ぱけちゃん、おしゃまなの。

ふざけながらも世間を切るんだ、はてなブロブ版

サリィ〜、サリィ〜、魔法使い〜、岸辺一徳ぅ〜

夢を見た。しかも悪い夢だ。まぁ、当たり前だ。こんな所に楽しい夢を書いたって何のネタにもならないからな。場所は結婚式場だ。誰だか解らないが新郎がいて、新婦がいて、そして俺も新郎だ。
ナヌッ! これは一大事だぞ。しかし自分でも半分夢だと解っているのに、その場の雰囲気に押し流されてしまうのである。夢とはそういうものである。何故か解らないが、女一人に男二人という奇妙な設定がまかり通る世界なのだ。二人も旦那をもらうなんてさぞかしイイ女なんだろうな、と思いきや、かわいらしい感じがするもののハッキリ言って美人でも何でもないし、むしろ標準以下と夢の中のオイラは認識していた。しかも、背が小さくて太めだし。むぅ、あり得ないな。
そう思いながらも、粛々と結婚式が進んでいくんだよな。でもねぇ、オイラともう一人の新郎の会場は、これまた何故か薄い板で仕切られていてお互いの親族が顔を合わさないような配慮がされている。まぁ、このような自体だ。色々面倒が起こると式場の中の人も配慮してくれたのだろう。で、式は各テーブルを回りキャンドルサービスをする場面。オイラの方の会場は問題なく終わる。なんとなく、伴侶となる女性もウェディングドレスを着ていると、かわいらしく見える。まるで、スキーウェアを着た女の子のようだ。…騙されるなよ。
で、問題はもう一人の新郎の方だ。詳細を説明すると、元々もう一人の新郎と新婦が長いこと恋人同士をやっていた所に、このペアのたってのお願いで、オイラがもう一人の新郎を受けることになったのだ。どうしてそうなったのかは解らない。多分、現実と同じように色々な勘違いが重なって、あらぬ方向へ事態が間違って進んで、それが正しいことになってしまったのだろう。で、板で仕切られたもう一人の新郎の会場へ、ヤツが先頭、その後をしずしずと新婦が続き、所在なげな感じでもう一人の新郎であるオイラが続く。そうしたらもう、そちらの親族からは怒号の嵐だ。
あぁ〜、やっぱりなぁ〜。普通そうだよな〜。
オイラは心の中で思っていた。言葉の暴力を一心に受けるもう一人の新郎。うつむいたまま押し黙っている新婦。むぅ、男らしい新郎だった。そして、俺だけが場違いな感じを抱え込んでいたのだ。許されるなら、植木等のように
「お呼びでない? お呼びでないね。 …こりゃまた失礼いたしました!」
と、この場をギャグにして逃げてしまいたかった。しかし、怒号が飛んできても許されぬ愛の形を貫くためには、通らなくてはならないイバラの道。彼と彼女と僕は、通路を通ってキャンドルサービスを続行する。で、オイラは新婦の後ろ姿を見ていた。むぅ、でかい尻だな。待てよ? 結婚するって言うことは、みんなで一緒に住むんだよな。もしかして、あんな事やこんな事。夜の営みなんてのもあるって言うのか? それに気が付いたオイラは、
「む、正直、俺は結構だ。勘弁してくれ」
そのように心で叫んでいた。
すると、急に新婦が倒れる。ドラマのスローモーションがかかったような、妙に演出された倒れ方だった。…どうやら新婦が産気づいたらしい......。
なんだい、オマエ妊婦だったのかよ… _| ̄|○
ってゆうか、そんな重要なことは最初に話せ! と、もう一人の新郎を睨みつけた。しかし、彼は親族への対応で忙しいらしく全然見ていない。で、新婦は産気づいて苦しみながら、脇から出てきた誰かに連れて行かれ、そのままドリフのエンディングのようにバタバタと式が終了。やおら、片づけのおばさんが入ってきて、残った食事を「まかない」として食べ始める…。とてもうまそうに。その場に取り残された俺は、その様子をどうとらえて良いのか解らないまま、ただ立ちつくしていた。なんだか、正装の服だけが間抜けに思えて仕方がなかった…。
で、目覚めた。
イヤだ。こんな結婚式。友人として参加するのもまっぴら御免だ。
時計を見たら朝の9時半だ。ヤバイ、ゴミ出し名人のオイラとしては急いでゴミを出してこなければ。いそいそと先ほどの夢のせいの頭痛を感じながら、天空の城ラピュタで「すり抜けながら、かっさらいな!」と言われた通り、華麗に素早くパズーがシータを抱えるように、ゴミを抱えて家を飛び出した。相変わらず、オイラのゴミ出しは素晴らしいぜ!
