ぱけちゃん、おしゃまなの。

ふざけながらも世間を切るんだ、はてなブロブ版

2年ばかりホワイトデートは縁がない。

見えない明日part2

さて、世の中のサラリーマン達がダントツで気分が悪くなる月曜日だ。皆の衆、いかがお過ごしか?
オイラは9時半頃暢気に目を覚ます。で、いつものように湯上がりの舘ひろしの様にユラユラと、下半身を丸投げにしながらウィンストンに火をつけて、ユラユラとタバコの煙を揺らした。で、パソコンの電源を入れる。昨晩は、いつも常連のチャット部屋で、引っ越しによってネットが出来ない環境にはいり、所謂チャット卒業というヤツがいて、結構遅い時間まで盛り上がっていた。で、電源を入れると相変わらず同じ連中がアクセスしていた。まぁ、盛り上がっていたかというと、すでに酒が抜けてしまっており、徹夜の飲み会の後を彷彿させるような寂寥感が漂っていた。で、適当にちゃかして部屋を離れる。肝心の卒業するヤツは、アクセスしたまま寝ており人づてに挨拶を頼んでおいた。
…そうなのだ。3月は卒業の季節なのだ。人が移り変わる1ヶ月。なんとなく落ち着かない1ヶ月。たくさんの身を千切られるような別れがあり、その失った部分に慣れるように一人必死でもがく季節なのだ。…ふぅ。
オイラは、近所で大脳新皮質にぶとう糖を送るべく甘ったるい缶コーヒーを買ってきて、飲んだ。ま、これも大学生の時に染みついた習慣であり、誰に注意されても「あの頃」を失うのがイヤで、断ち切ることの出来ない悪習慣なのである。意図的に断ち切ることの出来ない習慣というのはあるモノだ…。
そして、茶の間で朝のニュースを見ている内に、コタツに食われて眠ってしまった。
…そして、妻にトップロープからのダイビングヘッドバットをくらい目を覚ます。…そんなに元気があるならインフルエンザも治っているような気がするのだけれど。
で、インフルエンザで動けない妻に変わり病院へ薬を取りに行く手はずになっていた。そして、オイラはオイラで病院へ行かなければならない…。何げに忙しい日なんだな、と実感する。
で、2時半くらいに家を出たのはいいのだが、妙に道路が渋滞して何処に行っても前になかなか進まない。オイラの頭の中に入っている裏道情報を駆使しても、結局のところ幹線道路に接する手前で渋滞に巻き込まれてしまうのだ。…ま、仕方ねぇ。こんな日は、チャンチキおけさでも口ずさみながらのんびりと流れにゆだねるしかない。で、通常20分から30分くらいで到着する病院は、タップリ1時間強の時間を費やしやっとの事で、たどり着いた。
で、診察を受けるがすでに薬を中心とした治療で安定してしまっているオイラは、ほとんど語るべきことはない。1時間以上かかって診察に着たが、3分もかからずに終了…。ま、大学病院ではよくある話だけれどな。
そして、薬を受け取り帰路につく…。ふふっ、相変わらずの渋滞だ。
オイラは、妻にメールを打ち、ヨドバシカメラで道草を食って帰ると告げた。
ヨドバシ到着。
早速、時計のコーナーを物色する。…うむ、オイラが恋いこがれていたウェンガーの時計が無くなっているな。その事でオイラはものすごく悲しくなった。が、最近は同じナイフメーカーで有名なビクトリノックスが二匹目のドジョウを狙い、時計を出してきている。ま、正直言ってもう2〜3年勉強したまえという感じだろう。そこで、ふとケースの下を見るとLUMNOXが燦然と輝いていた。ま、2万円台の時計は、ハッキリ言って2〜3000円のダイバーズウォッチと大差がないのだけれど、43600円の寝札がついていたステルスシリーズはかなりいい感じに仕上がっていた…。うむ、目標変更だな。しかも、更に金額が高くなってどうしろと言うのだろう…。やはり、ヨドバシでモノを物色するとこのような攻撃を食らってしまうのだな。
そんな感じで店内をもれなく見て回り、おみやげ代わりにウォシュレット付きのトイレに大便を産み残し、きれいに肛門クリーニングをした…。はっ、イカン。もうすぐ1時間たってしまうぞ。1時間を超えると駐車料金が上がってしまう…。で、イソイソと駐車券を精算機へ投入する…。む、300円だな。細かいのがないから千円札を差し込む。
……。
はいらないぞ。時間は残り5分だ。オイラはインターホンを押し係員に症状を伝える。すると、新千円札じゃいけないそうだ。財布の中を見ると、すべての千円札の野口英世がにっこりしていた…。くそ…。
オイラは、時間を気にしながら3階の売り場に下りて、レジで
「駐車場料金が払えないので、旧千円札に買えてくださいっ。」
と、ちょっと面倒くさそうに、ちょっと切れたような感じで店員に不満と共に申し上げる。で、再びヒイコラと4階に上がって精算機に駐車券を投入。旧千円札を入れる。…が、入らない。で、再びインターホンで係員を呼ぶ。うぅ、後ろには精算を待つ人の行列が出来ているじゃないか…。時間に余裕があるなら、後ろにゆずるオイラなのだが後1分ほどで1時間を経過して料金が上がってしまうので、パチスロでお金を失ってしまい、特別に金にこすくなったオイラはゆずらない。
で、インターホンから再び
「ちゃんと旧千円札を入れましたか?」
と、言ってきた時にカルシウム不足のオイラはぶち切れた。

