ぱけちゃん、おしゃまなの。

ふざけながらも世間を切るんだ、はてなブロブ版

胃が痛い時は仮面鬱病に注意。

拾ってきたぁ〜

よし、今日はちゃんと起きたぞ。9時半に…って、寝坊じゃねぇかよ。オイラは自分の生活のリズムとギャグの寒さに大きな反省をした。
さて、起きたは良いがなんとなくカラダに力が入らない。2日で2kgも痩せるとそういうものなのかな? オイラはワイパックスを服用して薬が効力を発揮する30分間ウィンストンを吸って、テレビでニュースを見つつマッタリした。しかし、それだけは10分しか過ぎていなかったので、
「1本のタバコを吸い尽くすまでに、どれくらいどれくらい時を無駄に出来るか賭けてみよう。」
と、尾崎豊風に呟いて、口から煙を吐きながらロシアとの北方領土問題の解決、中国との友好関係の正常化と北朝鮮との国交正常化について考えた。…うむ、強烈に時間を無駄に出来たようだ。何も進まない、誰も引かない…。サントリーの山崎もビックリのシングルエゴの炸裂である。
そして、昼ご飯は何を食べようかと思案していた時に、メールが着電する。
…む、ジャイアントな女友達からだ。オイラは、偶然にもご近所さんになってしまっている彼女に過去の恥…、いやいや努力の結晶であるマンドリンオーケストラの演奏会のテープを借りたいと申し出ていたのであった。多分そのことだろう。え〜、どれどれ…
「はよ、ワシの家のすぐ目の前のローソンまで来んかい!」
…まぁ、普段はお嬢様なのに文字になるとお下品なのね。しかし、オイラはそんな彼女が大好きなので、近所のダイちゃん(雑種 雄 4歳)の様に見境無くしっぽを振りながらマーチに乗って出発した。
ローソン前に到着し、
「あ、どーもー。ぱけをですぅー。今、到着しましたー(1オクターブ上)」
と、営業時代の悪い癖を出しながら電話連絡をした。しばし、路上で待つ。路上には路上のルールがあるのだ。ふと、マーチの屋根を見ると、割れたクルミの殻と鳥の糞が被弾している…。む、またカラスの野郎か。オイラは、クルミの殻を撤去したが糞はどうしようかと考えあぐねた。ティッシュで雑に拭き取ると車体に傷が残るんだよな。そんな時だった。
オイラの後方、5時の方向に大きな影が見えた。オイラはゴルゴ13の様に本能的に、「オイラの後ろに立つんじゃない!」と、普段から携帯しているおもちゃのグロック18Cを身構えた。しかし、そんなことは所詮意味がなかったのだった。構える前に彼女のビックフットで踏みつぶされた。右京曲折があり、彼女からテープを借りる。
「…む、こんなにたくさんあるんですか?」
適当に家に転がっているテープを集めると東京ドーム一杯分くらいになったらしい。オイラは、「ドラえも〜ん (T_T)」と泣きついてスモールライトを借り、何とか小さな小さなマーチに積み込んだ。で、代わりにと言っちゃ何だけれどオイラの熱い魂がこもった、愛知県立大学ギターマンドリンクラブ時代の定期演奏会のテープをお貸しした。是非、我々の努力の息遣いを感じ取って欲しいものだ。彼女は、それを「ひょい」と抓み、ポケットにしまい込んだ…。
それから、オイラはせっかくなので
「お嬢さん、お茶でもいかがですか?」
と、誘ってみたが、
「あ〜ら、私、お茶くらいでなびくようなお安い女じゃなくてよ」
と、断られた。…しかも、「なくてよ」、って...。
まぁ、彼女は南郷通を地鳴りを響かせながら歩き、お菓子屋の「森もと」に襲いかかっていった。オイラは、バックミラーでその惨劇の一部始終を見ていた。…これって、多分夢に見るな。で、オイラは車で出たついでにボストンベイクまで昼飯を調達しに行くことにした。言うまでも無いが、今日は祝日である。勤労感謝の日らしい。さて、勤労を感謝されるのは労働者の皆様である。感謝するのは経営者と労働者によって家系を支えられているご家族だと思われる。しかし、その連中は決して感謝しているとは思えないのである。何というか、色々な世の中の矛盾と複雑な事情を提議するような祝日だな…。そんなことを言おうとしたのではなかった。祝日のボストンベイク南郷18丁目店は非常に混雑している。まぁ、安くてうまいから仕方がないのだよな。でも、駐車場に止めるスペースも無いじゃないか。オイラは、醜い争いをしながら何とか駐車スペースを確保した。で、パンを2つ買う。140円也。…妙に安いな。
そのついでにゲオに行き、DVDを物色。
おぉ、あったぞ。ドーン・オブ・ザ・デッドが! やったぞ! エイドリアーン!
オイラは、階段を駆け上ったロッキー張りのガッツポーズをしながら、子供達に祝福されるようにレジ前まで漂っていく。で、借りる。ついでに食人族も借りた…。
家に帰って、コーヒーでパンを流し込む。まぁ、何を買ってきたって「のど越し命」のオイラにとっては食物は液体で流される運命なのだ。
御飯を終えたオイラは、早速借りた「ドーン・オブ・ザ・デッド」を見ることにした。ワクワク。

