ぱけちゃん、おしゃまなの。

ふざけながらも世間を切るんだ、はてなブロブ版

ちげーよ!とはチゲ鍋の事か?

今日の目覚めは7時半だった。昨夜寝たのは2時を少し過ぎた当たりだったので、健康的な睡眠をした事になる。ただ、マイスリーの世話になっているところがチト問題なのだけれど。それでだ、起きてまず目覚めの一発、じゃぁなかった。一服をオイラのヨレヨレの肺にくれてやって、映画リオンのジャン・レノの様に牛乳をぐいっと煽ったわけだ。美山加恋ちゃんも「飲みなさい!」って説教たれてる事だし。俺も数多く怒られてきたが、26歳も年下の女の子に怒られては男がすたる。そんなわけで、再びお腹をゴロゴロいわせて苦しみつつ今朝もネットでニュースを確認する。土曜日のせいだろうか、朝の7時半くらいには最新のニュースがあまり流れていない。そうだな、ニュース屋さんもたまにはお休みしないと疲れちゃうよね。目立った話題と言えばジェンキンス氏が日本にやって来る、ヤァ、ヤァ、ヤァ、というものくらいだった。訴追問題については、ブッシュが選挙対策のため強硬な態度を示しているが、実際はナシがついていて大統領選挙後に何やかんやで不問にされるというのが大方の見方である。なんていうかー、大人の事情ってヤツですかー?
さて、年中子供のオイラは大人の事情は放っておいて病院へ出かける準備を始める。そう、月に2回の心療内科だ。正直、桑園まで行くのは面倒なのだが診断書を書いてもらわない事には手当がもらえない。まぁ、がんばって行くさ…。
外へ出ると、すでに暑々だ。もう〜、ぱけちゃんトロけちゃうぅ〜、と青空に向かって悩ましい声を上げてみたが、近所の野良猫ですら鼻で笑いやがった。いいんだ、これでいいんだ!
我が家の日産マーチK12(ヒロミ郷go号2)に乗ろうとすると、オイラはたじろぐ。あぁ、直射日光でビニールハウスのごとく蒸れ蒸れになった車内は、さながら熱帯のジャングルのようだった。俺は気を失いそうになりながらエンジンに火を入れて、エアコンのメモリを最大にした。後はしばらく車内が冷えるのをたばこでも吸いながら待つさ。オイラはウィンストンを取り出し、ジッポーの火をおこした。どうやら、風が吹いたらしく炎をがオイラの右手を焼いている。
あぁっ!あぁっ!あぁっ〜! 恋とは戦いと知らされたからは〜!
炎で氷を溶かして見〜せるぅ〜!
オイラは、西城秀樹の隠れた名曲「炎」を心で奏でながら、もんどりうって右手の火をはらう。気を取り直して、たばこに火をつけたオイラはジャングルに住むターザンのパンツの素材について思いを馳せた。
よーし、やっと我が日産マーチK12(ヒロミ郷go号2)が正常な気温になってくれたぜ。俺は病院へやっと出発する。が、ガソリンが底をつきそうだ。畜生。ついてない時は何をやっても駄目だぜ。雨降れば地固まる、だ。そんな、間違いをしながら俺は例の激安ガソリンスタンド、コニサーオイル羊ヶ丘店へ向かった。ここの現在のレギュラー価格は 99円。税込み104円だ。おぉ、土曜日のせいだろうか、オイラと同じ貧乏人が列をなして待っていやがる。俺は「どけどけ〜、そこどけ〜」といつもここからのように隊列に突っ込もうとしたが、突っ込むのは寒い自分の必殺のギャグだけにしておいた。そうだ、思い出した。前回訪れた時には20リットル発言で店員に鼻で笑われたんだった。畜生め、今日はちゃんとかみさんからお金をもらってきたんだ。東京ドーム1杯分だって入れられるぜ。しかし、東京ドーム1杯分っていわれてもどれくらいか全然解らないんだよ! と、隣で待っている犬を睨みつけてみたが嬉しそうにしっぽを振っている当たり、趣旨を理解してもらえないようだった。まぁ、犬はかわいいさ。
「レギュラー、満タン…」
オイラはハンフリー・ボガードのように、ニヒルに渋く店員にかましてやった。マーチになみなみとガソリンが注がれる。ふと横を見ると、ガソリンメーターがドンドン数字を増やしていく。オイラは内心、アレっ!大きな事を言ったものの、ちゃんと払えるのかなー、とウサギのように怯えたが大丈夫だった。例によって満タン法でマーチの燃費を計算する。約15km…。ふっ、さすが富良野のロング・トレイン・ランニングだ。燃費が良いぜ。オイラは、まったりとたばこを取り出して火をつけようとしたが、店員のお姉ちゃんに「コレッ!ボク、危ないでしょ!」と怒られたので、あわててたばこをしまった。
そして、軽快に病院へ向けて走り出す。やれやれ、病院に行くのも一苦労だな。
病院はいつもの事だ。先生と5分くらい近況の話をして、現状を考えながらアドバイスをもらう。とりあえず今は、「レッツ・ビギン! とにかく何かを始めよう」と黒板に書かれた。「戦わなくちゃ、現実と!」までの道のりはまだ長い。
薬局でいつものクスリをもらい、車に戻ると再び車内が熱帯ジャングルになっている。俺は再び朝を同じ作業を繰り返す。なんとなく、進歩がないように感じられた。