「ちゃんと交換してもらった。札自体が入らないって言ってるだろう!」



すると、光の速さで係員がやってきた。で、現象を確認…。入らない。
係員、自分の旧千円札を出して入れようとする…。入らない。
係員、なにやら無線でやり取りをする。すると、二人目の係員が光の速さでやって来て、精算機を鍵で開けて中を確認しはじめる。待つこと、2〜3分。
「別の精算機でお願いします。」
新しい方の係員がそういった。オイラは、駐車券を受け取り直し、こういった。
「これで、料金が上がったらどうするんですかね!」
…我ながら、みっともない。けれど、腹が減っていて必要以上に腹が立ったのだ。係員がオイラの後をついてくる…。オイラは、係員Aを無視しながら精算機に駐車券を投入し、料金が上がってないことを確認し、旧千円札を入れる。…ちゃんとはいるじゃん。で、ちゃんとおつりも出てきた。なんだよ、壊れた精算機なんて置くなよ…。
係員Aは何度も「お待たせしてスミマセン」と言っていた。
まぁ、オイラも人が変わったように、
「いっや〜、いいんですよぉ〜」
と、上沼恵美子のようなおばちゃん喋りに切り替えても変なので、寡黙に去っていった。…別に係員Aが悪いわけじゃないのだけれどな。中学の時の同級生、熱田君によく似た係員Aさん、機嫌が悪くてスミマセンでした。いつかあなたにいいことが訪れますように…。
そして、オイラは再び渋滞の中で、南京たますだれを口ずさみながらのんびりと運転し、サッポロドラッグストアで妻から命じられた買い物を済まし、6時過ぎにやっと家に到着する。
で、妻の分のおじやを途中まで作り、その後自分の分のチキンハンバーグを温め、オムレツを作り晩ご飯にした。…ふう、オムレツもようやくきちんとした形に出来るようになったな。ま、どうでも良いことなんだけれどさ。
で、腹が一杯になったオイラは、疲れをまといコタツに潜り、ニュースでライブドアフジサンケイグループの大人げない戦いの模様を解説付きで聞きながら、寝た。
で、静岡あたりを車でドライブしている夢を見て、名古屋に行く途中で目を覚ました。…うむ、名古屋に行きたいな。第二のふるさとである名古屋を思い出し、オイラは心の中に平井堅の「瞳をとじて」を流しながら、一人泣き濡れて蟹と戯れた。
ま、その後はパソコンをつけて、いつものように日記をつけたり、適当に音楽を流したり、一円にもならない文化行動をしながら、
「見えない明日なんて来なくていいのさ…」
と、呟いて寝るのである。