ぱけちゃん、おしゃまなの。

ふざけながらも世間を切るんだ、はてなブロブ版

松嶋菜々子の鼻の下について深く観察する

ghost squad

タップリ寝たぞ。まるで頭がトロトロになるくらいにタップリ寝たぞ。…そんなに寝なくても良いんだよ、全く。
で、携帯のアラームに起こされてゴミを出しに行った。昨日細かい雪が降っていたので、イヤな感じがしていたのだけれど、やはり車は真っ白にグラニュー糖をかけられたケーキの様相を呈していた。全く、むかつく事ばかりだぜ。
家に戻り、しばらくパソコンを立ち上げてチャットに入って挨拶をかます。で、部屋も体も温まってきたので、出かける準備をする。
そうなのだ、ハローワークにいってそろそろ公示されている職業訓練に申し込みを入れなくてはならない。颯爽と、雪も落とさずに走る棺桶状態になったマーチを巧みに操り、駐車場へ停める。やはり、午前中はハローワークも空いているぜ。この時ばかりは、
「早起きは三文の得」
と言うことわざが身にしみる感じがした。
さて、早速50番の窓口に行って相談をする。職業訓練関係は60番の窓口だというので、メモ書きを添付して書類を回してくれる。流石だ。これが普通の窓口だったら、
「勝手に行ってくださいね…」
と言うような扱いを受けて、いきなりゲンナリするところだ。で、60番で説明を聞く。今回公示されているのは4月入校の職業訓練である。種類は3タイプ。西区のポリテクセンターで実施されるもので期間は6ヶ月。……長いな。しかし、これを卒業すると2級はおろかホームヘルパー1級の認定が受けられる。…ま、正直1級なんてお金を払えば誰でも取れるんだけれど。後は、民間の学校に委託の2級までのコースで実習が約1ヶ月ある4ヶ月のコースと、認定を取るためだけの最短3ヶ月のコースだ。
で、一応せっかくなので6ヶ月のコースに申し込みをしておくが、おそらく人が殺到するためあらかじめ試験の実施が決定されている。内容は中学高卒業程度の国語と数学だ。プラス面接である。
……国語は良いとして、数学が困ったものだ。オイラの取って数学とは、おばけのQ太郎にとっての犬や、動物のお医者さんの二階堂君に対するネズミのように、かなりな天敵である。困ったものだ。しかし、避けて通れる課題ではないので、おとなしく取り組む事にする。後で、高校受験用の数学の参考書でも買いに行こう…。
で、受付を済ます。後は、3月7日に実施される試験対策をするのが当面の課題となる。ま、落ちても民間委託の学校で勉強は出来るけれど、これ以上負け犬になるのもイヤなので、選考に残れるように努力するつもりだ。どうせ、時間はタップリあるんだしな…。
一応、担当者からオイラの病気について、この仕事をする上で大丈夫ですか?と確認が入った。ふふっ、野暮な事聞くんじゃないよ。オイラは、欲の皮の突っ張った営業の上司と、同じく欲の皮の突っ張ったクライアントと、更にすぐに言い訳と逃げ口上で去っていってしまう技術者。それに、いつまでたっても渋い値段でしかおろしてくれないコンピュータ卸会社と折衝をしていたんだ。金の話にウンザリする事がなければ、そこそこやる事が出来ただろう。てなわけで
「くっくっく…」
と、怪しい笑みを浮かべて担当者をびびらせておいた…。
そして、書類を受け取り帰ってくる。一応、今回の就職相談で、失業認定に必要な最低月1回(身体障害者用)の相談をしたので、後は家でぼんやりと認定日を待っていればいい。ま、ぼんやりとも出来ないけれどな。ま、予想される倍率は5倍らしい。ヤレヤレ、いきなりシビアじゃねえか…。オイラは、ションボリしながらハローワークを出たが、仕方ないので妻のためにもりもとでパンを買って、家においてから本屋へ出発した。そうだ、高校入試用の数学の参考書を物色しなければならない。
さて、文教堂に着いたぞ。う〜む、大学受験用とか就職対策用の参考書なら随分と昔目を通したものだけれど、中学卒業程度の数学って何をやってたんだっけ?
で、適当なものを開いて内容を確認する。
素因数分解。おー、懐かしい。
因数分解。おー、最初わからなくて悩んだなー。
2次方程式。んー、なんとなく覚えているぞ。
方程式とグラフ。あー、そういうのもやったよなー。グラフをかいて線を引くんだよ。
三角形、四角形の性質と角度。あれ、そんなのやったっけな…。
円周角と弧。「こ」だよな…。狐じゃないだろうな…。
中点連結定理。……なんだそれ?
三平方の定理…。 おい、俺の記憶は何処へ行ったんだ?
オイラはキリスト教の祭壇に対峙したときのように、膝を地面にがっくりとつけそうになったが、何とか仏教徒としての体面を保ち、極めて冷静なふりをした。しかし、出てくる脂汗というのは止まらないものだな。
結局、これではいかん、とオイラは自らの能力を認知して、適当な参考書を残り少ない身銭を切って買ってきた。…あまり時間はないんだ。躊躇なんてしていられないんだ。
で、帰りにドン・キホーテダイエットコーラを2本買って帰る。ま、当然プラダの財布をうらやましく見ながら、ヨダレを流した当たりで、店員に襟首を抓まれ外に放り出された…。全く、失礼なヤツだなぁ。将来のお客さんに対して、プンプン。
家に戻る。正直、こういう時のオイラの頭の中はものすごくフル回転しているので、妻に対する報告などと言うものに全く気が付かない事が多い。で、いつもの通り、不満を露骨に表されたのでこっそりとパソコンの部屋へ逃げる。ま、仕方ない。今は、あの数学をぶちのめさない限り、他の事を気にかけるような余裕など無いのだ。
で、適当に昼ご飯を摘みながら、勉強をはじめる。とりあえず、国語の漢字の読み書きや、四字熟語を勉強するのは面白いのだ。知らなかった事を知る喜び。しかも、世の中の多くの人が知らないことを知る喜び。これは非常に楽しいのだ。
で、夕方までやり、今度は高校入試対策の数学の参考書を開き、いきなりゲンナリして閉じた。……やはり、コイツとの勝負が俺との最大の戦いになるのであろう。ふ、まあいいさ。やってやろうじゃん。わからなかったら、数学に強そうな友人に質問しまくってやれ…。
晩ご飯を喧嘩しながら食べる。正直、飛んでくるものを交わしながら食事をするというのは、あまり消化に良さそうではないな…。
飯が終わると同時に、メインパソコンの部屋へ転がり込んで避難する。いつもの行事だ。気にすんな>おいら。
で、たいしたイベントもなく夜も更けた後に眠るのだった。