題が大好きなのである。ちょうど高校生とか学生の時からいたのに、ぱったりと表に出てこなくなったよな。噂によると太田がある高貴な方の首塚をけっ飛ばして、「7年殺し」という呪いがかかり全然仕事が来なくなったという話が、ネット上では流れていたりするが、果たして真実は如何に? でも、太田光ならやりそうで怖いんだよな。もう、そういう場所を蹴らないでね。
さて、オイラは今日一日家に籠もり、エースコンバット5をクリアしようと目論んでいた。理由は早くクリアして高値買い取りしてもらおうと思っているからだ。急がないと…。そして、プレステに電源を入れてプレイし始める。
今日は、幽閉されていた大統領が世間に向けて「戦争は一部の人間達によって仕組まれたことだ」と、演説する辺りから始まる。あ、言い忘れたけれどネタバレね。これからやろうとする人は読まないように。
で、全然耳を貸さない軍部なのであり、泥沼の戦争状態へとなだれていく。そんな時、かつての上司でとっくに死んだと思われていたパイロットから入電があり、一同大喜び。しかも、戦争相手の首相を連れているとのこと。その首相もまた、融和市主義者であり、戦争は望んでいなかったがクーデターにより閉じこめられた。
要するに、この戦争は一部の利益を得ることが出来る人間達によって仕組まれたものだったのである。言うまでも無く、戦争によって製品が売れて儲かる企業の連中と繋がっている軍部の連中だ。
まぁ、戦争なんていつでも究極の金儲けなんだな。戦争により、製品が売れて金回りが良くなる。つまり景気が良くなる。しかし、一般市民がその恩恵を享受することはない。駒のように動かされて、傷付いたり死んでしまうだけだ。財産だって、破壊によって一瞬にして失われるのである。そして、その復興を請け負う業者にお金が集中する。そうして利益の独占が進むのだ。そう、利益のないところに戦争はない。正義のための戦争なんて言われるが、そんなもの有りはしない。金を儲けるために闘うのである。なぁ、ブッシュ大統領…。
で、ストーリーは素晴らしい人間達によってそのもくろみを阻止していきながらさらに進む。大統領と首相が同じ演題に立つ演説によって、両国民はその間違いに気が付く。そして、その戦争を始めた人間達と戦い始めるのである。…そんな戦争も、所詮は利益と利益のぶつかり合いなんだけれどね。好きな人、愛する人を守るためには避けられない戦いもあるものなんだ…。
さて、かなり上達したぱけちゃんは、相変わらず何でもないところで、壁にぶつかったり、自分が打ち落とした飛行機が自機の上に落ちてきておっちんだりと、間抜けの限りを繰り返す。そして、エースコンバットシリーズでは恒例の、トンネル突入イベントを迎える。毎回このゲームでは、スターウォーズのデススター攻略のように、狭い場所を飛ばされる。で、この5作目では、まさにエピドード6でのデススター内部に突入して、動力炉を破壊するのと全く同じ事をやらされる…。そろそろ、ジョージ・ルーカスもこの設定について特許でも取った方がいいのじゃないだろうか…。
そんなことを考えながら、狭いトンネルを延々と飛ぶ。まぁ、操縦技術が上がった頃なので、壁にぶつかるようなことはない。けれども、後ろから敵が追いかけてきて遠慮無くミサイルをぶっ放してくれる。それで、2〜3回死亡する…。
それでも、頑張る。そして、破壊すべき目標物を見落として通り過ぎる俺。うむ、ミッションでは再突入の時間は無いのだ。しかも、扉が開かなくて激突、死亡。
それでも、頑張る。目標物は壊した。その後も、長いトンネルを後ろから飛んでくるミサイルをよけながら飛び進む。前からも、敵がやって来たりするが、そんなものにやられる俺じゃない。適当に蹴散らす。
ざまーみろ!
と、飛んでいたら、

