ぱけちゃん、おしゃまなの。

ふざけながらも世間を切るんだ、はてなブロブ版

同じ空の下で、僕らは繋がっていたりする

空 2

退屈なくそまじめな日記も今日までだ。
悪いな、勘弁してくれ。


儀式としては、滞りなく伯母さんを送りだしてきた。
お通夜の空は、ちょっとした吹雪模様だったのだけれど、
告別式の空は、ものすごく晴れ渡っていた。
気持ちがいいくらいだった。
火葬場で、天に昇っていく煙を見ながら、
きちんと休んで欲しいと、心から願った。
写真は、この日の滝川の空の写真だ。


一般的に、自殺をした人は成仏しにくいと言われる。
まぁ、霊能者達が言っていることなので、それがどれくらいの真実を持っているのかわからないけれど…
けれども僕は、この晴れ渡った空を見て、
伯母さん、絶対にゆっくり休んでよ。こちらのことは多分、心配ない…
と、心の中で呟いた。


最後に、札幌に帰る時線香をあげて、再びこの間と同じ事を願う。
遺影の伯母さんがにこやかに、微笑んでいる。
……そういえば、伯母さん、お洒落で髪が長かったんだなぁ。
そんなことを、思い返した。
僕は、その遺影の笑顔を
大丈夫さ、ゆっくり休むさ。で、たまに見守ってやればいいんだろ。
そんな風に、明るく言っているように感じた。


札幌は、対称的に大雪だったらしく、父を家に送るもの、
自分の家に帰るのも苦労したが、
まぁ、それくらいの事なんてヘッチャラだ。
さて、イヤなことや暗いことは減るわけじゃないけれど、
とりあえず、オイラはオイラのままで、普通に暮らしていくだろう。
なにも気負う事なんて、無いんだ。