帰り道、電車通りを南下していると、オイラの心のオアシス、中古ゲームソフトショップ「ウインズ」が目に入った。俺は、美人猫にひかれていくトムさんの様に吸い込まれていった。店内を物色し心ときめくブツを物色するが、ときめくブツは金額も高いので手に入れられない。そしていつものごとく、関根勤のなで肩のように肩を落として店を後にした。多分、関根勤の愛犬、「腐れ鮪鯖夫」も残念に思ってくれるだろう。
帰る途中、ひどく暑いなと思っていたのだけれど、家に戻ると今度は家の中が熱帯ジャングルになっていた。あー、オイラに心の安らぎは訪れないのか。思わず「子供達を責めないで」を歌う伊武雅刀の様にいきり立ったが、予想通り係員に舞台袖へ連れて行かれそうになったので、借りてきた猫のようにおとなしくなった。にゃ〜お。
かみさんの愛情料理を猫のように食らっていると、突然の雨が降り出した。それはもう、猛烈な降り方である。これにはフィールド・オブ・ビューもビックリだろう。あわてて窓を閉めまくる。部屋が水浸しになっちゃ大変だ。やおら、雷が光る。おいおい、豪華キャストかよ!とまたもや三村マサカズ風に突っ込みを入れた。そんなおふざけに怒りをかったのだろうか? かなり近い場所に2発落雷する。そうなんだよ、異常に近い場所に雷が落ちると「バリバリッ!」としか聞こえないんだよな。オイラは小学生時代に目の前10mほどに落雷された時の事を、まったりと思い出しながらパソコンなど精密機械の電源ケーブルを抜いた。とりあえず、安心だ。早く通り過ぎておくれ。
しばらくすると、通り雨が通り過ぎる。そして太陽サンサン。
ぐぁ〜、暑い〜。
俺とかみさんはうめき声を上げる。なんだ、この暑さは。先ほど降った雨が強烈な直射日光で蒸発し、恐ろしい湿度と共に気温が上がる。まるで、頼んでもいないのにピザとパスタとカツ丼大盛りの出前が来たような暑苦しさだ。しばし、我慢しようと思ったが駄目だ。これは明らかに北海道の暑さではない。本州の暑さだ。そんなイレギュラーな天候を我慢するのはまっぴらゴメンなので、かみさんと画策して涼しいエアコンの効いた車で外出する事にする。…ゴメンね、マーチ。働かせてばかりで。
うむ、車の中は涼しい。湿度が少ないだけでもかなり楽チンだ。途中、文教堂に寄る。中古ゲームのコーナーで「建設重機喧嘩バトル ぶちギレ金剛」に心奪われるが暑苦しそうなので買うのをやめた。…5分くらい悩んだけど。その後、ホーマックのペットコーナーでハムスターと犬猫を眺める。いつ見てもかわいい。そして、アビニシアンのプロレスを見ながら、オイラのハートは猫まっしぐらになった。
そして、平岡のジャスコへ向かう。そこで、いつものように島村楽器を物色する。う〜ん、アレも欲しいしこれも欲しい。オイラはトランペットをガラス越しに見つめる黒人の少年のようにがっぶり四つでギターを眺めた。途中、店員が哀れそうな涙ぐましい視線でオイラの事を見ていたが、無視しておいた。かみさんが、買い物を終えてオイラを迎えに来たので、試しにおもちゃ屋の前の子供のようにだだをこねて床に寝ころんでみたら、カエルみたいに腹の辺りを踏んづけられた。オイラは、わき上がるゲロをこらえつつ、「顔はやめなよ、ボディー、ボディー」と三原じゅん子の名セリフを恨めしく思った。で、おとなしくギターマガジンとギタークロスとシールドケーブルを買って帰る事にした。シールドケーブルは島村楽器の自社ブランド「ヒストリー」と「バスカーズ」にねらいを絞る。1m3000円のヒストリーにしようか、同じく900円のバスカーズにしようかかなり悩んだが、「戦わなくちゃ、現実と!」の言葉を思い出して、バスカーズの方にしておいた。こういう時にお金がないという事実はこ泣き爺のようにのしかかってくるな。レジで店員に「毎度様です」といわれたような気がするが、いつも冷やかしばかりでそんな事をいわれても心苦しくなるばかりなので聞こえないふりをしておいた。
最後に、生協で食料品を調達する。かみさんが、
レインボーカードを忘れた〜、ポイント9倍の日なのにぃ〜。
と暴れていたが、ドラえもんの名ぜりふ「戦わなくちゃ、現実と!」と説教をして家に連れて行った。
晩ご飯を食べたら、忘れていた睡魔が襲ってきた。ここ2日ばかり警戒していたがマモノはしっかりと機会をうかがっていたか!

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\_|  ▼ ▼|_/   ピッ!
 ̄\\  皿 / ̄ ̄ ̄ ̄/ 家でも仕事できるしね…
 ̄ ̄| /   ./  FMV  /
 ̄| |(__ニつ/____/  ____
田| | \___))\  ̄
ノ||| |       ⌒ ̄
      カタカタカタ・・
俺は、激しく抵抗したが9時前に睡眠に落ちた。あぁ、土曜の夜に早く寝るのはもったいない…。エンタの神様を見る事ができないのが心残りだった。