ぱけちゃん、おしゃまなの。

ふざけながらも世間を切るんだ、はてなブロブ版

金が無くてホームレスになるか、自殺するかはその人の価値観による


「誰も待ってないベンチ」 by SH902i

松本サリン事件で第1容疑者に祭り上げられた旦那さんの奥さんが、14年の介抱の甲斐もなく亡くなられたそうですね。
当時、オイラはオウム真理教なんて団体も知らず「不思議で不気味な事件」としか考えてなかったのだけれど、その後の地下鉄サリン事件で事の重要性に気が付いたような気がしますね。


もちろん、犯人達は許されるべき存在じゃないし、社会的な背景がどうであろうと関係なく、それを切り離して罪は罪として断罪されなければならぬ。そこをあえて、社会的な背景を考えて何故この事件が起きたのか? と言う疑問に立ち向かった時、そこにあるのは高学歴を中心として、「あれ、自分が思っていた未来像とは違うぞ?」という疑問を感じた若い連中が、安住の地を求めて(勧誘があったものの自主的に集合してきた)その場所を失うのが怖いという理由。それと犯罪を天秤にかけた時に、安住の地を守るという暴挙に出たと言うことだろう。
それは、果たして特殊な事例だろうか?
天下りを繰り返し、絶えず高給取りから抜け出せない元官僚。(それを悪いことと思っていたとしても)
営業ノルマをクリアするため、犯罪ギリギリの詐欺まがいのセールストークで弱者に商品を売りつけていくセールスマン。
自分が干されるのが怖いから、一緒になっていじめを止めない若年学生達。
本質的な部分で、「自分の地位を守る」という事からは大きく外れていない。倫理的にはすべて罪悪であり、オウムの場合は人を殺してしまったと言うことである。
当然、オイラは罪を起こしたオウムの連中などに同情する気もないし、世の中には安住の地も見つからないままひとしきり死を選んでいく人たちも3万人以上いる。それに比べれば「安住の地を守る」なんて言うのは、誠に身勝手なことであり、許されるべきものではない。
ともかくも、14年という長きにわたり、献身的に介抱をした(さらに、世間から疑いをかけられるという不名誉まで受けた)河野さんに心からの冥福と、敬意を表したい。




さて、世界中のお父さん達の気分が暗くなる月曜日だ。
オイラはというと、とりあえず下痢の連続で体力を消耗しきっているので、朝に起きることもできず、それでも布団だけは上げニュースチェックをした後に、床の上で倒れるように睡眠に落ちていた。こうなると、自堕落なのか深刻な健康状況の悪化なのか自分でも判断がつかない。
その後、ハロワに行ってくる。直後にお盆が控えていると言うこともあり求人は極端に少なくなっている。それでもいくつかの求人を引き出して相談員とお話をしたのだけれど、
「・・・やっぱり、未経験歓迎とかかれていても、未経験な仕事は止めた方がよいのじゃないですか?」
ときっぱり言われた。
・・・ま、自分でもわかっちゃいるんだけれど、苦労して仕事をするなら少し手も興味のあるものを選んでいる内に贅沢な仕事選びになっていたようだ。そろそろ最底辺の仕事にチェンジしよう。


ハロワで諭された後、タウンワークを拾い読みしていくつかの会社にアポを入れた。明日もスーツを着て出発だ。今回は昨日のように帰りの電車賃の計算を間違えて徒歩で帰るようなことは止めよう。すでに札幌の街は見飽きてしまい、歩いていても楽しいことなど無いのだ。


昼間、知人のおじさんが賃金未払いの問題に遭遇しているので、ネットを検索して労働基準監督局への訴えるための書類フォームと、もっとも安上がりな「訴訟」である支払督促(簡易裁判所に提出する。請求金額により収入印紙の値段が異なるが、弁護士に頼むよりは凄く安いし、一人で申請できる)の概要、手順と申請フォームを印刷して持参した。
オイラ、何度も触れているが労働者を蔑ろにする経営者に対しては殺されても良いから、徹底抗戦することにしているのだ。正直者が馬鹿を見るなんて世の中を子供の世代に残せるだろうか?
オイラはそんな恥さらしにはなりたくないのだ。
で、用紙の説明をしてくる。


カメラのキタムラにより実家に20年近く放置されていたフィルムを現像に出したのだけれど、やはり劣化は酷く何がうつっているのかわからないような状態であった。・・・フィルムはとっとと現像に出そう。ついでにリバーサルフィルムの現像料を聞いていた。610円らしい。どうせスキャナで取り込んでアップするのがメインなのでL版プリントに37円も払うのがもったいないのだ。手持ちのフィルムが無くなったらリバーサルフィルムを試してみよう。


さて、今夜はたくさん履歴書を書かなくてはいけないのでこれにて失礼。