ぱけちゃん、おしゃまなの。

ふざけながらも世間を切るんだ、はてなブロブ版

徳さんと留さんとコールタールの共通点

世間で言うところの3連休、中日は雨の朝だった。
夜中に一度目が覚め、背徳の香りのする喘息吸引薬を吸い込み再び寝る。そして、起きたのが7時くらいだったろうか? 妻から、「う〜、う〜、うるさいんじゃボケ!」との苦情がでて起こされた。うむ、確かに呼吸が苦しかった。まだまだ眠かったが、苦しみから解放してくれたという点では感謝しなければならない。オイラは水前寺清子の気持ちになって、ありがとう、と心の中で365回唱えた。
喘息薬を投与した後は、すっきりだ。いつものようにモソモソとパソコンをいじり始める。ニュースな朝の始まりだ。今日の関心は「microsoftのダウンロードセンターでwindows海賊版をチェック」と言うトピックだった。本当かどうか知らないし、割れ物だったらどういう処理になるんだ? と、色々議論が交わされていたので、とりあえずサイトに行ってDirect9cを落として入れてみる。む、特にこれと言った反応はないな。ま、現在ではテスト期間中なのかも知れないな。しかし、そういったところで今更Windos2000proの正式版なんて売ってないし、どうしようもないんだよね。新しいパソコンを買うことが万一あったなら、おとなしく正式なXPを安く買いましょうか、と言った姿勢でのぞむことにする。
で、朝ご飯をスナイパーのように、気配を殺して食べた。
妻よりミッションがおりる。午前中、スーパーの特売があるので連れて行って欲しいとのことだ。ハイハイ、買い物くらいつきあいますよ〜。オイラは、こんな日曜の朝っぱらに買い物に出かける心境など理解できないのだけれど、実際に行ってみると大盛況で、駐車スペースにも困るくらいだった。
スゲェな…。オイラは、車内で待ちつつBOφWYの「This BOφWY」を激しく聞きながら激しくヘッドバンキングをしていた。ちなみに、このタイトルはおそらくビートルズの楽曲である「This boy」をもじったものだと思われる。ちなみ続きで悪いが、この時、日本で発売された時に付けられた放題は「こいつ」である。…む、確かにそういう意味なんだけれど曲のタイトルに、こいつ、と付ける斬新な先人の感性にオイラは涙する。まぁ、しつこいけれどオイラが泣くと言うことは全米も泣いていると言うことだ。
家に帰る。そして、昼ご飯をガード下のおでんの屋台で飲んだくれているサラリーマンのように、切なく食べた。
その後、パソコンの前に座りいじくり回す。最近、ハマっているのは最新の3Dをバリバリ使ったパソコンゲームの体験版をダウンロードして、オイラの貧弱なパソコンで動かすことである。この自虐的な遊びが何とも楽しいのだ。ものによっては期待を裏切って、凄くスムーズに動くこともあるし、逆に記載されている必要スペックが低く書かれている割に、ものすごく重たい時もある。こういう時は、如何に軽く動くかという点でメーカーの技術力がわかるというものだ。そうだ、予算さえあれば何でも出来るんだよ。いつぞや、何故21世紀になっているのに宇宙ステーションが完成していないのか? と言う質問に明確に「予算がないから」と答えた某教授の話のように、当たり前なことである。しかし、今はハードが昔に比べて安くなっているから、そういう努力をする人が少ないんだよね、っていうかデスマーチの連続に慣れば、そんな余裕もないだろうし。で、結局世間が進歩して、品質というものが失われていくのである。価格が安くなる分な。
オイラは哲学的にそう結論づけた。
で、話は戻るが今のところ重すぎて動かないソフトというのは無いようだ。PCIでもグラフィックボードがあることが良い方向に作用しているのであろう。ちなみにFF IXベンチⅡでのスコアはLOW=1490 HI=1000だ。如何に貧弱かわかるであろう。普通にコンピュータに詳しい人であれば、この環境でゲームを動かそうとは思わない。しかし、オイラにとっては無理に動かしてほくそ笑むというのが「遊び」なのである。マゾっ子ぱけちゃん、と呼んでくれぃ。
さぁ、風呂に入り外出の支度をする。3時に実家に行かなければならない。実は昨日の夜、妹より連絡がある。
