ぱけちゃん、おしゃまなの。

ふざけながらも世間を切るんだ、はてなブロブ版

ねーぇ〜、ぱけって呼んでいい?

昨日のロングドライブ&炎天下の攻撃をたっぷりとお見舞いされて、オイラはたっぷりと寝た。ぐっすりと。寝たも寝たり、12時間。途中、トイレに起きたりパパイヤ鈴木にうなされた程度だ。だから、目覚めた時のオイラはひどくツヤツヤだった。その肌のツヤツヤ具合は、かのヨン様もビックリだ。
俺は目覚めのウィンストンにジッポーで火をつけて、ゆっくりとふかした。う〜ん、まったりな感じだ。この安らぎのひとときは誰にも邪魔させねぇ。そして、かみさんが声をかけてきた。
「ゴミの日だよ〜。出してきてねぇ」
むぅ。この安らぎは邪魔されたくないが、今や世界一のゴミ出し名人のオイラとしてはパブロフの犬のように反射的にゴミをまとめて外へ飛び出していた。…習慣とは恐ろしいぜ。
外は8時半だというのに、すでにめちゃくちゃ暑くなっていた。こんなさわやかな朝のひとときにも地球温暖化の波が押し寄せているとは。オイラは心から京都議定書を反故にしやがったショージ・ブッシュを憎んだ。このチンパンジー野郎! すでに暑さをたっぷりお見舞いされて、ヒイコラいいながら家に戻った俺には食欲なんてものは無くなっていた。冷蔵庫からよく冷えたよつ葉3.4牛乳を取り出し、映画「レオン」のジャン・レノのようにガブガブと、なみなみと注いだ牛乳を流しこんだ。隣に12歳くらいの女の子が居れば最高だったが、現実世界でそれをやるとただのロリコンじじいになるのでぬいぐるみの熊(まちぞう)で我慢した。さらに暑いホットコーヒーを流し込む。胃の中でコーヒー牛乳のフレーバーをたっぷりと味わう。俺は、胃の中で喧嘩している牛乳とコーヒーの熱い鼓動を感じながら、戻しそうになるのを必死でこらえ、コンピューターに電源を入れる。冷たい牛乳を一気に飲むのは良くないらしい。きちんとぱけちゃんメモにメモっておこう。_〆(..;)メモメモ
一通り2ちゃんねるで激裏情報をチェックしたところで、かみさんが起きてくる。彼女も疲れているせいで早めに起こした巨神兵のように半分溶けていたけれど、きちんとチャーハンを作ってくれた。感謝。チャーハンの中をのぞくとニンジンとピーマンも入っていた。
「ぱけちゃん、お野菜苦手なの。エヘッ」
と、カワイコぶって回避しようとしたが、巨神兵が7日間地を焼いた炎を吹き出しそうになったので涙ながらに黙って食べた。まさに、腐っても鯛である。怖い。
ご飯を食べると、猛烈に暑さがのしかかってきた。うー、暑い。とてもじゃないが何もする気にならない。風呂にだって入れないぜ。そこで、オイラは気持ちだけでも涼しげになろうと思い、ギターを抱え涼しい曲を奏でようと思った。ところが、思い返してみると涼しい曲なんて一つも弾けないじゃないか。仕方がないから、エレキギターでSmoke on the waterのフレーズや、筋肉少女帯の元祖高ギブー伝説などを奏でてみたら、半狂乱になりそうなほど暑さが増幅された。だめだ、だめだ。そもそもオイラは夏向きにできていないと痛感した。どちらかというと冬の寒げな感じが似合っている。きっとヨン様もマフラーのヨン様巻きを快く伝授してくれるだろう。それくらいの冬男である。間違っても冬彦とは言うな。全然別物になってしまうぞ。
オイラはあきらめて、山口百恵がラストコンサートで静にステージにマイクを置くようにギターを置き、再びパソコンに電源をくれてやる。そうだ、今日の掲示板でオイラの心のハニーマイラブから「愛読してます♪」の書き込みがあったんだ。よーし、オジサンがんばっちゃうぞー。
とりあえず、その時までの書き込みをしておいて、しばらくほったらかしにしているトップページの更新を完了しようと思った。今回はレベルアップしてFLASH MXを利用する事にした。まぁ、これが実に大変で。大体理解できるようになるまでに2ヶ月くらいを要している。半分くらいはさわりもしなかったのだけれど…。
前日までに基本的なモーショントゥーインを完成させていたので、残るはボタンの設定とgetURLの記述、そしてプログレスバーに関わるAction Scriptの記述である。このように書いていて自分でも何がなんだか解らないのだが、オイラの手元には、ななきち(Ante-nuts)著、毎日コミュニケーションズからでている「web制作演習 Flash MX」があるので心強い。それを駆使して、思考と模倣、失敗と挫折、絶望と自殺… あぁ、イカンイカン。鬱の芽が出てくるじゃないか! 俺はむさぼるようにワイパックスを服用し、平静を取り戻した。そんなタイミングでかみさんが冷や麦を作って出してくれる。
