60年目の夏、60年目の終戦記念日

さて、終戦60回目の節目である。この世界の中で第二次世界大戦から紛争を起こさなかった国というのは非常に珍しい。もちろんアメリカの傘の下に潜っていたというせいもあるのだけれど、とりあえず紛争を解決する手段として武力を使わなかったことは率直に認めても良いかと思う。…ま、一部の国からは文句を言われるけれどな。大した何もしてないくせに…。
で、そうした意味でも非常に重要なのだけれど、肝心の衆議院議員達はおそらく選挙のことしか考えないで、平和記念式典に参加した小泉総理大臣や他の閣僚以外は全く思い出しもしなかったに違いない。
…平和というのは、てめぇらの利権が守られることじゃぁねぇんだよ、この腐れ老人どもが。
…っと、決まり台詞を吐いたぱけちゃんの終戦記念日を追ってみよう。


朝、いつものように早起きをする。仕事をしていた時は昼になっても起きなかったのに、状況が変わると随分生活リズムも変わってしまうものだ。最近では眠くなったから寝ると言うより、する事が無くなったので仕方なく寝るという感じだもんな。…なんとなく良いご身分だ。
で、朝からパチンコ巡りの提案を妻に提出してみたが、杉田かおる張りの回し蹴りで一蹴された。…弁護士呼んでこい。べらべらテレビで話をしないヤツをきぼ〜ん。
仕方なく再び寝る。今日はとても暑い雰囲気なのだけれど、春一番のような激しい風が吹き付けていたので、それほど暑さを感じなかった。ま、盆も終わるし、札幌も次第に心も凍るような街角へと変貌していくのだろう。そして、凍えた心を温めてくれるのは君の温もりだけだ…。
…ふ、くだらない。


昼過ぎ、やっと活動モードに切り替わる。先日妻が我が賃貸アパートの入り口に車ごと入場してしまったために、ボンネットを中心に修繕にかかる見積もりと入庫予約をしてもらわないといけない。で、日産プリンスへ出発。
一般的にディーラーで行う鈑金料金というのは高い。しかし今回はアパートの入り口の修理もするし、保険を使わないと対応できないのでそうなるとどこでもいいのだ。痛むのは免責の5万円だけだ。だったら、普段からなじんでいるディーラーでやってもらった方が良い。ま、他に理由はない。多分ディーラーも下請けに出すのだろうし、何でもいいのだ。ただ、保険が3等級上がるのがきついな。
ま、いいや。ものは直せるが、体は治しにくいと来もあるし、精神的にも傷が残るものだ。
で、出てきた概算見積もりは16万。
……。
…………むぅ。
バンパー交換、ボンネット（フード）交換、フェンダー鈑金、左グリルパーツ交換等々だ。正直、ボンネット交換くらいかと思ったら、よく見るとフードも折れ曲がっている。その上、フェンダーに鈑金が必要だとは思わなかったな。
…なんだか今の車の修理って高いね。壊れながら美しくなれ……、じゃなかった、壊れながらショックを逃がして人間のダメージを軽減するというコンセプトだから、仕方がないのだけれど、その分金銭的ダメージがでかい。…ま、笑って済ませることにした。
そのまま入庫させてしまい、マーチの代わりにマーチの代車が出てきた。…これって、うちらのマーチより新しいじゃん…（マイナーチェンジ後バージョン）。色もキウイグリーンという、ほとんどうちらのマーチと同じ色で何の新鮮さもなかったりした。
けれどもよく見ると、エアコンからマイナスイオンが出てくるような仕様になっていたり、ドアミラーは全車電動格納機能がついているし、メーター類も見やすく変更が入っている。エアコンはユーザーの間でも問題になっていた、1＝微小、2＝微小よりちょっとマシ、3＝猛風、4＝台風並み、というあまりにアバウトな段階も、適度に見なおされている。
それに、なんと言ってもシートが3倍くらい座り心地が良くなっている！ 見た目には何も変わらないのだけれど、微妙に堅くなって、サイドのホールド感が格段に良くなっている。…これ、椅子だけ交換して欲しいな。
後は新車と言うこともあり、段差を乗り越えるサイなどボディー剛性がしっかりしているように感じた。…うむ、車って3年でへたるんだ。
家に帰ってザメザメと泣いてグランツーリスモ4をプレイして遊んだ。
晩ご飯は、各自勝手に食うことにしたのだけれど、台所へ行って何か作ろうとすると、先日祖父からもらったカサブランカが猛烈な香りを発散している。…ちょい臭いきつすぎ。それでさえかなり食欲を削られるのに、更に妻が喜んで買った桃の香りでオイラの食欲は完全に駄目になった。…そうだよ、オイラはものが嫌いなんだ。不二家のネクターを飲んで以来、桃が全く食えなくなったんだ。ま、嫌いになるきっかけなんてわからんもんだよな。
晩ご飯の代わりに甘ーいジョージア・オリジナルを飲んで車で散策に出た。
途中、パチンコ屋によってケツの毛まで抜かれている様を冷やかしに行った。…うむ、確かにこの時期ケツの毛まで抜かれているな…。ま、オイラはケツの毛を抜かれたことはないが、ケツの毛をナースに剃られたことはあるぞ。痔瘻の手術前にガッツリ削られた。ま、
「…もう勝手にしてください。痛いから早く手術してください。おまかせします」
という無条件降伏的態度を示しながら剃られたっけな。ま、おかげで手術の後はすっきりだ。
で、店内をウロウロしていて気が付いたのだけれど、オイラはジャグラーで他人がGOGOランプをペカらせて、ボーナスをそろえるのを見ているだけでも幸せな気持ちになる。そう、まるで焼き肉の臭いをかぎながら白飯だけを食うような感じだ。これなら、無駄な投資なしで幸せな気持ちになれるからいいかも知れない。儲からないけれど、損もしない。そして、何ともいえぬほんわかとして幸せな気持ちになれる。…いいかもｗ。
で、ほんわかしながら家に帰り、後は北斗の拳を読み返して寝ることにしよう。
明日も休み。ちょっと勉強していた方がいいかな、なんて思ったりする終戦記念日であった。な、国会議員。選挙のことばかり考えてないで仕事しろ。ちゃんと法律作れ。