ISSAの頭はどこまで禿げる?
昨晩、マモノの不意打ちを食らったため早くに寝てしまったのだが、起きたらなんと10時を過ぎていた。しかも、ここ何ヶ月も前立腺が肥大したオヤジのように途中で「ぱけちゃんね、おしっこするの」と、言いながらトイレに起きていたのだけれど今日はそれがなかった。ずっぶしと12時間以上寝た事になる。何ともまぁ、オイラの中でのビックリ日本新記録である。そして、いつもの朝の日課(省略)をクリアして、再び寝る。もうどうにも眠くて止まらない。
12時半頃、目を覚ます。今日は昨日に比べて圧倒的に涼しかった。そよいでくる風が涼しい。オイラは、秋のエーゲ海のさわやかな風を思い出した。…行った事ないけれど。そして、ぐしゃぐしゃになった髪をとかす。最近は髭こそ若い連中の様な無精髭くらいの長さに短く切りそろえているが(お洒落〜♪)髪の毛は2月に切りそろえたくらいで、基本的に昨年の7月から伸ばしている。オイラはやっとアルバム「Let it be」の頃のジョン・レノンくらいの長さの今をとても気に入っている。しかし、前髪が目の前をちょろちょろするのはいかんともしがたいので、昨日かみさんにダイソーでカチューシャを買ってもらったのだった。で、そいつをつけて鏡の前に立つ。
…うー、どこから見ても假屋崎省吾だ。
なんだか凄くトホホな気持ちになったが、仕方がない。現実と戦って華道家の道を目指す事にした。とりあえず、進むべき道が決まったオイラは武力のパラメーターを上げるため、プレステ2のバーチャファイター4エヴォリューションをプレイする事にした。今日の使用キャラはオギノ式で判定するとイタリアの優男、ブラッド・バーンズだ。普段使った事のないキャラクターのため、かえって武力のパラメーターが下がった。
「まぁ、いいさ」
オイラは半分忘れていた、ゾンビのラストシーンでのピーターのセリフを呟いた。力が蘇ってきた感じがした。そこで、かみさんがご飯を作ってくれ(ご飯を研いで、炊飯器にスイッチを入れて、丸大チキンハンバーグを電子レンジで温めて、サンマの蒲焼きの缶詰を食卓へ置く、って全部俺がやってるじゃん! なんて、一言も言わない)、空腹を満たす。そうすると、再びマモノの登場だ。おおぅ、ひどく眠い。やはり、向精神系のクスリをたっぷり飲んでカフェインをとらずにいると眠気マックスらしい。オイラは、プラトーンのポスターのように膝からがっくりと崩れ落ちて、再び眠りについた。
うがっ!
飛び起きた。ひどい夢だった。この世が終わる衝撃波がやって来るのを親しい友人達、懐かしい人達と肩を寄せて待っている夢だった。昨日、ネットで見ていたフォトン・ベルトの情報がいけなかったか?
さらにひどい事には、好意を抱いている女の子と良い雰囲気になりながら、ヤングエグゼクティブと名高い友人Yから誘惑を受け、渋々この世の終わりを彼と抱き合って迎えるという所だった。なんとまぁ…。
起きて茶の間に行くと、かみさんが買い物に連れて行ってもらおうと手ぐすねを引いて待っていた。オイラは虫が通り過ぎるのを待つ地蜘蛛の姿を想像したが、糸で丸められると困るのでそのことには一切触れておかないようにした。
かみさんからのミッションは、ペット屋にハムスターフードを買いに連れて行け、との事。よーし、そんな事ならおやすい御用だ。車に乗り込み東区のペットショップへ向かう。そうすると、今まで存在してなかった場所にオイラの心のオアシス、ハードオフがあるじゃないか! おぉ、こんな所になるなんてお釈迦様だって知らなかったぞ。オイラは小躍りしながら、ミヒャエル・シューマッハのようにステアリングを切り駐車場へ入れた。店内へはいると、なんと言う事でしょう!(劇的ビフォアー・アフター風) まだ、開店準備中で買い取りだけの開店となっている。しかし、すでに商品が陳列されているので、まさに餌を前にした犬の気持ちだ。グランドオープンは7月31日との事。その時またくる事にしよう。
思わぬ寄り道をしてしまったが、無事にペット屋に到着する。おぉ、いるぞいるぞおいしそうな犬たちが(韓国風 って、怒られるぅ) 本日俺のハートを完膚無きほどに打ち抜いたのは、まず犬のシーズー君だ。ふふ、かわいいなぁ。オイラの手をペロペロなめるぜ。きっと香ばしい味がするのだろう。そして、猫のアビシニアンだ。ヒョウのごとくしなやかにすらっとした体に、いたずらっ子満載のかわいらしい顔が人気の猫だ。オイラが近づいてのぞき込むと得意の猫パンチで歓迎してくれる。相変わらず、オイラの心は猫まっしぐらとなった。さらに、本日一番の発見はフクロウ君だ。オイラの部屋の中には段々とフクロウグッツが溢れるようになるくらい、日本有数のフクロウ好きで有名なオイラは、突然の来訪者に怯える彼を遠慮なく観察したやった。たまにはネズミの気持ちも分かるがいい。で、結局予定通りハムスターフードを買って帰る。
家に帰ると、前々からかみさんから、
どけ!このデブ!おまいがいるとタンスから服がとれないんだよ!
と、指摘されていた点を改善するため、涙を流しながら掃除と整理整頓をする。うん、個人的にはなかなか使いやすく、且つ邪魔にならないように整理できたような気がする。これで、ギターもキーボードもいつでも練習できるぜ。そして、快適な環境でレッツ・プレイ・ミュージック!と洒落込もうと思ったが、晩ご飯の時間になった。劇的ビフォアー・アフターが流れる中、黙々と飯を食らう。オイラはリフォームに興味はないのだ。飯が終わり、風呂に入る。えぇっと、どれくらいぶりに風呂について書いたかな? まぁ、いいや1週間ぶりの風呂という事にしておこう。その方が個人的に面白い。風呂から出た俺は、ナイヤガラの滝のように汗を流しながら、風呂に入った意味ないじゃん! と、ひとり突っ込みを入れたが、所詮は負け犬のトーボエだった。
負
け
/⌒\ オ 犬
ノ)´・ \・` 礀 の
(/ ( ▼ヽ ボ
/ \_人_) エ
/|\ソ ヽ\
/  ̄L\|∩∟)
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\ 〆 / | \\
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_|_ ノ  ̄\ \ レ ボエ〜〜♪
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やっとの事で、エレキにスイッチを入れて泣きのメロディーを奏で始めるが、近所迷惑だとかみさんに怒られたので、渋々ギターを山口百恵のように置く。で、代わりにプレステにスイッチを入れにぎやかに遊んでいたら、今度も、寝ようとしているのにうるさくて寝られない!と、かみさんから苦情が入る。オイラも思わずぶち切れたが、まぁしょうがない。共同生活とはそういうものなんだ。
「闘わなくちゃ、現実と!」
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- :::::::::.ゝ 現 き わ ノ:::::::::::::::::::::::::::::
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で、オイラは待ちに待っていたプロレスリング・ノアの放送をリアルで見る事を断念しビデオをセットして寝る事にした。もちろん、マイスリーを飲んでだ。正直、今回のかみさんに対する大人げない態度はスマンかった…
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. 川 ┃─┃ | < 正直、すまんかった
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