ぱけちゃん、おしゃまなの。

ふざけながらも世間を切るんだ、はてなブロブ版

台風一家は大家族

一度2時に起きる。う〜、何でこんな時間に目が覚めるのだ。別にトイレに行きたいというわけでもないし…。仕方がないので、ウィンストンに火をつけて、渋くポーズを決めながら台所の換気扇の下で煙を吸った。…パンツ一丁だけれどな。
で、行きたくもないが夜中にタバコとはいえ火遊びをしたので、きちんとトイレに行った。おねしょするといけないからな。で、スヤスヤ眠りにつく。
6時に目が覚める。あまりのうるささに目が覚めた格好だ。そう、風が窓と叩く音だ。全く、ハムスターと言い、かみさんのパンチと言い、どうしてオイラを予定の7時まですんなりと眠らせてくれないのだろう? で、そのまま起きた。とりあえず、カーテンをあけて… あ、人がとばされている。かわいそうに。こんな台風の中、外出さえしなければそんなことにはならないのに。多分、近所のダイちゃんは風で自分の小屋が飛ばされないように今頃必死の形相で、小屋を押さえていることだろう。すると、時間が経つに連れとばされて窓の外を通り過ぎる人の数が段々多くなる。…む、そうか、そろそろ出勤時間なんだよな。しかし頑張るなぁ。命あっての物種なのに。これじゃぁ、まるで人がゴミのようではないか。ムスカ大佐も天空の城の中で大喜びしているぞ。