だめじゃん



映画としてのクオリティは過去よりすごく上がっている。けれどもゾンビ映画というのはそういうものじゃないんだよなぁ。何というか、バイオハザード以後、「感染」というものがキーワードになってしまい、どうもだめだ。物語をつまらなくしている。そうじゃないんだよ。原因なんてどうでもイイのさ。地獄の門から死者が溢れて来るというのが、ゾンビの唯一無二の理由である。それを、噛まれた人間はソンビになるけれど、銃や事故で死んだ人間は死んだまま、というのはどうもオイラは納得がいかない。
「すぐそばに潜む、訳のわからない恐怖」
それが、ゾンビ映画なのだ。しかも、人間模様の描写が希薄だったような気がする。オリジナルのゾンビのメインの人間は4人。そのうち2人がゾンビとなり、仲間により葬られている。で、リメイクのゾンビはなんだかんだと10人くらい核になる人物が出てきて、適当にゾンビとなり頭をあっさりぶち抜かれる。何というか横の連帯感が希薄なのである。過去から20年以上が経過して、人間の命の重さも軽くなってしまったのかな、と言う感想である。オリジナルではゾンビになった仲間を撃つことでも葛藤がある。あの汚らしいゾンビで有名なサンゲリアでさえ葛藤があるのだぞ。で、ど派手に銃弾が頭を吹っ飛ばすというシーンはそのうちの一人には適用されず、悲しく銃声が響くだけだ。そして、埋葬するのだ。もう一人は女性の恋人だったが、お腹にいる子供を生かすためにSWAT隊員のピーターが心を鬼にして打ち抜く。でも、葛藤があったようで女性を逃がし、自分はソンビが取り囲む中でベルトに忍ばせていたデリンジャーで自ら頭を吹っ飛ばすことを一度は決意する。しかし、ギリギリのところでデリンジャーは襲いかかるゾンビに向けられ、先に逃がした女性とヘリで脱出するのである。この「自決」のシーンは今でも自分なりに色々に解釈できる。とても複雑で繊細なのである。
そういうのが、無いんだよな。まぁ、今晩当たり日本語吹き替えでもう一度検証してみることにしよう。
続けざまに食人族を見る。これは今でこそ「ブレア・ウィッチ・プロジェクト」のルーツだ、なんて言われるが、そんなえらそうなものじゃないのである。
要するにヤラセでピューリッツァ賞もののドキュメンタリーを撮っている4人の連中が、ジャングルに住む2つの部族を取材にいき、その部族が対立していることにして、村の家を焼き払い女子供を焼き殺したり、てめえで部族の娘を強姦しながら、
「これは姦通罪の戒めなんだ」と称して、その娘を殺し、女性器から口に抜けるように木の杭を突き刺して、外にさらす有様。(パッケージで有名な写真ですね)
で、最後には怒った片方の部族が襲いかかり、クルー達を殺し、復讐の意味としてその肉を焼いて食う、というシーンが出てくる。それは、行方不明になった彼らを捜索するためにこの地へ踏み入った作法や礼儀に正しいクルー達が、仲間と認められ、その印としてもらったフィルムの缶から発見される、てな具合だ。
要するに、人間としての尊厳を貶めるようなヤツこそが野蛮人なのだ、という主張がしたかったのだろう。けれども、なんとなく尻つぼみな感じがした。テーマの選び方は良かったような気がするのだけれど。まぁ、B級映画である。
見終わった後、気分も爽快だったので、茶の間で眉間にしわを寄せながら考え込む。まぁ、仕方ないさ。
すると電話が鳴る。…む、エレガントな友人からだ。
どうやら、2人目のご子息に誕生祝いを渡した時のお返しを持ってくるらしい。別にいいのにな…。でも来るというので、一応人が我慢できる程度に身支度を調え彼の到着を待つ。
で、着電。下にいるとのことだ。