あれっ、段違い平行棒だ…

どかーん!
…、誰だ、こんな場所に鉄棒をおいたヤツは...。
再び、ぱけちゃん頑張る。鉄棒はクリアした。しかし、その後がいけなかった。鉄棒を上を通って避けると、上から扉が閉まってくる。慌てて、下に逃げるオイラ。
どかーん!
…、そりゃ地面にもぶつかるよな...。
ひたすらぱけちゃん頑張る。ヒイコラ言いながら、何とかクリアした。そうだよな、こういう苦労をしないと、スターウォーズのエピソード6のエンディングの感動は共有できないものだ。みんな、頑張れ。
そして、一寸付け足しのようにイベントをクリアして感動のエンディングだ。
非常に疲れたな。
その時点で、夕方になっていた。うむ、腹も全然減らなくなってしまった…。そういえばゲオにDVDを返しに行かなくてはならなかった。で、昨晩日本語吹き替えでもう一度リメイクの「ドーン・オブ・ザ・デッド」を見たが、ちょっとこういうのもいいかも知らないな、と言う気もした。でも、やっぱりオリジナルの方がいいな。で、食人族もひっつかんでゲオに走る。
そういえば、オイラにはやらなければいけなかった。昨日、借りる時にお姉さんから、
「何泊にされますか?」 と、聞かれる。泊数によって料金が違う。
オイラは力強く言った。
「一泊2泊…」

ノォ〜! 噛み噛み大王じゃないか!

その汚名を払拭するために、今日はぱけちゃんの小粋なトークでお姉ちゃんを酔わせなければいけないのだ!
オイラは猛然と店に入る。う、混んでいる。受け付けてくれたのは何処の馬の骨かも知らないようなデブの兄ちゃんだった。リベンジ失敗! 残念!
すごすごと店を後にする。
セブンイレブンダイエットコーラを買って帰る。食料は…、買い忘れた。まぁいいや。
家に帰って、コーラを飲みつつ、エースコンバット5のアーケードモードなるものを始める。売却するからには、全部クリアしないと気が済まないからな。でも、先ほどゲオに行った時に、買い取り価格が4300円から4100円に下がっていた。オイラはとても焦った。あ、200円くらいとバカにしたな! 200円は大事だぞ。マルカワのオレンジフーセンガムが10個くらい買えるんだぞ。どうだ、すごいだろ。
で、とりあえずレベル2までサクッと終わらせて、ハムスターの世話をする。道内産198円のソフトボールくらいの大きさのキャベツをうまそうに食っていた。そりゃそうだろうよ。きちんと中国産じゃないのを見つけて買ったんだぞ。
しかし、彼らはそんなオイラの心なんてまるで理解していないようだった。葉脈はしっかりと残していた。…うむむ。
続きのアーケードモードを始める。レベル3、4の最後の敵が半端じゃなく強い。ミサイルと打ち込むために後ろについて、発射してもあっさり高い機動力でかわしていく。で、じっくりと遠目から追尾していると、他の敵機に打ち落とされる。そんなことを7回くらいやっていた。
…どうすればいいんだ。
しかし、8回目のプレイでふと気が付く。奴らは後ろから追いかけ回していると、一瞬機体を切り返して逆方向に旋回する時がある。この何秒かは、全くの無防備である。だから、その瞬間にミサイルを2発たたき込む。うむ、成功だ。虫けらのように落ちていくぜ。
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オイラはムスカ大佐のようにほくそ笑んで、すべてクリアしてやった。所詮はアルゴリズム通りにしか動けない機械なんだ。今の容量と予算では、まだまだ人間の頭脳には勝てないぜ。オイラは大人げなく喜んだ。
終わった時は、午前3時半になっていた。まさに今日一日、エースコンバット5しかやっていないな。トリビアの泉すら見てないぞ。
こりゃいかん、と思い、オイラは日記をつけながらジャイアントな女友達から借りた演奏会のテープを聴く。昔オイラが弾いた曲も出てくるものだな。レナータは弾いていて気持ちがよいのだ、って誰も知らないだろうけれど。
あと、指揮者かコンマスか、部長かは知らないが、あれだけシドロモドロならお客さんに向かってしゃべらない方がいいな。男は黙って表現すると言うこともあるのだ。さて、今日は時間調整のため徹夜にしようかな…。