ぱけちゃん、おしゃまなの。

ふざけながらも世間を切るんだ、はてなブロブ版

月よ、心を照らさないで…

あ〜、暑い〜、と言ったか言わないか知らないがお昼くらいに目を覚ます。寝ている間、寝返りを打つたび何故かかみさんの方に寄っていくオイラは何度も
暑苦しいんじゃ! ボケェ!
と、言われつつボディーにパンチを食らう。これは、三原じゅん子の影響か、はたまた力石を死なせてしまったため、顔にパンチが打てなくなり、地獄のボディーとおそれられたpart2の矢吹ジョーの影響か、どちらなのかは今となっては解らないのだけれど、とりあえず目覚めたオイラは起きるなりゲロを吐きにトイレに行く。オイラは、
血だ!
と、元祖漫才ブームを知っている人間でないと解らないギャグを言いつつ、気を取り直した。しかし、暑かった。それでも、ちょいと雲が出てきて風が吹いたのでわずかばかりの涼しさを味わう。もちろん心の中では、あぁ、雨が降るなぁ、と感じているのでガクガクブルブルだ。
今日のかみさんからのミッションは、かみさんの友人宅へ連れて行けという事だった。そうであるなら、車から降りる事はない。オイラは、ステテコの上に海パンという何とも気の抜けるような格好で準備し、かみさんの準備を待つ。待っている間、扇風機が空いているので独り占めしてどっかと腰を下ろす。そして、扇風機に向かった時にやる日本古来の伝統を行った。

    ウァ゛ー  
    ∧ ∧γ⌒'ヽ
    (,, ・∀i ミ(二i
    /  っ、,,_| |ノ
  〜( ̄__)_) r-.! !-、
          `'----'
扇風機の真ん中でアーをさけぶ