家に戻って、天気予報を見ると降水確率50%。散歩をするには微妙な降水確率だ。で、昨日の疲れも残っていたし、妻もグッタリしているようなので散歩はキャンセルした。で、案の定散歩に行っていたなら折り返し地点くらいの時間で雨が降り出した。たまには言いカンしているジャン!で、オイラはまったりとGP3で遊んでいた。ゲームの中も雨だった。世の中の出来事は、微妙にシンクロするものだな。しかし、夢の中の結婚式だけはシンクロしないでくれ。頼む。
散歩がなくなり、微妙に時間をもてあましたオイラはギターの練習を始めた。最近は、練習の時間帯に酒をかっくらって眠剤がよく効くようにしているので、余り練習できていなかったんだ。指先もすっかりふにゃふにゃで痛かったよ。やっぱり継続は力ナリ。YOU'VE GOT THE POWER! オイラは中学生の時行っていた、北大学力増進会の教室に張ってあった標語を思い出した。記憶なんて、何がきっかけで出てくるか解らないものだな。なんだかとっても疲れた感じがした。
昼ご飯は食べたような、食べてないような気がする。正直、朝の夢のせいでかなり精神的にダメージを受けているのだ。オイラは結婚しているが、式を挙げなかった。その、初めての式があんな風に夢で行われたことに対して、相当なダメージだったらしい。いやいや。困ったものだ。
そうだ、困ったで思い出したのだけれど、あの忌々しい夢を見る前に一度5時半に目を覚ましていて、妻に頼まれて交通量の少ない早朝の札幌の街並みを車の練習につきあわされたのだった。まぁ、初心者クラスの技術だった。これといって言うことはない。理論より、シートから伝わるGの力を感じろ。周りを過剰に気にするより、自分の技術を心配しろ。そんな感じである。慣れだけの問題なんだ、運転なんてものは。年間走行距離10万キロ近くを8年にわたり走り続けてきたオイラにはそう思われるのである。
昼過ぎ、そう、時間は2時だっただろうか? 妻に哀願されて、札幌ドラッグストアーへ買い物につきあわされる。トイレットペーパーやミネラルウォーターなど、重たい買い物があるらしい。で、オイラも店の中へはいる。ドラッグストアーでのオイラの楽しみ方は、如何に変な商品を見つけるかにかかっている。しかし、「飲めば宿便が便器一杯」に敵う薬はまだ現れていない。オイラは、その一杯のウンコがどうやって流れていくのかに興味があるのだ。余りたくさんの内容物はつまる可能性があるからな。茶色に濁った水が便器一杯まで上ってきて、溢れるか!と避難を始めた瞬間に轟音をたてて、ここは北半球だから、反時計回りに渦を巻いて流れていくんだろうな。あぁ、これでしばらくチョコレートやカレーが食えなくなるんだ。ダイエットに良いぞ。で、妻が放り投げる商品を、上手にかごで受けるだけの過ごし方をした。3つ落とすとゲームオーバーなんだ。レジで肝油がもらえなくなる。
家に帰っても、寝ることもできないし、する事も余り無いんだ。正直、体調がよろしくない。全部、あの夢のせいだ…。オイラはワイパックスを増量して飲んだ。
その後パソコンを開いて、3D処理をバリバリと利用するゲームの体験版をダウンロードして、動かしてみる。うむ、なかなか動くじゃないか。…もっとも絵はきれいに映るけれどカクカクしてゲームにならないけれどな。