「兄ちゃん、今暇か?」 夜の11時半の出来事である。
「なにぃ?(名古屋弁)」 突然のことに驚くオイラ。
「ビデオを買ったのだけれど、つなぎ方がわからない。来てやって欲しい。」
「それって、今じゃないと駄目なの?」
「設置して、片づけてしまう」
「う〜、酒を飲んでしまった。」
「…酒かい。…。」
「明日の3時くらいで良いか?」
「頼む(ガチャ)」
と言うようなスリリングなやりとりがあったため、実家に行って繋いでこなければならない。全く、十把一絡げな言い方で申し訳ないが、どうして女ってヤツは電化製品に弱いのだろう? 「てにをは」が違うだけで、基本的には全部一緒じゃないか。そんな風に、ブーフーウーのように文句を言いながらも出発する。そうだ、配線工事は好きなんだ♪
実家に着く。むぅ! これは…。VHSとDVDレコーダーの複合機じゃないか。しかもダブルチューナーだから、2番組同時録画が可能。良い世の中になったものだ。オイラはちょっとうらやましかったが、多分こういうのはHDDレコーダーとDVDなどのディスク型メディアの複合機が一般的に普及するまでの過渡期の商品なんだろうなと思う。だって、アナログとデジタルが混在しているもん。
で、多くは語らずホコリよけのため防塵マスクを被ったオイラは早速テレビの後ろに回り、アンテナ関連の配線を確かめる。うむ、多分実家を出る前にオイラが半分くらい作ったヤツだろうが、複雑だ。あの頃は、繋がればいい、映ればいいと言う感じで、最適化という視点がガッポリ抜け落ちていたもんな。あぁ、若かりし二十歳までの青春…。ま、今日もとりあえず繋がればいいや。
そして、永遠にこの複雑な配線は直らないのである。
まぁ、今日の設定は簡単に言うと、室内に伸びてきているアンテナが分配機でテレビと今まであるビデオに繋がっている。で、新しいレコーダーとテレビのアンテナは最近の接続なので、アンテナを一度レコーダーに回し、レコーダーからテレビのアンテナ端子へ引っ張る。そして、レコーダーの時間やリージョン設定をすればよい。知っていれば、素人作業で十分なのだ。
で、線が足りないとか、テレビに腕が潰されているとか、コノヤロウ足を踏んづけやがったな、などという肉親ならではの骨肉の罵り合いをしながら、接続を完了する。後は、レコーダーの設定だ。簡単なものだ。リモコンで初期設定画面を立ち上げて、北海道>札幌と選んであげれば、最適な形にチューニングされる。オイラが中学、高校生くらいまでは本体の蓋を開けて設定してやらないといけなかったもの。VHF局はよいのだけれど、UHF局の設定なんてものすごく面倒だった。こんなに時代は便利になっているのに、やっぱり出来ない人はできなのかな? まだまだメーカーも甘いな。まぁ、誰でも使えます、と叫んでいるビル・ゲイツに比べれば随分努力しているのだけれどさ。
取り合えず、設定を終わらせて動作確認を取ったが予想した通り、電波が弱い。このあたりは、ブースターなどを噛ませないといけないかも知れない。今日の所は、部品も対策も考えてきていないので後日改めてじっくりと健闘することにした。工賃の代わりに、とんでもない量の彼女の漫画ライブラリーからちょっと拝借してくる。まぁ、ほとんど妻が読むのだけれどな。
オイラは伝書鳩のように速やかに家に帰る。まったりする。クルック〜。
晩ご飯を、街の片隅の酔いどれのように、何度か反芻しながら食べる。ウエップ。
さて、その後かねてから気になっていたGP3の遅さ対策について色々と健闘した。うむ、決断の時だった。オイラは東条英機の10万分の1の身軽さで決定した。
バージョンダウンだ…。
そして、やおらアンインストール作業を始め、初期インストールをし、2001年度シーズンのフルシーズンパッチを当てる。これでGP3 2000と同じ環境だ。で、動かしてみる。…む、グラフィックは駄作なったけれど、動きはよくなったかな。そして、早速多少軽快になった環境で、マシンをドライブし、
「トンネルを…、突き抜けた…」
と、赤城軍馬のように呟いてそのままクラッシュして眠りについた。なに? わかんないって? 構わないよ、どうせ誰も呼んでいないんだ。