ぱけちゃん、おしゃまなの。

ふざけながらも世間を切るんだ、はてなブロブ版

有森也美、いまそがり…

別に来て欲しい訳じゃないのだけれど、新しい朝はやってきてしまうんだよな。アレって、NHKのラジオ体操が悪いんだぜ。だって、どんな日でも朝の6時半になると、朝が来た、希望の朝だって歌っちゃうんだもん。そりゃ気をよくした朝だって、面倒くさい時でもやってくるよね。ホント受信料も含めて迷惑なNHK。しかし、田舎ほど大事なNHK。困ったものだ。人の好意につけいるような商売だ、受信料って。さすがだぜ、NHK
さて、今日は朝から雨だった。オイラは窓から外を眺めて、ムンクの叫びのように叫んだ。ちなみに、4種類あるうちの、この間強盗にあったパターンのヤツな。今や横綱の不知火型の土俵入りのように貴重な存在だぞ。で、叫んだのと同時に胃の内容物をリバースしたので、猛烈に腹が減る。オイラは、昨日と同じように部屋に転がっている食パンを食った。さすがに野生の知恵、ハムスターの行動は役に立つぞ。よ〜く観察してごらん。
本来はここでネットに接続してニュースを確認するにだけれど、昨晩放送のF-1の結果を見ていない。予約録画していたビデオを見るまえにネットで結果を踏んでしまうと、見る楽しさが半減するのでグッと我慢して、まずF-1のビデオを見ることにした。今回はベルギーグランプリだ。2年ぶりの開催となるスパ・フランコルシャンである。ここは、屈指の難コースとして有名でもあり、オー・ルージュというドライバーの腕と度胸を試す急勾配のコーナーでも有名である。人気が高いのである。さて、いつもオイラのハートを熱くしてくれる佐藤琢磨は予選15番手だ。正直、今までと比べて結果が悪い。しかし、炎を走りで(フジテレビ談)我々を沸かしてくれるに違いない。さぁ、シグナル・ブラックアウト。スタートだ。他の19台のF-1マシンに囲まれ、我らが佐藤琢磨は自転車でひょこひょこ走り出す。うむ、隣のマシンの幅寄せは気にしなくてもいいくらい車幅は細いが、なんだか迫力がないな。第一コーナーで何台かのマシンが接触するも、勢いでオー・ルージュへとなだれ込むマシン達。おおっと! 何台かのマシンがさらに接触して火を噴いているマシンもある。あ〜あ、大変なスタートだ。我らが佐藤琢磨は…、いた!
オー・ルージュの急勾配を登り切れなくて、フェンスに腰掛けて休んでいる…_| ̄|○
駄目だこりゃ。やっぱり幾ら自転車の方が得意な琢磨でも自転車じゃ決勝は戦えなかったのだ。そして、オイラのビデオを見るモチベーションも一気にダウン。あんなに騒いでいた実況アナウンサーも解説の片山右京も一気にトーンダウン。オー・ルージュも全然話題に上らなくなる。…簡単だったのか?その後、適当に残りのレースを確認する。キミ・ライコネンの優勝らしい。む、アイツは顔はハンサムだがボソボソと話すので余り好きじゃない。アゴだってシューマッハのように尖ってないしな。
10時頃、雨天のため散歩の出来ない我が夫婦は、ペット屋さんへハムスター達の消耗品を購入しに行く。すると、今日の客寄せパンダ君は黒いラブラドール・レトリバーだった。まだ、子犬でやんちゃ盛りである。手をさしのべると一気に飛びついて、…あ、てめぇー! 俺の服を噛んでるじゃないか! あ〜あ、どうするんだよ、オイラの一張羅、ドイツ軍仕様のシャツなのにぃ! しかし、犬相手、しかも子供なので理解できるようにじっくりと目を見つめて、手で口を押さえる。駄目でしょ、噛んじゃ…って、てめぇー! 俺の手を噛むんじゃない!
結局、その後べろべろに舐められるやら、甘噛みされるやらでゲンナリしつつその場を離れる。まぁ、いいんだ。犬に噛まれるくらいは。マザー2に出てくる恩知らずな犬よりはよほど良いのだ。
ハムスターの消耗品を仕入れた我々は日産マーチのためにガソリンを入れに行く。そう、オイラとは因縁浅からぬコニサーオイル・羊が通り店だ。ガソリンの質は怪しそうだが、やはりリッター99円、税込み104円はこのあたりではダントツに安い。そして、店員に向かってハンフリー・ボガードのようにクールに頼む。
