ぱけちゃん、おしゃまなの。

ふざけながらも世間を切るんだ、はてなブロブ版

失いながらも僕は生きていくしか選択肢はないのだ

遺影

たまたま覗いてしまった人には、堪らないと思うかも知れないけれど、僕は書く。


今日は、家で飼っていたジャンガリアン・ハムスターである「ジョディー」の命日であった。
去年の1日から2日になったばかりに時間に、
僕ら二人に迷惑をかけることもなく逝ってしまった。
それから、丸1年である。
この1年、同じ頃に来たウタとユウは元気に御飯を食べ、夜中に暴れ回った。
そして、3月くらいに雌の「チョビ子さん」が、もらわれて仲間に加わった。
彼らはいつも、夜中に暴れ回って、うちらを悩ませるが、かわいいものである。


午前中の僕は、昨日の出来事で頭の整理がつかなくて、
寝るでもなく、何をする出もなく、チャットルームから流れてくる音楽や声に耳を傾けていた。
で、ジョディーの1周忌を思い出したのである。
家に飾ってあるジョディーの写真の前に、山盛りのひまわりの種を置き、
キャベツ、ミカン、こうや豆腐、そしていつも食べていた主食のペレットをお供えして、手を合わせた。
花がないところが、かわいそうだったけれど、許してもらうことにした。
僕は、ぼけっといっぱいにひまわりの種を詰めて、マーチに乗り込んでジョディーの眠る場所へ車を走らせた。
正月中なので、比較的早い時間で到着した。
僕は、ポケットからひまわりの種を取り出して、
ジョディーの眠っている辺りに向かって、それを放り投げた。
なんとなく、かつてのように夢中でひまわりの種を割って、頬袋に詰めるジョディーの姿を思い浮かべて、
車内でタバコを一本吸う。
そこを離れる時に、一度手を合わせて
「ゆっくり寝てくれな」
と、心の中でささやいた。