オイラは、とうとう倒れてしまったアゴの尖ったアキの事を思い出し、朔太郎と共に涙した。涙は風に乗って運ばれ、どこかの植物の新しい生命を育む。そして、オイラの涙が一株のペンペン草を育て終わったあたりでかみさんの準備が出来る。で、かみさんを送った。もちろん車の中はエアコン最大風力なので、かなり気持ちがよい。こんな暑い時ばかりは、車の中に住んでも良いかなと誘惑される。まぁ、早かれ遅かれそうなるだろうからここはあえて無理をしない事にする。かみさんを送って家に戻ると、近所のダイちゃん(雑種 雄 4歳)が地面にへたばり、なおかつブロック塀にももたれ掛かるという、どこで覚えたか知らないがもっとも体熱の熱交換に最適な方法を行いながら、グッタリしている。いつもならオイラが近寄るとしっぽをタケコプターのように回転させて喜ぶのだけれど、今日の暑さにすっかりやられているようで、薄目をあけて「あぁ、今日は暑いですねぇ〜」という表情をした。う〜ん、これは大変やられている。そこで、オイラは彼の口の横から胸元にかけて撫でてやる。と、オイラは左手に持っていた買ったばかりのダイエットコーラの事を思い出し、その冷えたペットボトルを彼の頬や首、胸元にあてがってやる。そうすると彼は大変気持ちよかったのか、
むふぅ〜、
と、ため息を吐いて目を閉じる。こいつ、俺より感情表現が豊かだぜ。そんな事をしているうちに、オイラのコーラがぬるくなってしまいそうなのでほどほどで止めた。彼は、えぇ〜! と、笑っていいともの明日のゲスト紹介をタモリが振る時の、お客さんの白々しい声を上げたが、そこはけじめを持ってつきあわなければならないオイラと彼の仲だ。いつものように、頭を撫でて黒い手帳を閉じてからその場を離れた。彼は本当はオイラに爪を立てたがっていて、ちょいと爪を伸ばしたが、そこは利口な彼の事だ。おとなしく引き下がってくれた。
家に帰ると、する事もないのでバーチャファイター4エヴォリューションを立ち上げ、懇々とプレイする。するとどうだ、夕立のような雨が降ってきた。
オー、マイガッ! せっかく涼しくなっていたのに!
雨が入ってくるので、家中の窓を閉め切る。すると、再び家の中が蒸してくる。くそっ、どこまで行っても俺は冷える事が出来ないのか! オイラは内心、炭素冷却をされたハン・ソロをうらやましく思ったが、仕方がない。別に賞金稼ぎにねらわれている訳じゃないからな。涼しくなりたいのに天気が邪魔する。そんなどうにも出来ない理不尽さにオイラは一頻り暴れる。猪木のダー!もやった。小川のハッスル!ハッスル!もやった。しかし、満たされないオイラの心。これが実は貧乏のせいでないと言う事だけは熱く断言してみよう。…多分。
何事にも集中力の続かない病気なオイラはバーチャを止め、パソコンをいじり始めた。まぁ、やる事といったら中古屋のサイトで楽器を検索するくらいである。正直、試奏をしたいのでヤフーオークションなど届くまで現物が解らないような品物は駄目だ。楽器とはそういうものである。まぁ、シンセみたいな弾く事によって楽器が成長する余地のないようなものなら良いかも知らないが…。
で、結論としては良いものは高くて買えない。安いものは触手が伸びない。いつもの繰り返しだ。運命の出会いがあるまで気長に探すさ。
そうこうしている間に、かみさんより入電
ごらぁ!迎えに来いやぁ!
オイラは言葉もなく、ズボンをはいて車で出発。これと言った感慨もなくかみさんを車に乗せて帰る。そして、いつものように家の中は暑い。
7時半過ぎに、3日間風呂に入ってなかった事に気がついたオイラは風呂に入る。そして、だいぶ伸びてぱさついた髪をメンテナンスするため乙女のようにリンスをする。余談だが、リンスは本当は大嫌いだ。臭いがなじめないし、ぬるぬるした感じがどうも好きになれない。あれは、出来るならやりたくないな。で、飯を食らい髪を乾かす。なんだかせっかく風呂に入ったけれど、汗は止まらないし汗疹にしみて痛いんだよ。これも人生か、なんてスマして語ってみたけれど不快なものは不快なのだ。あと、9時に所用で母さんと会う約束があったので再び車で出発する。触れていないけれど、外出する前にはワイパックスの服用が前提だ。こいつを飲まないで外に出ると寂しがり屋のウサギさんのように、不安に震えて死んでしまう。いや、ホント。冗談じゃなくて、結構やばいんだよ。ふとした瞬間に車で正面衝突したくなるし、高いところは上っちゃいけない。人生とはそういうものだ。
で、用が終わった後、クスリが回っていたオイラは世のダークサイドな香りを味わうためキャッツアイに行く。おぉ、なんだか知らんがやはり土曜日の夜のキャッツは凄く込んでいる、オイラは昨日のハードオフの開店の様子を思い出した。
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ゴミのようだ、ゴミのようだ、ゴミのようだ、ゴミのようだ、ゴミのようだ…
まぁ、いいさ*1
しばらくバーチャファイター4ファイナルチューンドの筐体の後ろから他人様のプレイする様子を見て研究していたが、これはどう見てもオヤジの出てくる幕ではない。たとえて言うなら、オールドタイプは消えゆくのみと言う感じだ。…全く、いやな時代になったと思わないか?
そして、オイラは得意の銃のゲームで世間に対してうちまくる。隊長!玉がありません!なんて言わせないぜ。てめぇが玉になれー!で、気がつくと暴れすぎたのか警備人のごついおいちゃんにつまみ出されたのさ。まぁ、UFOキャッチャーで楽しんでいる綺麗なお姉ちゃんに、からくりサーカスのギイのように、
ママン…(ホムホムホム…)
と、甘えたかったがそれこそ犯罪だからな。オイラは桑田佳祐のように自分をキツク戒めた。帰り道はいつも寂しい。都会の闇に飲み込まれそうだ。出来れば盗んだバイクで走り出したかったが、残念な事にバイクの免許はないので叶わなかった。飛行機双発エンジンの免許ならあるのだけれどな…
途中、ゲオによる。確か、ここで次回作が出るため大幅に値下がったウィニングイレブン7インターナショナルが売っていたはずだ。まぁ、ウィニングイレブン6ファイナルエボリューションを飽きもせず半年以上も毎日のようにプレイしたオイラだ。ここらで6FVをうっぱらって、7INTにバージョンアップしても良い頃じゃないか? 最新作の8を買えないところが情けないのだけれどな。しかし、今月は修理用のベースの部品や工具のはんだごてなど物いりだから、最新作などという贅沢は出来ないのである。まぁ、そんな生活も良いじゃないか。誰かがいらなくなったものを引き取って楽しむ。そこには江戸時代に機能していた世界最高の日本のリサイクルシステムが根付いているんだ。で、家に帰り、やけくそ気味なオイラはビールを飲む。いつも思うのだけれど、ちっともうまくない。コカコーラC2の方がなんぼか旨い。
明日は、涼しいらしいがどうなのだろう。正直、気分が落ち込んでヤバイ感じなのでこれにて失礼。

*1:映画ゾンビのラストシーンでピーターが呟く台詞。ぱけちゃんの必殺技