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        ヾ;Y     ,.,li`~~i    人がゴミのようだ
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さて、そんな姿をおかずにしながらオイラは朝ご飯を食べる。人が一人、人が二人…そんな風に、とばされていく人の数を数えていると、羊を数える時のように眠くなってついつい何分か眠ってしまった。そうしたら、やっと起きてきた妻が
わりゃ〜!二度寝すんなっていっちょるじゃろうが〜!
と、平山綾自動販売機に跳び蹴りをするように、俺の腹部に蹴りが飛んできた。ぐふっ、じ、地獄のキックだぜ。それで目を覚ました。思い出も忘れそうになったけれど、溢れる記憶を必死でかき集めた。そう、あのシーンのように…
飯は終わったが、このひどい風では今日の散歩は中止にせざるを得ない。何たって、学校だって休校って言うくらいだからな。タイムテーブルも「仕方ないな」という顔をしている。そんなもんで、パソコンをつけてGP3などで遊んでいたのだけれど、外は晴れている。しかし、窓は開けられない。うむ、夏のような暑さにオイラはやられつつあった。しかも、なんだか腹も減ってきたし。なんだか忙しい朝のひとときだな。
さて、散歩も中止だし急にやることを無くしてしまったオイラは困っていた。この風の勢いだと外出するわけにも行かないし。で、仕方なく先日、いつも古文書や訳のわからない史料に埋もれながら、膝に乗せた猫を撫でているのが仕事だと言う印象をオイラに強く与える我が妹から借りてきた「20世紀少年」を読み始めた。この漫画、読み手にもそれ相応のパワーを要求するので何気なく手にとって読むことは出来ないのだけれど、読み始めると面白い。特に死んだはずの「ともだち」がローマ法王を目の前にして「復活」して、飛んできたライフルの弾を法王の代わりに身を挺してかばうんだよ。その時驚いた法王が思わず被っているマスクを取ってしまい、中からサッカー選手の三浦知良が出てきた時には、思わず初代JリーグMPVの発表かと思ったもん。…いやー、このネタがわかる人って今何歳以上でないといけないのだろう。
で、お昼になったので「お昼の歌」を歌いながら、そばをゆでて盛りにして食う。うむ、日本のサラリーマンの昼ご飯と言えばそばだ。愛妻弁当を食っている場合じゃないぞ。最寄りのそば屋に入って、ちょっとビールを引っかけるのがツウなんだよな。最近、そんなオヤジを見なくなって寂しいねぇ。
で、ニュースを見ていたら外は大変なことになっているじゃないか! なんだか大きな通りの街路樹が倒れてるし、トラックはひっくり返って「ママン〜」という感じて、乗用車を枕代わりに寝ていやがるし、倒れた木の下敷きになって亡くなった方もいるらしい。そんなにひどい台風ってしばらく北海道には来てなかったものな。なんだか知らないが、昨日の時点で休校を決めた教育委員会の判断は「珍しく」賢明だったといえよう。多分、50年分の判断力を使い果たしたな。今後の子供と親たちと先生も大変なこった。
それと関係があるか無いか、多分無いと思うのだけれど、それからのオイラはしばらくぶりにダメダメだった。いや、そういうと語弊があるかも知れない。元々ダメダメなのだが、輪をかけてダメダメだったと言うことだ。とにかく、何にもやる気がおきまセーン! ゆったり寝ていたいデース!だから、妻が買い物に連れて行ってと言われてもひたすら渋った。家に戻っても、皿洗いもしなかった。それどころかパソコンのまえで爪をかじって座っているくらいで、何にもしていなかった。
当然のごとく、そのようなオイラの姿に妻はおかんむりであったが、自分でもどうにも出来ないのだ。解ってくれとはいわないが、そんなに俺が悪いのだ。あぁそうだ。クロベエに合掌。まだ若いのに。
そしてオイラは、それでも妻がへそを曲げずに忍の字で作ってくれたサンマを食いながら、秋の深まりを感じていた。あぁ、秋なのね。すべてが物憂いわ…。
御飯が終わっても、やる気が戻ってこないので、パソコンのまえに座っていた。しかし、何がきっかけで元に戻るか解らないもので…。
ふと、CPUのヒートセンサーを見ると火事のマークが付いている。あぁ、この間からちょっと熱が持ちすぎだと思っていたんだよな。で、とにかくオイラはパソコンを分解し始める。もう、蓋を開けると真夏の車のボンネットの中のようにチンチンに熱を抱え込んでいる。これはまずい。で、オイラは微妙にCDドライブの位置をずらしたり、熱の通りが良くなるよう蓋をかぶせなくてもパソコンが落ち着くようにいろんな場所をガムテープで固定したりした。終わった頃には、省スペース型パソコンなのに、全然省スペースではなくなっていた。ふふん、所詮パソコンの省スペースなんて言葉は似合わないのだよな。熱がこもると言うことを一般の人はなかなか思いつかない。まぁ、企業の宣伝に踊らされるとそのようなことになる。NECは独自に水冷式の冷却ユニットを一般向けのパソコンに搭載しているので努力をしていると感じるが、一般人にはそれがわからんのですよ。足なんて飾りなんですよ。
で、その後パソコンをじっと見つめてさらなるレイアウトを考える。来月あたりにハードオフで見つけたCPUをpentium3の1GHzに変更しようとするらな、ヒートシンクとファンを大型化しないといけないな。そうすると今の電源ユニットの位置もずらさないといけない。で、そうなると電源ケーブルの長さが全然足りないので、これも交換しないといけない。規格とかメモしておかないといけないな。あぁそうだ、CPUをあげてファンを大きくすると消費電力も上がるから、電源ユニット自体も今のもので対応できるのだろうか? …多分、Coppermineコアだからそんなに変わらないと思うのだけれど、やってみないと何とも言えないなぁ。で、色々と考えをめぐらす。そうやって自作パソコンを使っている人は、改造がとまらなくなるのだな。ちょっとだけ、マニアな人の気持ちがわかった。もちろん、いっそのこと新しいパソコンを買った方が経費対効果はずっと上だと思うけれど、お金がないのである。それと、厳しい財政の中で買ってくれたこのIBMのパソコンを限界まで使い倒したいという気持ちもある。まぁ、意地みたいなものだ。とりあえず、GP3が動いてくれればそれで良しとしよう。あ、GP3の2002年シーズンのパッチを思い切ってあげたら、激しくグラフィック性能が要求されるようになって、グラフィックカードを足していても追いつかなくなった。さすがPCIグラフィックカード。やめれば良かったが、限界への挑戦さ。
さすがに疲れたオイラは、インド対日本の後半戦が停電でおくれていることだし、思い切って寝ることにした。