ぱけちゃん、おしゃまなの。

ふざけながらも世間を切るんだ、はてなブロブ版

(_ _ )/ハンセイ

どうもね、最近書いている内容が説教臭いと評判が悪いぱけちゃんなのである。
だって、歳を取ると誰しも説教臭くなるものだ。若さの勢いだけで世知辛い世間を渡っていくのは、今や無きワールドトレードセンターに張ったロープを渡りきるより難しい。…実際に過去にやった人で落ちて亡くなった人もいるしな。
で、説教臭いのだよ。
だから、説教臭いことは後半にまとめて書くことにした。


さて、雑多なもめ事の多かった以前の話しを取っ払って、今日は世間様では3連休の中日らしい。日曜日だ。…かといって期間工へ行くまでの1週間、無職なオイラは事故でも起こすと、
「札幌市在住のぱけを 無職35歳」
と報道されてしまうのだ。…いや、視聴者ウケを考えると
「札幌市在住のぱけを 元介護職員35歳」
の方が燃料としては最適だな。
で、動くとお金の移動も起きてしまうので、家の中にじっとして、そう夏場のハムスターのようにモチのようにべったりとして過ごそうと思っていた。すると、外からむせび泣くような犬の鳴き声が聞こえてくる。…そうだ、こんな異様な鳴き方をするのは近所のダイちゃん(雑種 5歳 ♂)に違いない。オイラは、缶コーヒーを買ってくるついでにヤツを冷やかしてくることにした。
オイラがヤツの目の前に現れる、明らかにヤツの目はオイラをロックオンした。まるで航空自衛隊ドッグファイトの訓練で、負けてしまった時の音のように
「ぴーーーーーー!」
という機械的な負けの合図を耳の奥で聞いた。で、伸びをして構えるヤツ。
仕方が無く近くにより、撫でようとすると、まず鼻先で顎にアッパーカットを食らわしてくれた。その後、両前足でドロップキックをかましてくれる。…恩知らずな犬とはまさにこういうヤツのことを言うのだろうな。…いいんだ、これで!
撫でると腹を出して
「もっと撫でれーーー」
とアピールするのだけれど、すぐにおだってしまって立ち上がり、暴れまくる。この季節、どうやら毛の抜けかえらしくて綿毛がジャンジャンオイラの服に付く。で、時折やはり思い出したように両前足でドロップキックをかましてくれる。
……むぅ。
オイラはゴルゴ13の様に黙って現場を後にした。…ちっとも良い事なんて無いじゃないか。
やがて茶の間のカーペットの上で、むせび泣きながらふて寝した。


目を覚ますと10時半頃。妻に首根っこを掴まれて買い物回りをする。
介護職を一時休止しているオイラだけれど、ドラッグストアに行くと介護関連商品を手にとってしげしげと見てしまうし、スーパーに行くと野菜とか魚とか、価格と鮮度を手にとって比較してしまう。どうやら身も心もグループホームの住人になりつつあったようだ。怖いよな。冷静にこの仕事をしないと、ボランティアのように使われるだけ使われて金をもらえないなんてコトになっちまう。
で、生鮮産直市場の品揃えは、価格の割に新鮮だ、と言うことを認識して家に帰る。仕事の関係で強制的に丸正から買い物をさせられていたから、
「あー、こういう野菜を入居者に食べてもらうことが出来たらいいのにな」
と、やはり経営母体の会社の選別は重要にしよう、と心に誓ったのである。そう、まるで矢沢永吉に身を捧げた白いスーツ野郎どものように。
実は変える途中で電気屋を冷やかしてみた。どうしても、電気屋に行くとバリカンをしげしげと見てしまう。…ま、自分で髪のメンテナンスが出来れば安上がりだよな。坊主のうちにたくさん失敗して、一人理容師並みの技術を習得すべく頑張ろう。…愛知の寮で。
家では近所迷惑を覚悟でギターをアンプに繋いで弾きまくる。しばらく弾けないかも知れないからな。当然、近所迷惑だ、と怒鳴り込まれた時は、
“I'd like to say thank you on behalf of the group and ourselves, I hope we passed the audition.”
ビートルズのジョンのようににらみを利かせている警察をちゃかして逃げることにしよう、と思った。
隣では妻が冬支度をする熊さんのようにイソイソと部屋の模様替えをしていたが、根っからの模様替え嫌いのオイラは黙ってその様子を見守ることにした。
…が、結局思いもの運搬要員として使われた。