ぱけちゃん、おしゃまなの。

ふざけながらも世間を切るんだ、はてなブロブ版

くねくねの正体がわかるまで見つめてはいけない

恋の横にはいつもジョーカー

…夢を見た。久しぶりに長い夢だった。
どうやら時代はよく解らないが、戦時中らしい。オイラの仕事も徴兵されて憲兵みたいな感じだ。みんないつ前線に出されるかビクビクとしている。おかげで世相も暗い。けれども若い者だけは相変わらず元気そうだった。そんな時代である。
何故かわからないが、休暇中にオイラは矢田亜希子とデートをしている。夢の中の矢田亜希子は、ドラマのラストクリスマスのように普通の女の子で、でもとても綺麗であった。オイラはそんな彼女のために髪飾りをプレゼントしようとする。木を素材に丁寧に職人が加工した、精密な飾りの付いた髪飾りである。それを彼女はとても気に入ってくれた。で、値段を見た。
…う、目玉が飛び出るくらい高い。
そんなオイラの、複雑な心模様と財布事情を察してくれたのか、彼女はとびきりの笑顔でオイラを見ながら、
「これはもうすこし、大人になってからの方がいいですねぇ」
と言って、髪飾りを元の場所に戻した。なんとなく、情けなかったがそんな彼女の気遣いがオイラにはとても嬉しかった。
楽しかったデートの時間は終わり、彼女はバイトがあるので職場に戻った。見送ったオイラはしばらくそんな彼女の姿を眺めていた。ウエイトレスをしている彼女もシックでとても綺麗であった…。
どこかで、でんわのベルが鳴っている…。
うむ、現実の音のようだった。オイラは目を覚ましたが、妻から
「昼間は電話に出るんじゃありません。プー太郎なのが世間にわかっちゃうでしょ」
と、堅く言われているので無視を決め込んだ。時間を見ると12時だ。
…なんだよ、大寝坊じゃないか。
オイラはリメイク版のゾンビである「ドーン・オブ・ザ・デット」の方の、生きのよいゾンビの様に素早く起きあがる。すると、今度は緊急警報放送(EWS)の音が家の中に響き渡る。すわっ! 東海地震か!? それとも津波警報か? 違う! うむ、オイラの着うたの音だ。ゆっくりとしたモーションでオイラは携帯に出る。
プー、プー、プー…
やれやれ、モタクサしたから切れちまったじゃないか。まぁ、かけてきたのは知人のオジサンなので放っておくことにした。正直、寝起きにおじさんと話すのは話が長くて骨が折れるからな。この間なんて、肋骨3本と、大腿骨を折ったくらいだもんな。気をつけないと。
で、携帯を見るとメールが入っている。…む、妹からだ。
調子の悪かった実家のヤムさん(シャム系雑種 雄 去勢済み 13歳)のエコー検査の結果を報告してきたらしい。で、腎臓は良くないもののガンではないらしい。とりあえず、人間並みに2ヶ月ごとの血液検査で様子を見ていくらしい。全く、猫も大変だよな。そういえば、今日の夢の中でオイラも腎臓の病気を患って薬を飲んでいるという設定だった。シンクロニシティーというのはあるものだな。ちなみにヤムさんは「動物のお医者さん」のみけさんのように禿を作られることはなかった。技術は進歩していくのね…。
さて、腹も減っていないので、オイラは笑っていいともを見ながらウィンストンを吸っていた。揺れる煙が小春日和の強い日光に照らされる。所謂チンダル現象というヤツだね。高校か中学の物理の時間に習ったのだっけ。間違いやすいのがブラウン運動なのだ。そろそろセンター試験も近いから、受験生は頑張ろうね。
そんな風に、とうに受験などには縁の無くなったオイラはそんな心にもないことを思いながら、月曜日のいいともレギュラーを眺める。む、乙葉だ。こいつは意味もなく格闘技のゲストに出ていた時はとにかく腹が立って仕方がなかった存在だったのだけれど、今はタレントのポジションでそれなりに頑張っているようなので認めることにしている。アゴホクロ人だしな。
で、ピーナッツを梅垣のように鼻に詰めては飛ばし、それを拾いおやつにしていた。鼻水がまぶさったピーナッツはちょっぴり塩味で、なんとなくノスタルジー。
1時頃、ちょいと外出する。ゲオに「ドーン・オブ・ザ・デッド」を探しに行くついでに食料を調達しようと思った。オイラは、石原裕次郎西部警察で日産のガゼールにヒラリと飛び乗るように、マーチに乗ろうとしてズッこける。うむ、膝を擦りむき全治1週間だ。働いていないから労災はおりないな。まぁ、いいさ。
ゲオではすべての「ドーン・オブ・ザ・デッド」がレンタル中であった。…ふぅ、仕方ないな。そこでオイラは代わりに食人族2を借りようと思ったけれど、ここには無かった。…全然駄目じゃん。
昼ご飯として、マックを借りに行く。ドライブスルーは楽で良いね。車のままで買えるのだから。でも、ある程度の車幅感覚と運転技術がいるので注意が必要なのだ。たまに、せっかくのドライブスルーなのに、窓口に上手に停められなくて、結局車を降りて窓口で支払いと商品の受け取りをしているヤツがいるからな。アレって、なんだか後ろ姿が寂しげだよね。左ハンドルなら仕方ないけれどさ…。
ダブルチーズバーガーチキンマックナゲットを買って、家に帰る。飲み物はコーラが望ましいのだけれど、飲みかけの缶コーヒーで我慢した。最近の缶飲料は内部が亜鉛処理されていないから、1日半くらいだったら余裕で「うまい!」と言いながら飲めるのだ。すごい世の中になったものだ。