するといつの間にか、晩ご飯だ。今話題のくり〜むしちゅ〜だった。上田の天然パーマと有田のアゴの喉ごしがちょっといただけなかったけれど、おおむねおいしくできていた。こんなに上手にくり〜むしちゅ〜を料理するなんて、妻もなかなか敏腕プロディーサーだ。オヤジなギャグで申し訳ない…。
夕食終わり、オイラはある用件を頼んでいた友人を思い出す。そうだ、エレガントな友人だ。用件とは他でもない、○○○を頼んでおいたのだ。○○○を受け取るからには港の倉庫と相場は決まっているのだけれど、最近では返って取引が目に付いてしまうので自宅で取引するのがトレンドだ。まぁ、誰が決めたか知らないけれど桃太郎侍新撰組もいない現代には、家に押し入られて斬りつけられる心配もないしね。
で、日産マーチですたこらと出かける。むぅ、ちょうど白石神社の祭りが近くで行われているらしく、普段は閑静なエレガントな友人の近くも青空駐車の嵐だ。まぁ、駐車取り締まりが民間に委託されたら、こんな姿はもう見られなくなるだろう。民間とは営業成績がすべてである。こんなおいしい市場を放ってはおかないだろう。オイラは前世紀の産物として、この傍迷惑な風景を心に刻み込んでおいた。
友人宅の呼び鈴を押すと、電子ロックが解除される。う〜ん、どこまでいってもなんてエレガントなんだ。これよりエレガントにしようと思ったら、専属のドアボーイを雇うしかないものな。
で、招き入れられたオイラは、まず靴下を脱いでまったりくつろぐ。まぁ、文明化していないオイラにとって、靴を履く時以外靴下を履くなんて言うのは邪道な行為である。で、立てかけているギターなんか持っちゃったりして、そんで定番「禁じられたマリコ」なんか弾いちゃったりして。まるっと、すりっと大栄ドラマオタクみたいだった。自分の家にいるのとかわんないじゃん、てな突っ込みを自分で入れそうになっちゃったよ。で、俺たち悪どい代官二人は、密談しながら○○○の取引にご執心だ。悪いことを知恵を絞って考えるのってなんて楽しいのだろう。そして、うまくいかないとなんて悔しいのだろう。そんな風にして、二人の時間を過ごした。
そして、帰りにおみやげとしてテリー・ファンクJrの置物を頂く。おぉ、キシリア様に伝えてくれ。アレは…、良いものだぁ!
そういって、俺は爆発した。危なくマーチに燃え移るところだった。危ないなぁ。かみさんに怒られるじゃないか。で、オイラはドリフのコントの爆発後の格好をして自宅へと帰巣本能に従うまま帰った。
自宅で時計を見ると、11時半だった。うむ、タイムテーブルが「寝る時間だぞ」とにらみを利かしているが、オイラはどうしても予約録画しておいたセカチューを見たい。最終回なのだ。そして、心の中でタイムテーブルを破り捨て、挙げ句の果てにその上にウンコまでして、はたまたさらに、学校でもらった検便セットのへらにちょっとサンプルをつけて、堅く封印した。犬の病原体がでないことを望む。
感想については、例の法則により明日の日記で書くことにしよう。
で、オイラは三階滝のように流れ落ちる涙を右に左に素早く、反復横跳びしながらブロックして、浅はかな眠りにつく。うむ、日本語が間違っているが、オイラ自身の存在が間違いよりは随分救われるものなので勘弁してくれ。今日は終わり。