波平ダイナマイト2005 発売決定
目覚ましをかけないと7時に起きてしまうオイラです…。で、トイレに起きて、タバコを吸う。ちょいと水分補給。で、ガンガンに目が覚めてしまう。血圧が高いというよりは、眠りが浅くて、いつでもスタンバイ状態なのだろうな…。
そして、凍えるハムスターのために茶の間のストーブをつけて、オイラはコタツに潜る。そして、ニュースを見る。
で、これをやってしまうと今度は、眠りモードに入ってしまうんだよ。なんというか、簡単な構造をしているな、オイラって。前世は単細胞だな…。
9時半くらいに、妻に起こされる。
そう、コタツで寝ていたので雷が落ちたのだ。オイラは、F-1でクラッシュして出火が懸念される時のドライバーがコックピットから抜け出すように素早く、5秒以内にコタツから飛び出した。…ふぅ、危ない。ボヤボヤしていると出火はしないけれど包丁が飛んでくるからな。違った意味でスリル満点だぜ…。
さて、メインパソコンの部屋へ移動する。そして、黙々と昨日買ってきた高校入試対策の数学の問題集をやっつけはじめる。
ま、四則演算当たりはうっかりミスさえしなければ大丈夫だな。基本的な事は覚えているようだ…。あと、括弧の展開についても大丈夫だ。ちょっと公式めいたものがあるけれど、覚えるのではなく、思い出すので労力もそれほどではない。
しかし、なんだか部屋の空気がどんよりとしていた…。
で、因数分解のページを開いた瞬間にオイラは耐えられなくなってとじだ。そうさ、動物のお医者さんの二階堂君がいくらハムスターに向かって、
「あなたはウサギ…、あなたはウサギ…」
と、ごまかしをかけようとしても、いずれは耐えきれなくなるのと一緒だ。で、オイラは漢字の問題集を開いた。うん、まるで部屋の空気が入れ替わったようにすっきりとしてきたぜ。なんて爽やかなんだ。まるで、薔薇の香りじゃないか！
で、サクサクと漢字の問題集に取り組んだ。むぅ、同じ学問なのにどうしてこれほどまで、好き嫌いがハッキリと現れるのだろう…。そう思うとなんだか不思議な感じがした。
昼食をちょっと遅い時間に食う。
妻が、外出する。その隙をねらって、オイラは楽譜とギターを取り出して、ひたすら歌いまくる。今日は、通常よりキーをあげて高音域の声の出方を訓練した。声もちゃんと幅広い音域で使わないとすぐに出なくなってしまうからな…。そういえば、会社の営業者で最大ボリュームで歌っていたときには、ドンドン1ヶ月ごとに半音ずつ、声の出る音域が上がっていったんだよな。…今となっては、懐かしい思い出だ。
そんな感じで、気が付くと2時間以上歌い続けていた。声はまだ大丈夫だけれど、ギターを弾く指がボロボロになって激痛が走り始めたのでやめた。
さて、そのままオイラは皿をアライグマのようにシャカシャカと洗い始める。おまけに米を2合研いでおいた。いちおう、本日のオイラの家事ノルマはこれで終了だ。
後は、パソコンをいじったり、勉強をしたり、思い思いの時間を過ごさせてもらう事が出来る…。
さて、相変わらず何処まで行ったのか知らないけれど妻は帰らない。仕方ないから、自分で晩飯を暖めて食う。そして、まるでジャニーズのように2回目の公演を始めだした。が、歳というのは怖いものだな。すでに、声がガラガラピーで出てこないぜ。そんな自分の限界に嫌気がさしたオイラは、年賀状をゆっくりと眺めはじめる…。
あぁ、なんだか懐かしい…。
で、ついでなので二人ほど電話番号が書いてあるかつてのサークル仲間に電話をしてみた。一様に、ビックリされる。そりゃそうだよな。全く音信普通だった人間から突然連絡が来るんだもん。それはまるで、突然大学に出てこなくなった木下君が友人の結婚式のパーティーに現れたのと同じくらいビックリするさ。…ま、例えが極めて一部の人にしかわからないのがアレだけれど。
それにしても、顔を合わせて話をするのは特にイヤなヤツでない限り普通だけれど、電話だと微妙なニュアンスがわからないから気をつかってしまうな。かつてのオイラのおちゃらけたキャラクターが前面に出せないじゃないか。
その内の一人の子は、ぶっちゃけた話大学時代にオイラが最後まで憧れていた女の子だったのだけれど、仕事で疲れているのか、家事で疲れているのか、はたまた話し相手がオイラなのでテンションが上がらなかったのか（ま、これが理由だろうな…）なんとなく元気が無い感じがした…。そういうのって、すごく気になるんだよな…。大丈夫かしら…。迷惑だったかしら…。9時頃だったしな…。
ま、良しとしよう。とりあえず、懐かしかったし、オイラは泣きながら電話を切って、タバコを吸った。垂れてくる鼻水が減塩醤油で不足しがちな塩分を補給してくれる…。
で、後は眠くなるまでチャットでぼんやりと過ごすのだ。
