ぱけちゃん、おしゃまなの。

ふざけながらも世間を切るんだ、はてなブロブ版

違うぞ! それは僕のダチョウだ!

7時に起きた。余りよい目覚めではない。このところ、喘息こそフルタイドという薬で抑えられているものの、吐き気が慢性的にするようになってきた。う〜ん、これもパキシル減薬の影響なのだろうか…? で、気分もなんとなくさえない。日記も以前のような天性の閃きというものが降りてこなくなった。…やめよっかな。
しかも、せっかく働く機運が自分の中で高まってきたのに、この憂鬱のせいでまた社会に戻る事に躊躇する自分に逆戻りじゃないか…。う〜、慣れるまで我慢するかぁ。
で、そんなことを布団の中でグジグジ言っても仕方ないので、起きてパソコンでニュースでもチェックした。これと言って楽しいニュースはないぞ。しいて言えば、沖縄上空で接触した米軍のF-15がボロボロになりながらも帰還したと言うことくらいか…。さすが、我が愛すべき通称イーグルだ。力強い。実に力強い。X-WINGくらい力強い。千歳空港にいくと、たまに飛んでいるところを見かけるが、所詮あいつらは日本用にデチューンされた2級品だ。火器の命中精度も機動力も何もかも別物らしい。言うなれば、ROLEXとBOLEXぐらいの違いだろう。日本も高い買い物をさせられているよな。
そんな折、妻からパンを買いに行け、との指令が下りる。よし、元気なぱけちゃんはサンダーバードのように、滑り台を滑り落ちて、しこたま地面にケツを擦りつけるものの、気力でマーチの乗り込んで出発した。痔が再発することがないよう祈ってくれ、ベイベー。よし、ついた。まるでハイパードライブが搭載されているようだ。ミレニアムファルコンの窓から、数多の星が流れ去るように、朝の出勤の数多のサラリーマンの禿頭が流れ去る。さぁ、パン屋だ。
うぉ! アゴホクロ人の姉ちゃんがいないぞ。で、すっかりナァナァになったオイラは、頼まれたパンをハチ公のように忠実に購入して、帝国軍からスタコラと逃げる故障中のファルコン号のように家へと向かう。もちろん、助手席には副操縦士の熊のぬいぐるみ「まちぞう」だ。
朝食をモソモソと食べる…。
で、気力を使い果たしたオイラはスターウォーズネタ繋がりと言うことで、スターウォーズのDVD-BOXからエピソード4「新たなる希望」を見始める。そりゃもちろん、妻からは非難囂々だ。なんだかやるせなかったっす。
20世紀FOXのロゴが立ち上がり、あの「a long time ago...」のメッセージが…来ない。え、あ、日本語じゃん、これって。なんだよ、デフォルトは日本語モードで立ち上がるのか…。まあいいや。面倒くさいのでそのままにした。で、あっという間に見終わった。すっきり爽快である。しかし、吐き気だけは去っていかなかった。
昼を越えて、オイラの実家へ向かう。妻が妹の蔵書から間引いてくるらしい。その手伝いをしろとのことだ。で、家にはいると我が妹は猫と共に寝ている。…オイオイ、もう2時だぜ。とりあえず、ヤカンを叩くやら、どんぶりをハシで叩くなどして妹を起こし、本を借りていくことを一方的に通告する。眠たそうな妹は、了承し再び眠りにつこうとした。さて、オイラは妻が本を探している間、せっかくなので兄妹の親交を深めようかと思い、忙しなく話しかける。もう、これには妹もウンザリそうだった。しかし、ここでやめては兄の面目丸つぶれだ。オイラのマシンガントークは、デーブ・スペクターの様に流暢にとどまることを知らない。トゥモロー・ネバー・ノウズ。
いい加減、妹が辟易として廃人になりかかった頃、妻の作業が完了する。で、妻が漫画の蔵書について、いくつか質問を投げかける。
「○○はどこにあるの?」
「あ〜、それは茶の間の本の山の真ん中くらい…」
「○○は何巻まで?」
「あ〜、10巻まで。で、その続編が××という作品で7巻まで茶の間にある…」
もはや、妹のスーパー頭脳は誰が見てもゴミの山にしか見えないような乱雑な蔵書の位置と情報を完璧にインプットしている。さすがだぜ。…こんど、混乱させるために勝手にちょっと移動させてみよう。ショートするかもな。
で、たっぷりの漫画を借りてかみさん、にっこり。僕、げっそり。
吐き気が収まらない…。
気持ちが悪いが、せっかくここまで来たので電車通りのWindsまでいく。老舗のゲームショップ、古本屋であり、大資本に一人立ち向かう戦士のような店である。しかーし、古物玩具などを扱う店の方がいつの間にか土日営業のみになっている。う〜む、多分平日は主人が仕入れに飛び回っているんだろうなぁ。そんなような話を聞いたことがある。まぁ、とにかく店は閉まっていてドラゴンボールのデンデ人形を探すことは出来なかった。で、家へ戻る。オイラの胃の内容物も戻りそうだった。
家に戻り、しばし休む。ウィンストンに火を付けて一服する。…む、不味い。体調が悪いからか? いやいや、どうも味そのものが変わったような気がする。そうだ、あのJTたばこ臭さが妙に鼻につくのだ。ちなみにJT臭さとは、スプーンを下に押しつけて、その後に残る金属っぽいイヤな後味のことだ。オイラは、マルボロ、キャメルとJTがブランドを買収するたびに他のタバコへ逃げるという憂き目を味わってきた。そして、とうとうウィンストンにも来たかぁ…。まぁ、気長に外国タバコを探して、自分の好みを取り戻すさ。
本来なら夕ご飯の時間だけれど、なんとなく食欲がない。吐き気のせいか? それともプリングルス・ポテトチップスのせいか? どちらにしても気持ちが悪い。駄目だ。食えないじゃん。しばらく、ぼんやりとする。そうだ、テレビを見ていた。以前福岡であった看護婦4人の保険金殺人事件が取り上げられていた。日本中の旦那さんが戦慄したというあの事件だ。おちおち寝てられない。一番かわいそうだったのが、睡眠薬を入れたカレーが「不味いよ…」と、思いつつ妻に気を遣っておとなしく食べた旦那さんだ。で、鼻チューブでサントリー角瓶を1.5本を胃に投与されてあぼーんだ。なぁ、みんな。素直にカレーが不味かった時には言おうな。カレーなんて、普通不味く作れるはずがないのだから…。
終わった後、プロジェクトXを見た。満足した。
その後、ギターを久しぶりに弾く。うむ、指の先がボロボロになった。しばらく弾かないと、裂けるように皮がとれてくるんだよね〜。別にいたくないからいいのだけれど。ちょっとしたグロ映像のようになる。
で、酒を飲んで、一人静かに布団に入り寝るのだった。相変わらず竜頭蛇尾な文章だ。…本当にやめようかな。