ぱけちゃん、おしゃまなの。

ふざけながらも世間を切るんだ、はてなブロブ版

もっとイジリー岡田を評価しないと!

う〜む…、日曜日の朝だ。そして、オイラは7時半くらいに目を覚ます。しかし、まだまだ眠い。それに続いて妻も起きてくる。ここ最近では珍しく血圧が正常値に上っているようで、車の運転をしたいと、釣れたばかりのカツオのようにピチピチとしている。オイラは仕方なく、寝間着代わりにしているTシャツと短パンの上に、カーゴパンツを履き、丈の長いシャツを羽織った。野郎のちょっとした外出の格好なんて何でもいいのである。昔、名古屋でコンビニのバイトをしていた時には銭湯上がりのオヤジが桶を抱えて、ブリーフ一丁で店に入ってこられるよりは随分とマシだろう。オヤジぃ、グタグタにもっこりしているだってばぁ…。
で、マーチのキーを渡し、朝日が眩しくてすでに灰になりかかっているオイラは眼鏡の上からかけるオーバーサングラスをかけて、弱々しいターミネーターの風貌で助手席に乗り込む。妻は、運転席でウキウキしながらシート合わせをしている。で、レッツらゴーだ。
妻の運転については特に問題はないのだ。余計なことを心配して躊躇する前に、迫っていることに一つずつ対処すればいいのである。予測して、最適化された運転をするなんて年間1万キロ以上を乗らないと、なかなか身に付いてこない、…様な気がする。で、オイラは、眠気が再びリコールされたので、だらしなく上を向き、口を開けながらちょいと眠りにつく。
途中、何度か急ブレーキでつんのめりになり目が覚める。まぁ、いいさ。こんな所でオイラは映画ゾンビのラストシーンでのピーターのセリフを呟き、ウィンストンに火を付ける。うむ、寝起きにタバコは咽せまくるぜ…。
何故か知らないのだが、車は自衛隊駐屯地の近辺を走っている。そして、なにやら人がたくさんいる。…う、自衛隊のご家族参加の運動会らしい。ご苦労様である。普段あまりピンと来ないけれど、これでも冷戦の時は旧ソ連とのフロントラインにいる部隊として忙しかったのだろうと思う。で、イラクとかに放り出されるのもご苦労なことだ。で、他人の顔をしてその場を去る。
そしてあっちフラフラ…、ぐぅ〜。
こっちフラフラ…、ぐぅ〜。
(キィィィィィッ!) ビクッ! ……ぐぅ〜、
てな感じで、小舟を漕ぎつつ気が付いたら家の前についていた。妻が運転していることに気が付いた向かいの大家さんは、ちょいと壁にぶつけないか心配そうな顔をしていたが、駐車するのはオイラの仕事なので一安心だろう。大家さんに連れられていたダイちゃん(雑種 雄 4歳)だけが人間社会の心配事とは無縁のごとく、しっぽを振って愛想を振りまいていた。
家に戻ると、テレビを付ける。そうそう、今日はイチローの記録達成の映像も見たいし、楽しみな「ちょっと左翼系番組」のサンデー・ジャポンを見てテレンス・リーを見なくては。一つ大事なことは、テレンス・リーが合成画面で何かをしゃべっていたら、その回はどうでも良いことを話していると言うことだ。で、そんなことをきちんとオイラの睡魔君が理解してくれるはずもなく、ゴッツリと寝た。日曜日の布団の臭いは幸せの臭いがした。まるで、ハイジの家の干し草みたい…。
空腹と共に、目を覚ます。まるで動物のような生活リズムじゃないか…。で、体の健康のためそばをゆでて盛りにして食う。ツウのそば食いは飲み込むようにそばを喉に通すと言うが、以前やってみたらやはりうまくも何ともない。しかも消化に悪そうだ。なので、適度に噛んで飲み込む。多分、歯に挟まったそばを取るために店主に爪楊枝を頼んだら、
「そば…、噛みやがったな…」
と、職人魂に傷を付けてしまうのだろう。気を付けよう。
