ぱけちゃん、おしゃまなの。

ふざけながらも世間を切るんだ、はてなブロブ版

帰れるんだ!これで、帰れるんだ!

マーチ

昨日の夜の記憶に、キャッツアイ清田店でGHOST SQUADをプレイする自分の姿があるのだけれど、果たし夢遊病かな。夢かな…?
まぁ、いいや。オイラも今や中将殿だ。忍者の格好でマシンガンを振り回している。それにしても、マガジンチェンジのタイミングが難しいなぁ…。
で、今日の朝なんだ。妻に起こされる。
「ねぇ、パチンコハッピーでパチスロ祭なの。早く起きて」
「……むぅ。」
とりあえず、起きてみるがなんの事やらわからない。で、茶の間へ移動して妻に事情聴取を執り行う。…そうやら、パチスロ祭の日はスロットに7が並んでいる台があるらしく、それをゲットすると高い確率で出るらしい。…うむ、話はわかった。しかし、それが俺になんの関係があるのだろうか?
で、あれよあれよという間に、外で並ぶのは寒いだろうと黒のタイツを渡される…。なに? 外に並ぶだと?
…あぁ、ここになってようやく事情がわかった。夫婦そろってその当たり台をゲットしてもうけてこようという魂胆らしい。こんな時のオイラは、正直起きたばかりで頭脳にぶとう糖が満足に補給されていないのでボケボケだ。渡された黒タイツをおとなしくはく。
…う〜ん、往年の力道山みたいだな。そこでオイラは、空手チョップの素振りを100回やってみた。…腕がつりそうになる。で、もう一つ江頭2:50がインスパイアされたので、色々暴れ回ってみる。やってみてわかったのだけれど、あれ結構体力を使うぞ。決して馬鹿にしてはいけない芸だ。
で、オイラは情けなさに涙をボロボロ流しながら、その上から普通に服を着た。なんとなく、股の辺りがスースーして返って落ち着かないばかりが、寒いような気がする。で、その旨を妻に伝えると返事の代わりに使い捨て回路が飛んできた。
あぁ、今や妻は獲物をねらう猫科の大型動物となっている。…目が血走っているぜ。星飛雄馬のようにな…。
逆らうことなく、オイラはマーチのドライバーを務め、パチンコ屋へ車を走らせる。で、行列の後ろに並ぶ。ま、心配された外並びではなく、広いホールがあるので店内で行列を作る。すると店員が妙な事を口走っている…
「会員カードをお見せください!」
…なに? そんな情報は妻から聞いてないぞ。オイラは怒りに震えながら妻を睨んでみたが、ハタ坊の様に適当な表情をして目線をそらせた…。ンニャロゥ…。
で、会員さんがすべて入った後に、一般客が入場する。なんだよ、並んだ意味無いじゃん。
台は妻からの指示により、北斗の拳だ。で、7がそろった台を探してみる…。ねえぞそんなの…。しかし、「北斗の拳」というBARみたいなマークが横一列に並んだ台があったので、座って待つ事にする。店員が、コインを購入して待てと言うのでおとなしく従った。
で、9時丁度にスターウォーズのオープニングテーマが大音響で流れ始め、辺りがやかましくなった。うむ、こんな光景を目にするのは初めてだな。一昔前だったら、軍艦マーチだったのだろうけれど、左翼がうるさいのでソフィストケイトされてきたのだろう。
で、とりあえず打つ。120回転くらいさせるとボーナス確定となった。おろ? ガセネタだと思っていたけれど、本当だったのか? で、ボーナスゲームを消化する。連チャンすることなく170枚ちょっとを排出して、ボーナス終了。後は、ドンドン飲まれていくだけだ。…なんというか銭形の方が面白いな。あまり北斗の拳自体、思い入れがあるわけじゃないしな。ルールや演出もサッパリわからん。
で、妻に
「正直、スマンかった…」と述べて、返らさせてもらう事にした。妻は妻で、友人がトラブルらしく合流して色々と話をするから用無し、と烙印を押された。
なんとなく、釈然としない気持ちを抱えながらオイラは昼飯用にセイコーマートにて、欧風チーズカレーヌードル 108円を買って帰り、灯油を補給し、因数分解素因数分解など、恐怖の天敵、数学の勉強をはじめる。
ま、平行してマッキーの曲を流しながらチャットの部屋を開設しておいた。ふふふ、誰も入ってこないのが面白いな。まぁ、良いんだ。ここは、特別な人のための部屋だしな。