下におりるとエレガントなイタリアのセダンが止まっている。で、エレガントな友人はエレガントにタバコを吸っていた。で、奥さんも一緒だったらしく外に出て、挨拶をしてくれた。うむ、奥さんまでエレガントだ。お祝いのお返しをもらう。ちょうど、ご子息が助手席でチャイルドシートに拘束されていたので、部屋から適当にひっつかんで来たフェアレディZのミニカーを彼に持たせる。すると、しばし状況が理解できなかったようだけれど、ミニカーを見てニンヤリしていた。多分、彼もいいものを見続けることでエレガントなご子息に育っていくのだろう。
彼らが帰ると、近所のダイちゃん(雑種 雄 4歳)が
「カーマーエー! カーマーエー!」と、しっぼをブルンブルン振り回していたので、構ってやった。…ダイちゃん、犬臭いよ。
オイラは部屋へ戻る。…なんだか、腹が減ったな。
マーチに乗りみよしのの餃子で大盛り餃子定食を食う。久しぶりに食うと妙にうまいんだよな。完食する。帰りにダイエットコーラを買って帰る。思わす並んでいたグラタンも買っちゃったよ。…太るよ。
で、騒ぎ出したハムスター達に餌を与える。…あれ、キャベツが無いぞ。まぁ、仕方ない。人間だってなかなかキャベツを食えないんだ。で、残った芯の部分で我慢してもらうことにした。彼らは明らかに不満そうな顔をして食べようとしなかった。くそ、贅沢になりやがって…。
その後、やっとの事でエースコンバット5を起動する。ストーリーは急展開して、ある人間の謀略により、今までいた国からスパイの容疑をかけられ追われる。で、さえない整備員のオヤジだと思った人が、15年前の戦争の名パイロットだ、と言うことが判明して練習機を奪ってついていく。が、このオヤジ、とんでもねぇ場所を遠慮無く飛びやがる。地面すれすれ、崖を縫うように飛ぶなんて当たり前。洞窟の中も飛ばされた。挙げ句の果てに、わざと「撃墜」されたことにしてベイルアウトする始末…。で、たどり着いたら英雄と言われる空母の艦長に拾われる。彼らの指示により、軟禁されていた平和主義者の大統領を助けにいく。で、めでたくオイラ達は大統領直轄の航空部隊になるわけだ。
とにかく、この上司連中、話がよく解る。厳しいことは要求されるけれど、ミスは決して部下のせいにしない。指示をした自分の判断がおかしかったとするわけだ。
…む、世の中の経営者、管理職の連中に見てもらいたいな。かつていた国ではこき使われ、コイントスで任務を決められ、要らぬ罪を着せられ
「無実を証明するために、活躍してもらおう」と、ひたすらこき使われた。
上司変われば、生活も変わるとはこのことである。ゲームといえども、色々な示唆に満ちているものだ。
11時頃、さすがにキャベツの芯に口を付けていないハムスター達が不憫になったのでスーパーに買い出しに行く。む、高い。しかも小さな小さな道内産のキャベツが198円だ。これをハムスター達にあげると思うと、
「ホント、贅沢」
と、思ったが無いものは仕方がない。買って帰る。早速与える。めちゃくちゃ嬉しそうにおいしそうに食う。まぁ、動物は正直だからな…。
さて、地味だがいろいろあった一日だった。ドーン・オブ・ザ・デッドの日本語吹き替えを見て寝よう。
あ、その前にジャイアントな女友達から借りたテープを聴く。…うむ、うちらなんかよりよほど規模がでかいぞ。70人以上団員がいたみたいだ。多いなぁ。うちらなんて30人くらいでヒイコラ言って弾いていたんだけどな。まぁ、大学が分散していたから東海地区は仕方がないのだけれど。演奏は上手だな。多分、きちんとしたやり方で、きちんとした練習をしたのだろう。一寸綺麗すぎるような感じもするけれど、それはうちらが荒っぽい形で無理を通していたから、まぁ好みもあるのだろうけどさ。奏者にとっては演奏の気持ちよさは指揮者次第なのだけれど、こればかりは合奏に混ざってみないと何とも言えないな。まだ2本しか聞けてないので、何とも言えないかも知れん。