ガソリン…、満タン…、現金で…
そんな俺の素敵なシーンを店員は軽くいなして、給油口へ向かう。む、オイラの行動はいつも夏のインディアン水車のように空回りだ。しかし、小清水からのロングランもあったせいでリッター約15kmをマークしたので、オイラはそっとほくそ笑んだ。ギニーピッグ2に登場する佐野四郎のように、残忍に。
ガソリン満タンとなったマーチは正直重たいので最速ラップは出すことは出来ないが、アロウズ時代の高木虎之助くらいのタイムで次の目的地に向かった。今度は、ちょっとした縁のある方の家へ行ってパソコンの障害対応だ。
どうやら、障害と言うよりはエクセルの操作指導になった。しょうがない。誰でも使えますよ、簡単ですよ、と宣伝しまくっている微妙な訛りのじゃぱネットタカタの社長がいけないのだ。俺たちのせいではない。ま、問題自体は軽く解決したので使いやすいようにエクセルシート2表ほどをその場で作って納品する。本来なら帳票1本あたり定価6万を頂くところなのだが、そこは縁のある人なので特別サービスだ。
「絶対金貰ってこないと、仕事しない!」なんて眉間にしわを寄せながらケチなことは言わないのだ。まぁ、そこがオイラの甘さなのだけれどね。
結構滞在した。2時間くらいだ。そこを離れた頃には、あまりに腹が減ってフラフラになり目が回っていた。回る回るよ、スクロールである。あの頃の、原田知世はかわいかったな…。で、運転もままならないので妻にお小遣いを頂き、セブンイレブンでホイップクリームメロンパンを買い、地下室で腕をむさぼるゾンビのようにむさぼりながら食った。おいしかったな〜。思えば1年ほどまえ、過食だったオイラはサンクスのホイップクリームメロンパンを「おいしいよ〜、おいしいよ〜」と言いながら一日2つくらい食べて、半年で10kg太ったんだよな。今や懐かしい思い出だ。しかし、心はずっと痛いぞ。
家に戻って、妻がまともな昼食を作ってくれて、おいしく平らげる。うむ、胃がもたれた。それから、オイラはタイムテーブルに乗っ取って活躍した。皿を踊るように洗い、風呂を舐めるように掃除し、HONDAシティーのムカデダンスのように家の中をウロウロし、挙げ句の果てにウィニングイレブン7インターナショナルで遊びまくって、全試合負けた。ムキーッ!
夕方に風呂に入って、大工屋の源さんのような気持ちになりながら夕暮れの空を眺める。空は良いねぇ。無限だもん。オイラは無意識に空を掴もうと手を高く空に伸ばして…、あ、いけね。本当に掴んじゃった。どうすんのよ〜、と妻があわてるのでオイラはそっと尻のポケットに掴んだ空をしまった。正直、今日の空も中年のオヤジのケツのポケットに突っ込まれるとは思わなかっただろうな。それから、パソコンでF-1ゲームをして夕食を待った。あ、夕食のまえにハムスターの家の掃除をする。秋が近いのか、みんな食いっぷりが良い。しかし、全部食べるのではなくて一度頬袋にしまい、巣のどこかに隠すのだよね。そして、忘れる…。あぁ、なんて愛おしい存在なのだろう。憎めない。命は短いけれど、精一杯かわいがるからね。オイラは空の月に向かって固く誓った。
晩ご飯が終わり、タイムテーブル通りギターの練習を始める。まぁ、今更プロになると言うわけではないけれど、学生の頃のように強制的に練習時間を組んだ場合、どれくらいの期間でどれくらい上達するのか知りたいのだ。今までは、適当に手癖で弾いていただけなので、全然上達しなかったのだ。だから、練習する。元気はつらつ? オフコース! と言う感じだ。
練習が終わると、今後の進路に関してまじめに考える時間だ。ハッキリ言って何をしたいのか? 何が出来るのか? 見極めが全然出来ていないのだけれど、生活のために働こうと思う自分が存在するようになった。それだけでも進歩だと思うのだけれど、まぁ甘いのだろうな…。許せ、神よ。