で、パソコンの前に座り、大人の嗜みとして最近凝っているウイスキーの解説サイトなどをめぐって情報を集めた。ウイスキーと言えば、尾崎豊だ。相変わらず天国か地獄か知らないけれど、飲んだくれているのだろう。この手のサイトは今まで見たことがなかったのだけれど、なかなかハードボイルドな文章を目にすることが出来て、勉強になる。オイラの文体はやんわりとしすぎていて、しまりがないからな。大体理解したつもりになって、エレガントな友人から個人的楽しみの範囲内でピーコしてもたったスターウォーズ トリロジーDVDのボーナスディスクを見る。まぁ、内容と言えばジョージ・ルーカスが、「まぁ、手前味噌なんですけれどね…」と、2時間半にわたっててめぇのサクセスストーリーを展開するような内容だ。正直、物語のライナーノーツとか裏設定とか、そういった情報を期待していたオイラにとっては肩すかしであった。たとえて言うなら、高校の保健体育の授業で色々なことを期待した割には、先生の武勇伝を延々と45分間も聞かされたような感じである。うん、我ながら意味不明な内容だ。ま、とにかくそんな感じであった。ちなみに本編の方はまだ見ていない。じっくり見ることにしよう。
そんなわけで2時間半もかかったため、あっという間に夕方だ。妻に頼まれ、借りていたビデオを返しに行く。しっかりと全身皮スーツに身を包み、万一のためにファウルカップも装着した。これで、年増のおばさんが襲ってきても大丈夫。何も感じない、何も出ない…。
ビデオ屋は健全なビデオ屋だ。オイラは、妻をおろし路肩に車を停めてぼんやりと音楽を聴いて待つ。そして、いつの間にか眠りにつくんだ。で、やっぱり雷のような音と共に妻が帰ってきて、心臓がビクンとして、3年くらい寿命が縮むんだ。
恐怖新聞のようにどんどん寿命が縮んでしまうヨ〜。
帰りに生活倉庫というリサイクルショップへ立ち寄る。意外としっかりしたショップだった。やはりチェーン展開をしているところは違うな。オイラはフラットテレビが安かったのでゲーム用に一台欲しかったのだけれど、今はそんな余裕はない。我慢を押し殺してぬいぐるみの熊ちゃんと遊んでいた。あとはインテリアの小物などを探したが、ちょうど良い具合のものを見つけること、能わず。そそくさと店を出る。で、マックによって広告についてきたクーポン券を消費する。マックナゲット 5個入り 2つで200円だ。安い。
家に戻り、そいつを食す。とってもジャンクフードな味がした。
時間が7時を越えていた。鉄腕ダッシュを見ながらヨーロッパの街並みに思いを馳せる。いいなぁ、是非何気なくいってみたいものだ。
終わったところで、昨日あけたBell's 12年をロックにして飲みながらギターを弾く。なんだかしばらく弾いていなかったな。昨日買ったBOφWYのスコアを引っ張り出して、ギターを担いで布袋をコピーする。半開きで白目をむきながら、下唇をだらしなく前に出すのがポイントだ。イメージとしては、中学、高校時代の友人であるオッカーだな…、っていっても身内にしかわからない説明なんだけれど。
で、ノリノリで弾いていたら妻が乱入して、「わがままジュリエット」を弾け! ボケェ!と言われるので、イントロ部分を一生懸命練習する。結構、最後の21フレットのチョーキングが疲れる。まぁ、元々アコースティックギター出身のオイラとしては、チョーキングは苦手なのだ。ハンマリングは得意なんだけれどな。
そんな感じで、過ごしていたらbell'sの12年がどんどんすすむ。やっぱり、バーボンより飲みやすいのかなぁ…。今度買う時は、もっと乱暴ウイスキーにしよう。次元大介がソファーに寝っ転がって、片手でラッパ飲みするようなハードボイルドな奴を…。で、「やるぜ…」と呟きながら、おもむろにM19の手入れをするんだ。