ぱけちゃん、おしゃまなの。

ふざけながらも世間を切るんだ、はてなブロブ版

デスラー総統! 顔色が悪いですぞ…

7時に起きた。そのまま燃えないゴミを出しに行った。外はなんとなく寒い感じがした。あぁ、秋ですね。心にウォッカがしみる季節になりました。飲んだこと無いけれど。多分、ロシア人ならそういう風に思うに違いない。オイラは赤い鼻をしたエリツィンが、自動販売機でワンカップのウォッカを買って、愛おしそうに飲む姿を想像した。うむ、多分偏見だろう。
朝ご飯は食べない。その代わりに糖尿にはとっても悪いと言われ、松山千春も飲むことをやめたジョージアオリジナルのロング缶を買って飲んだ。この糖分が頭脳にブドウ糖を運んでくれるんだ。しばらくすると、頭がしゃきっとしてきたので、ネットでニュースをチェック、チェック。
「さらに遅れるLonghornが,Windows XP Second Editionの登場を誘発」(日系BP)
…、またwindowsMEの悲劇を繰り返すのだろうか? それともwindows98SEの様にうまくいくのだろうか? どちらにしてもwindows2000程の成功はもはやあり得ないだろう。オイラは、いつまでたっても懲りないビル・ゲイツの方向へ向かって、
「kisama,kinntama,hikinukuzo!」
と、呟いてニュースを閉じた。そんな、ハードボイルドな朝もあるさ…。
その後、ネットでスコッチウイスキーの歴史について色々と調べ回る。うむ、自分の知らない分野で調べものをすると、どんどんリンクをたどっているうちに時間が過ぎてしまう。まぁ、総じて言えるのは酒関係のサイトは非常にお洒落に出来ていると言うことだ。これは、パソコンやOS関連のサイトに比べると素人でもわかるくらい、使っている画像や文章が洗練されている。たまには自分の知らない情報にアクセスして、五感を鍛えなくてはいけないな…。
気が付くと10時くらいになっており、再び具合が悪くなり出した。表向きは妻に「眠い」と言っておいたが、正直ひっくり返りそうだった。で、布団に巨人の桑田投手のように舌なめずりをしながら潜り込み、
アニータ…
と、呟いてから眠った。
夢を見た。どうやら韓国に妻と来ているらしい。そして、何故かオープンしたばかりの大規模小売店舗へ冷やかしに来る。そこは外から見るととても広大なのだが、実際に入ってみると異常にゴミゴミしていて狭いという、ドラえもんの秘密道具を逆に行くようなアメージングな空間だった。で、普段のように物色しているのだけれど5時くらいで閉店になって閉め出されるんだよ。オープンの日だから従業員が疲れたんだってさ。う〜ん、日本とはお国柄が違うものだなぁ。などと思っているうちに大学時代の友人「亀太郎」と出会う。奴はどうやら隣の店にジーンズを買いに来たようだった。で、オイラは彼に言う。
「そういえば、最近ジーパンなんて全然はかなくなったよ」
「マジで! どうしたの。昔はジーンズばかりだったのに」
「うん…。家にはたくさんあるのだけれどさぁ、太っちゃって入らないんだよ」
そこで、目が覚めた。
オイラは中途半端に現実の深い部分を見せつけられて、余計に感じが悪くなった。まぁ、夢なんてそんなものだよな。いつだって、おいしいところは手が届かなくて、現実のイヤなところばかり誇張してきやがる…。そして、オイラは台所で不味くなってしまったウィンストンに火を付けて、静かに心の中でかんしゃくを起こした。
12時前、妻からカラオケに行こうと誘われる。実際は、何日か前より誘われていたが、喘息で喉を潰していたので行けなかったのである。で、いくことにした。
新札幌キャッツアイだ。久々に行くなぁ。
平日のカラオケというのは空いていて、料金も安い。1時間40円とか書いてある…。まぁ、飲食物でもうけを出すのだろうな。持ち込みすると5000円の罰金なんだって。で、通された部屋は狭いと思いきや、これが実に広かった。オイラはなんとなく盛者必衰の理を感じた。
で、早速歌いましょうと、昔のオイラならリモコンを持つところだが、今のオイラはいきなりカレーを注文して食い始める。時間はお昼だ。何か食わないとやってられない。
で、3時間のカラオケモードに突入するのだった。
…1年ぶりくらいだったけれど、あまりに声が出なくなっていたのでショックだった。そういえば、遠距離出張の時はでかい声で歌って、自然と声帯が鍛えられていたものな。そう思うと、無性に泣きたくなったが、オイラはビスコを食べて強くなった子だから、泣かないで我慢した。代わりに舘ひろしの「泣かないで」を、シャワーから上がったばかりの梅宮辰夫のような脂っこさで、ねちっこく歌った。そして、その勢いで、かの名作「シンボルロック」歌おうと思ったが、あいにく配信されていなかった。仕方なく、ISSAと押尾学のデュオである「絶倫スナイパーズ」の
「俺は誰でも喰うぜ 2004/(カップリング 「若禿の駆け抜けた道 」 作詞:ジャック・ビルニューブ」を歌った。下半身が盛り上がった…。
カラオケも3時間目にはいると、歌への自信がグラグラになってしまったので、原点に戻るべく尾崎豊のナンバーを床を這いずり回りながら歌った。そして、いつものように会計を済ます頃には喉がつぶれて、まともに声が出ない。まぁ、破滅の美学という奴だ。オイラは、音楽で手抜きが出来ない自分の性格を恨めしく思った。