昼になり、お湯を注いでカップラーメンを作る。3分待って頂きマース!
……ぬるい。
なんとなく、駄菓子やラーメンに湯を注いだような状態になった。ま、いいや。ピッコロさんだって何も食べないんだ。仕方なく、オイラはちょっと心があるようなぬるい麺をズルズルとすすった。ちょっと涙がにじんできそうになった…。
で、食い終わったオイラは再び数学の勉強をはじめる。ま、思い出すわけだからそんなに大変ではない事に気が付いてきた。ただ、面倒なだけなんだ。
で、時折チャットルームに入室される方が居られれば、ちょいと話し込んだりして、大いに気分転換をさせてもらう。…結構、優雅な生活じゃないか。
で、再び勉強をする…。
さて、3時半を過ぎたな…。いい加減、数学も四字熟語もゲンナリだ。もうたくさんだ。オイラは背中にギターを背負って、キカイダーのように華麗に茶の間に楽譜をもって侵入した。途中、死に神博士のフルートの音色で良心回路がいたんだけれど、水に潜って変身すればオーケーだ。で、ギターを伴奏にしてひたすら歌い続けるオイラ。まるで、一人ジュークボックスのようである。
そして、ギターをバッタリと置いて眠る…。
……ぐわぁ! 携帯の呼び出し音がけたたましく鳴りやがる。で、イソイソと電話に出る。…む、妻からだ。
どうやら迎えにこいという話だ。はいはい、失業中で勉強するしか脳のないオイラはおとなしく運転手をしましゅよ〜、だっと。で、パチンコから今度はカラオケ屋に移送する。外は、細かな雪がひっきりなしに降りつけている。正直、視界が良くない。しかし、オイラはグロンホルムのような天性のラリーセンスを前面に押し出して、キャッツアイ栄通店へ到着させた。まぁ、クルー達がオイラの労をねぎらってくれるので嬉しいものだ。残念な事に、このキャッツアイには愛すべきGHOST SQUADが設置されていないので、オイラはそのまま家にトンボ帰りした。
ま、本当は途中のボストンベイクででかい割に安くて旨いサンドイッチを買って帰り、ダイエットコーラで流し込んだ。なんて、幸せな感覚なんだ…。
そして、再び志村動物園を見ながら眠りにつく。
ご察しの通り、再び携帯電話がけたたましく鳴る。電話に出ると、妻だ。迎えにこいという事らしい…。さて、オイラは着替えをしてキャッツアイ栄通店へ再び向かう。…む、なんだか先ほどより雪がひどくなってきたな。で、妻とその友人を乗せて、友人を自宅へ移送する。
家に帰ろうとしたときに、オレの友人のプレステのパチスロソフトの話をしたら、
「是非、借りたい!」
と、妻が執拗に要求するので、友人に電話をかける。
……いたよ。パチンコ屋に。
で、全く予定にない本日2度目のパチンコ屋へと車を走らせるのである。友人と面会。相変わらず、平台でのんびり打っていた。それを待つ間に、妻は再び北斗の拳を打ち始めた…。ヤレヤレ。ギャンブル好きは何処の血筋だ?
すべてが終わり、先ほどのソフトを借りに、友人宅へ行く。するとどうだ、予定にない友人の妻が帰ってきているではないか? 妻と友人の妻、感動の再会を果たし話を弾ませていた。
そして、オイラは友人のご子息に怪訝な表情で時折見つめられた。ま、その度にオイラは気の狂った顔をして見せて遊んだので、多分幼い彼の記憶にオイラは、
「気の狂ったおじさん」
として、末永くメモリーされる事であろう…。まぁ、いいさ。記録より、記憶に残る人間になりたい!
さて、10時を過ぎたので、ご子息もお眠りになられ、我々馬鹿夫婦はソフトを借りて家に帰る。当然だが、ハムスターたちは、「飯が遅い」と、大ブーイングだ。仕方ないじゃん。オイラだって忙しかったんだ。
妻が飯を与え点数を稼ぐ。だからいつもオイラは文句ばかりを彼らから言われてしまうのだよな…。
後は、一日が怒濤のごとく終わってきたのでチャットでもして、眠気が来たら寝るのである。ちなみに、妻は早速借りてきたプレステソフト「北斗の拳」をプレイして研究しはじめている。あの飽くなき探求心を、ほんの少しギャンブル以外に向けてくれれば良いのだけれど。