ぱけちゃん、おしゃまなの。

ふざけながらも世間を切るんだ、はてなブロブ版

素肌にコートだけを羽織り、俺は出かけたんだ。

む、目が覚めた。オイラは仰向けに寝ながら足を組み、腕も組んでいた。…多分、夢の中で何かを真剣に考えていたのだろう。それは、仕事のことかも知れないし、学生時代に戻って勉強のことに付いてかも知れないし、はたまた女性問題かも知れないし、いっそのこと武道館のライブで何故氷室京介は「ここは東京だぜ!?」とオーディエンスを煽り、それが一体どういう意味だったのだろうかと考えていたのかも知れなかった。ま、とにかくオイラは普段のバラバラ死体のような不自然な格好ではなく、もっとも崇高な寝相で目を覚ましたのであった。何かよいことでもあるのだろうか? …ないな。
朝ご飯を頂く。昨日の夜に続いてサンマだ。
その後、妻を起こさないようにひっそりとギターを弾く。じっくりと押し殺したピアニッシモのフレーズの練習には良いかも知れない。そのうち起きてきたので、うるさいパソコンに電源を入れて世の中の出来事を確認する。うむ、とりあえずプロ野球ストライキを実行するんだな。まぁ、労働者が資本家に対して牙をむくのはよいことだ。オイラはそう思っている。そうなんだよ。変わらなくちゃいけないんだよ。以前も言ったけれど、「変わらなくちゃ」という日産のCMに出始めた頃から、態度がでかくなったイチローのように変わらなくちゃいけないのだ。
そんな風に、オイラはパソコンの画面に向かって熱く語った。向こうの部屋で聞いていた妻が、独り言を叫んでいるオイラに気づいて、「とうとうおかしくなりやがったな…」と障害年金の申請をしようとしていた。オイオイ、オイラはまだくたばっちゃいないぜ。
10時に散歩にでる。一人散歩だ。コースを設定する。白石サイクリングロードを白石方面へ向かい、途中進路を変え国道12号線の秀岳荘へ立ち寄る。そして、そのまま12号線を大谷地方面へ歩き、途中のベスト電機に寄る。そして、そこのトイレでウンコがでようとでまいと、便器に座りウォシュレットを浴びる。で、家に戻るコースだ。距離自体は大したことないのだけれど、立ち寄る時間が長いと思われるので妻と一緒では選択できないコースである。
さぁ、今日は9月だというのになんだか蒸し暑い感じがした。空抜けるような高い雲ではなくて、分厚い感じの雲が低いところまでおりてきている。まぁ、夏の最後の抵抗と言った感じだな。で、歩く。ひたすら歩く。土曜日はジョギングをする人間が多い。ギリシャ人やイタリア人には理解できない光景だろう。ま、俺もジョギングする意味を感じることの出来ない人間の一人だ。急ぐなら自転車に乗る。車を使う。鍛えたいならジムに行く。そんな感じだ。
途中をすっ飛ばし、秀岳荘へフェードインだ。
先週見つけておいた、ハイカットの靴はサイズがなかった。バックスキンでソールがタイヤトレッドのようなパターンを刻んでいる。運転をたくさんするような時に、具合が良さそうである。10000円也…。
先週の堂本兄弟ソニンが履いていたようなブーツを探す。あるにはあるが3万円くらいする…。
ま、他に色々と物色してオイラは有事の際に、どういったものを準備すればよいのか、心の中でシミュレーションした。うむ、ものは完璧だが予算は心許ない。オイラはがっかりしながら秀岳荘を後にする。
次に着いたのはベスト電機だ。うむ、ちょうどよいことに催してきたぞ。ダッシュでトイレに入る。で、肛門へシャワーを浴びさせる。む、バカにしたな。大事なんだぞ、ウォシュレットは! オイラは再び入院して、院長先生の太い指で肛門に指を突っ込まれるのがいやなので普段、なるべき下痢をしないよう、清潔にするよう心がけている。大変なんだ、太い指は。でも、腕はよいのだけれどな。
トイレから出て、店内をうろついているとラストサムライプラズマテレビで流している。む、オイラはこの映画をまだ見ていないんだ。かなりクライマックスに近い部分らしく、引き込まれて結局30分くらい、買い物をまつ間、ピカチューのビデオを見せられている子供のようにその場に固まって見入ってしまった。うん、今度借りてこよう♪
家に帰ったのは12時半くらいだった。正直、長くかけすぎだよ。そして、アムアムと育ち盛りの青虫のように昼ご飯を食べた。
何とも言えない、そして覚えていない午後の一時を過ごし、夕方に妻からミッションが下る。ビデオの返却と野菜屋に連れて行って欲しいそうだ。うむ、楽勝な指令だ。まず、ビデオやにいく。特にビデオに興味のないオイラは車の中で待機する。たいしたものがないとわかっていても、隣のコジマ電器が妙に気になる…。そうこうしている間に妻が戻る。事務的に車を次の目的地へ進めようとするオイラ。で、突然雷に打たれたように行きたい場所が浮かんだ。そう、最近行っていなかったオイラの心のオアシス、ハードオフだ。で、妻に許可をもらい、デビューしたばかりのジャン・アレジのようにアグレッシブに車を走らせた。うむ、彼はフェラーリに移籍した瞬間に駄目になってしまったな。おとなしく、ケン・ティレルのアドバイスを聞いていればよかったのに…。そんなことを考えているうちに着いたぜ、ハードオフ
まず、この間目を付けていたpentium3の1GHzを確認する。うん、2つとも売れ残っているぜ。値段は変わらない。…もうちょっと安くならないかな。とりあえず、来月まで持ちこたえてくれ。そして、ジャンクパーツを漁る。とんでもなく古いパソコンを1台組み上げるくらいのジャンクパーツがあるが、そんなものを今更この過剰にスペックが必要とされる世の中に誕生させても意味がない。機械いじりがしたいなら、電子ブロックで十分なのだ。まぁ、パソコンの部品は買い取りショップに持ち込むよりもネットで個人売買をした方がお得なので、こういった店にはほとんど出回らないのだ。
そして、かなり時間をかけて店内を物色したが、財布の中身で買えるようなものはなかった。そりゃそうだろう。財布を見たら50円しか入ってなくて、自分自身ビックリしたのだから。
で、帰る。帰って、晩ご飯を虎のように荒々しく食べる。ガ〜オ。
その後、酒を飲んでフラフラになり、何をしていたのかとりとめがなかった。とりあえずパソコンを付けて、ファイルをいじくっていたのは確かだな。
ま、オイラも疲れ気味と言うことで相変わらずだが竜頭蛇尾な一日だった。ドラゴンヘーッド。