おー、スバラシイネェ。さすが、オイラのハニー。仕事には抜かりがないぜ。
そして、仲良く水で冷やした冷や麦をつつき始める。が、そのうちに色つきの冷や麦をめぐって骨肉の争いが発生する。ハムスターたちは阿鼻叫喚し、修羅場と化したお茶の間は、魑魅魍魎が渦巻く地獄絵図たっだ。ちなみに結果は3-0でかみさんの圧勝である。やはりオイラとしては最後に食らった「ジャンボ鶴田のへそで投げるバックドロップ〜世界をとった3連発」が痛かったようだ。アレで戦意を喪失したモンな。さすが今は亡きジャンボ鶴田である。人はいつでもローリングドリーマーなのである。
さぁ、飯が終わって作業の続きをする。失敗しながらもイメージに向けて確実に進化して行く俺。さすが、意味のない事に最大限の努力を傾けるオイラの本領発揮である。7時前には見られるくらいの形になったので、取り合えずアップしておいた。
そして、かみさんからのミッションがでた。北海道新聞主催の花火大会に連れて行けとの事だ。札幌は豊平川でこの大会を皮切りに炎の花火大会3連チャンが発生する。さながら確率変動サトエリリーチと言ったところだ。きっとキューティーハニーも満足してくれる事だろう。
今回は、普段陣取っている幌平橋からの観戦を、激混みが予想されるため回避し、初めて菊水で地下鉄を降り一条大橋付近から望む事にした。しかし、こちらも結構人がいるのねー。しかも、絶妙な場所に建物が建っていて下半分くらい見えないし。オイラは小脇に抱えたRPG7をビルめがけてぶっ放そうと思ったが、サツがウロウロしているし、ここでアルカイダなどに勘違いされても困るのでおとなしく上半分だけ見て喜んでいた。それにしても、花火大会では妙に浴衣のお嬢さんがたくさん出現する。あぁ、日本の夏、キンチョウの夏だねぇ。オイラも出発前に着流しを着て、暇つぶしのためにギターを抱えて出発しようとして鏡を見た所、どう見ても波田陽区ギター侍にしかみえないので、普通の格好をしていった、ってゆふじゃな〜い。残念!!
花火大会は大盛況のうちに終了に、再びオイラ達は行列に混ざってトボトボと菊水駅まで歩いた。そして、先ほどから気になっていた、何故?お嬢さんは浴衣を着ると綺麗に見えるのか?を冷静に分析した。
・肌の露出が少ないので腕や足の太さが隠される。
・ぴっちりと帯を締めるので腹が引っ込んで見える。
・布を巻いたような、ずん同状態になるため、全体的に体型が平均化される。
・妙に足が長く見える。
そんな感じである。そのように分析しながら周りを見てみると… う〜ん、確かに。綺麗な人は、より一層綺麗に、そうでない人は相変わらずそうでない。
…分析なんか、全然ダメダメじゃん。まぁ、いいさ、と(略)いつもの台詞を呟いた。
家に帰ると、午後9時半。俺は再びFLASHの修正作業をし、10時になって「世界の中心で、愛をさけぶ」を見るため小躍りしながらテレビをつけた。
俺は綾瀬はるか演じるアキを見ながら、
「いぃ…。」
と、天空の城ラピュタに登場した海賊のドーラの次男ルイの台詞を呟いた。凄くいいんだ。不自然なくらいにいいんだ。惚れるとかそういうのじゃなくて、何か絶対的な理想の女性とかを表しているような感じなの。実際に、そういう人はいないのも承知。だからドラマなんだよね。
今回の見所は、高橋克実演じる朔の父親像。気の弱そうな暢気な農協職員なのだけれど、「親孝行が何もできなかった…」と、あっさりと農協を退職し、亡くなった爺さんの写真館を引き継ごうとする意志の強さ。う〜ん惚れました。さらに、愚痴を言いながらもそれを理解しようとする妻の力強さ。そして、爺さんが居なくなった事を実感できないまま不自然に明るく過ごしていたが、ふとした事で居なくなった事を実感し、アキに包まれて悲しみを爆発させる朔の心。なんというか、この時点で映画より細かく背景を描いているのでかなり好きになってきたなぁ。
そんな風に懐かしい記憶は、オイラをとても素直にするのだった。もはや、悪の大玉の膝でくつろぐ猫の体である。
十分に涙を流して、すっきりとしたオイラは最後のFLASHの仕上げをし、FTPでアップして、こうして日記をつける。なかなか、盛りだくさんな一日だ。たくさん移動しなくても、心の動きが活発だったせいだろう。
しかし、活発すぎて眠れそうにないので、これよりマイスリーを飲んでゆっくりと眠りにつく事としよう。まぁ、ワッキー地名しりとりでも見ているうちに、ぐっすり寝てしまうさ。