マックをそれなりに頂く。ガツガツ。
その後、エースコンバット5で空を舞う。そろそろこのクイックな操縦感覚にも慣れてきたので、ドッグファイトもお手の物である。なんだか昔に比べても強くなったと我ながら思う。やはり、エアロダンシング4でインメルマンターンやスプリットS、バレルロールなどの飛行技術をしっかりマスターしたことが、良い方向に作用しているようだ。うむ、すごいじゃん俺。
その後、5回くらいミサイルに打ち落とされたり、山にぶつかったり、はたまたビルの土手っ腹に激突したり、ひどい有様だったのだけれど、まぁゲームだからな。心以外は誰も傷付かないのさ…。
夕方だ。あっという間に暗くなる。それでもオイラはエースコンバット5で遊び続けていた。理由は、過去の経験からエースコンバットシリーズは一度クリアしてしまうと、その操縦性のアバウトさが故にもう一度最初からクリアしようと言うモチベーションが続かない。だから、今この高値買取が実行されている間にクリアして換金してしまおうと思っているのである。値段は4300円くらいだ。購入額は6270円だったので、かなりいい条件である。モタモタするとすぐに需要と供給のバランスから値段が暴落する。…妻がいない間に急がないと。
でも、グランツーリスモ4の発売が延期になったので、のんびりモードになりそうだな。まぁ、その辺りは就職と時間と精神的な具合を綿密に計算しながら考えよう。
夜、ハムスターの巣の掃除をする。3日ばかり掃除をしていなかった。そろそろしないとやばいことになる。で、ハム達を部屋で散歩させる間に、巣を掃除する。
…む、糞だらけじゃないか。この小さなカラダのどこからこれ程大量の糞が排出されるのだろう。それを考えると、オイラの心は果てしない気持ちになった。
掃除が終わる。やはり予想した通りだ。アレルギー性の喘息発作が始まりかかる。糞などの微細な飛沫が飛び散ると呼吸器系にダメージを与える。でもなぁ、かわいいネズミたちのためにはお父さん、頑張らないといけないのよ。そうだ、オイラはネズミ男だったしね…。
夜8時半。飯を調達するため生協ルーシー店へ行く。目的は見切りで半額になったにぎり寿司である。…ふっふっふ、あったぜ半額のすしが。オイラは、すしとコーラを買ってカール・ルイスのように素早くマーチを走らせて家に帰る。
そうだ、あんな夢を見たからにはラストクリスマスを見なければいけない!
あ、矢田っちだ♪
相変わらずかわいいぞ♪
うっとりと眺める。そして、織田裕二もついでにうっとりと眺める。しかし、織田君は色恋の噂が出てこないね。やっぱり、ホ○というゴシップは事実なのだろうか? それは、小倉さんや神田さんがヅラであるくらい一般的に認知されていることなのだろうか? まぁ、いいさ。織田裕二の下半身の事なんて考えたって気持ち悪くなるだけなんだ。だからといって、矢田亜希子の下半身のことを考えるわけでもないぞ。オイラが興味があるのは、女性の上半身なのだ。そこのところは間違えないで欲しい。
そして、再びエースコンバット5をプレイする。途中、もしかしたら西11丁目辺りまででかい荷物を取りに行くことになるかも知れなかったが、その用事はなくなったみたいだ。燃費的には地球に優しかったが、オイラの暇はつぶれなかったし、なんとなく心が宙ぶらりんになったような気持ちもした。しかし、ビスコを食べて強くなったオイラは大丈夫。いつだって、弱い子の味方さ、って自分で書いていてなんだかわからなくなってきたよ。
で、妻と義理母が田舎に帰り、安定した栄養がたたれたオイラは、体重を量るといきなり2kgも減っていたよ。まぁ、確かに何かをおいしく食べようという気にはならないな。痩せていいのかも…
そして、再びエースコンバット5をやる。しかし、オイラが名古屋に住んでいた頃、イギリス留学から帰ってきた友人は9月卒業なので時間をたっぷり余して、良くオイラの家に遊びに来ていた。で、家にあったエースコンバット2を発見して、
「隊長! 待ってくださいよ!」とか
「う〜、味方がやられる…。今助けに行くぞ!」などと、
とてもイギリスに留学に行った人間は吐くとは考えられないセリフを呟きながら遊んでいた。で、仕事があるので彼を家の残したまま出勤する。残業をしつつ、家に帰る。ヤツはまだ家でエースコンバット2をやっていた…。相変わらず知能が低そうなセリフを吐いていたが、そのセリフのバリエーションは増えていた。それなりの発達というのは誰にでもあるらしい…。面倒くさいので彼を放置して、明日の仕事のためにオイラは寝た。
…む、朝だ。朝日が眩しいぜ…。って、ヤツはまだエースコンバット2をやっていた。すでに、セリフはしゃべらなくなっていたが、目だけがギラギラしていた。オイラは身支度を調え、出勤する。で、夜に家に帰る。
…キミはいつまでエースコンバット2で遊んでられるんだ。
常人とは思えない集中力と持久力である。ちなみに、彼の座右の銘
「何でもやりすぎ」だった。
それに比べれば、オイラなんてかわいいものだ。
でも、玉置成実の「shining star☆忘れないから☆」は再び101回リプレイをして心を楽しくするのだろう。…なんとなく、画面の中の玉置成実が老けてきたような気がします。エレガントな友人よ、借りたDVDをこんな風にしちゃって御免ね。