なにやら、妻がキャッツのメダル40枚無料券というのを持ってきたらしいのでメダルフロアに上がり、引き替えて貰う。うむ、40枚なんてちっぽけな量なんだな…。
で、あっさりと吸い込まれて終わりだ。なんとなく、人生のはかなさを感じた。人生なんてドミノ倒しの様さ…。崩れる時は一瞬で、一番美しい…。
オイラは、ハードボイルドにバーボンでも煽りたかったが、車の運転中なのでダイエットコーラで我慢した。ダイエット、ダイエット。痩せないと!
帰りに大谷地の東急ストアに立ち寄り、ネスカフェのインスタントコーヒーが特売だったので、そいつをゲットしてくる。多分これで、眠気が収まるだろう。コーヒーを切らしていた生活は地獄のようだった。頭がぼんやりとして、常に眠気に支配されている。向精神薬の作用というのは恐ろしいものだ。
家に帰る頃には5時になっていた。そして、米を研いでまったりする。妻は疲れもピークになっていたらしく、借りてきたビデオ「半落ち」を見ることもなく、windowsのサーバーのように落ちていった。…頼むぞ、ビル・ゲイツ
さてオイラは、やおらヤル気をみなぎらせて着うたを自作し始める。必要なのは元歌(曲)と、Sound EngineなどのWave編集ソフト、そしてQuick Time Pro 6.5、それに着もと化するソフトが必要だ。Sound Engineは優秀なフリーソフトなのだけれどQuick Time Pro 6.5は有料ソフトだ。う〜ん、何故かうちのパソコンに入っていたのだよ…。これ幸い。
最初は、数多の思い出の曲から厳選して加工しようかと思ったが、なんとなく流してみると「こっ恥ずかしい」のでやめた。で、色々WEB上をめぐっていたら…おぉ、と言う素材があった。緊急警報放送システム EWS(Emergency Warning System)の警告音だ。こいつは
(1)東海地震の警戒宣言が発せられた場合。
(2)津波警報が発せられた場合。
(3)地方自治体の長から、避難命令などの放送の要請があった場合。
に、放送される。今年の北海道のでかい地震の時、津波警報が出た朝の5時くらいにNHKが流していた。ちなみに、俗称「ピロピロ音」と言われ、一部の繊細な人達をガクガクブルブルさせる音だ。詳しくはこちら → http://www.geocities.co.jp/Technopolis/1549/kinkei.htm
本当は、かつて昭和天皇崩御された時にNHKが一度だけならしたことのある、特別なニュース速報的な音があるのだけれど、それはあまりに不謹慎だし、右翼が気づいて襟首をひっつかまれてもイヤなので遠慮した。で、ピロピロ音である。
よって、オイラの携帯が鳴る時は、いつでも緊急事態の音がする…。夜にならすなよ…。
それから、かみさんが「半落ち」を今日返すために急いで見始める。あまり半落ちに興味のないオイラは、ハムスターを部屋で散歩させ、その傍らでmameを開いて遊ぶ。何故か今オイラがはまっているのはギャラクシアンである。超レトロゲームと言っても過言ではないが、あのフワフワと降下しながら攻撃してくるデザイン秀逸のエイリアンをまったり打ち落とす感覚が楽しいのである。ま、この時代のゲームだから1万点を出すのも意外と苦労する。さて、どこで壁を突き破るのか、楽しみである。
さて、そうこうしている間に、精神的な具合が悪くなってくる。そうなるといつものように竜頭蛇尾な文章になってくる。
そして、mameで一生懸命williamsのゲームで遊んでいるうちに11時になってしまった…。妻はまだ「半落ち」を見ている。…む、長い映画なのだな。オイラは本日返しの特別料金のため、今日中に返却するため車を出すスタンバイしている。そして、おねむの時間である11時を越えてしまった。むぅ、車に乗るから酒も飲めねぇしなぁ。元々超夜型人間なので、眠剤を飲まない限り眠くならないが、なんとなく中途半端だな…。仕方ない、アタリのゲームでもやるか…。この手のアメリカ出身のゲームは簡単に血しぶきや腕がもげたりするので、今時の倫理観からするとビックリする。果たして、「有害だから」と子供からこの手のものを隔離して、子供の犯罪が減った試しがあるのだろうか? いや、無い。帰って増えている。こうした若年の犯罪を防ぐのは、与えられた情報を如何に自分の判断で「良い、悪い」と分ける能力が重要だ。そして、それを教えるのは親の責任である。隔離すればよいというものではない。隔離しても、今時の子供は親が使えないインターネットでいくらでも有害な情報を得ることが出来る。だから、判断力が重要なのだ。
うむ、決まった…。コマネチの体操着の食い込みくらいに決まった…。子供だから、お手入れの心配は無いんです。いい〜んです!ジョン・川平。…エロイ体しやがって。
おぉ、やっと「半落ち」が終わったようだ。このところ人生の老い、ワビサビ、死と残されるものについて凄く繊細な感覚を持つようになった妻が、おもちゃ屋の前の子供のように泣きながら出てきた。仕方なく、オイラは父親のようなおおらかさで、ひょいと肩車をして…、重みで潰された。
バブルスライムの様につぶれたオイラは、それでも必死に運転してビデオを返却。やっと、一日の仕事が終了したのであった。後はマイスリーを飲んで眠りが来るのをまつだけだ…。おっと、その前にスコッチウイスキー Bell'sをロックにして氷を揺らすぜ。安いスコッチはパンク野郎のように粗暴だが、高いスコッチは英国紳士のように洗練されているのだぜ。…全部、受け売りだけれど。