ぱけちゃん、おしゃまなの。

ふざけながらも世間を切るんだ、はてなブロブ版

ビリヤードのボールは梨を入れる網に入ってやって来た

一筋の希望

さて、昨晩は9時くらいにふて寝してしまったんだったな。予想通り、12時きっかりにシンデレラよろしく、オイラは目を覚まして台所のくらい電灯の下でウィンストンに火をつけてマッタリとくつろぎ、煙が上る先を目で追う。そうだ、この貧相な蛍光灯を見ると「僕の生きる道」というドラマを思い出す。…あの時の矢田亜希子は最高だったな。
そしてゆっくりと、しかし確実な動作でタバコの火を消すとトイレに駆け込み放尿し、再び布団に潜り込んで眠りにつく。うむ、眠剤が効き過ぎなんだよ…。


起きたのは朝の11時くらいだ。正確に言うと5時半に一度起きて小1時間ほどネットでニュースなどを見ていた。しかし腹が減ったが食うモノは無し、ということに気が付き、がっぷりと水を飲んで再び寝た。まだまだ眠剤の威力が残っているぜ。


昼は何も食べずに、妻の運転で江別の「とんでんふぁーむ」という場所まで流す。ま、助手席に座っているというのは(それが誰の運転であったとしても)何とも落ち着かない気分なのだけれど、なんとなく羊の数を数えているうちに目的地に着いた。
休日ではない「とんでんふぁーむ」はあまり人がいない。客寄せパンダのごとき馬や羊たちものんびりと餌を食べている。おそらく休日には彼らの気持ちなんてお構いなしに子供達がよってくるから、つかの間の精神的休息を楽しんでいるかのようにも見える。まぁ、うがった見方かも知れないけど。それでも中には人なつこいヤツが一匹はいるもので、こちらが寄っていくと興味深さげに尻尾を振りながら二、三歩ほど近づいてくる。かといって撫でさせてくれるかというとそういうわけではないらしい。うむ、この草食動物は一体何を考えているのだろうか?
そうしているうちに親子連れが籠に入ったニンジンを持って彼らに近づく、そうすると大人気だ。我先にとニンジンクレクレビームを発散しているのだ。なるほど、我々は餌を持っていないから、
「け、下級の客には興味はねぇよ…」
と、言葉にならない「メェ〜」で表現していたのだな。…君らわかりやすくていいな。
店内はここの収入のメインである食品加工製品が売っている。主に肉である。その肉肉しい商品の数々を見て、肉がお嫌いになっているオイラはひっそりえづいた…。ま、多分うまそうなんだけれど胃袋が
「絶対イヤだ…」
と、拒否しているもんな。そういうわけで特に何も買わず、ソフトクリームを買って椅子に座ってのんびりとする。妻は粗挽きソーセージの焼きたてのものを食べたくてここまで運転してきたらしいのだけれど、平日は売っていないらしい。なるほど、光熱費や人件費を考えると賢明かも知れない。
妻は100円でニンジンの入った籠をひっつかんで、先ほどの恨みを晴らすがごとくヤギや馬、ウサギたちにニンジンを振る舞っていた。一番食っていたのは、何故かリードでつながれていない子供のヤギだった。…身軽というのは何に置いてもアドバンテージになるものだな。オイラは、昨日のブラジル戦の大黒のことを思いながら妙に納得してしまった。そしてこの地を後にする。


パチンコ屋を2店ハシゴする。妻から総額6千円を借り、きっかり6千円を返却し、オイラの取り分はなしだ。…多分、サラ金と同じシステムで借りている限りプラスになることはないのだろうな。オイラはこの世の地獄というものを肌身で感じる。
妻は1万円ほどお店に貯金してしまったらしく、むかついていた。ま、そういう日もあるのだろう。端から見ていると、今までが当たりすぎという感じがしないわけでもない…。


家に帰るとオイラは余り物の御飯でチャーハンを作る羽目になる。何故そうなってしまったのか? それはおそらく借金を背負ってしまったものにしか理解できないであろう。で、きっちり2人前を作り、きっちり全部食ってくれた。オイラは焼きそば弁当に湯を注いでマッタリと食った。…焼きそば弁当(北海道限定カップ焼きそば)うまいんだぞ。夜店の一平ちゃんにはかなわないけれどな。
その後、パソコンで懸賞生活をする。で、30分ほどやっていたが急に
「オイラは、このまま世の中から施しを受けて生活をしていいのだろうか?」
という、根元的な疑問が少なくなった大脳新皮質をかすめ、ふとクリックする手を止めた。ま、色々考えているのでそのうち何とかしよう。例によって、有言不実行のジンクスにより内容は伏せさせてもらう。だから、パチスロはしばらく続けるのだ。絶対に続けるのだ。買って勝って勝ちまくって、倒産させるまで勝ち続けるのだ。よし、しゃべったぞ。


風呂から出て、セブンイレブンダイエットコーラを買ってくる。ついでに横に置いてあった新発売のタバコ「PALL MALL」(BARタバコ)が新発売限定価格250円で売っていたので、懐かしのキャメルの代用になるかどうか確かめるために買う。
……まったく真キャメルの代用にならなかったぜ。いつか最後のタバコを吸う時には真キャメルか、真マルボロを吸ってジ・エンドにしたいなぁ…。最近は個人輸入もブロックされているみたいだし何かと大変なのだ。JTが裏工作をしているのだろう。
郵便ポストに郵便物がある。
うむ、奨学金の返済が出来ない状態のため、書類をそろえて提出していたのだけれど明らかに内容を読んでいないで事務的に処理をしたために
「書類が不備で〜す」
と、返却して来たがった。よし、明日電話してトコトンやる気あるんのか、ボケ。と闘うことにしよう。けっこうな、払わなきゃいけないのに事情が事情で払えないというのは精神的にダメージを食らうんだよ。そういうことを2度もさせるなって…。
で、ワイパックスを2錠、ダイエットコーラで流し込み気分を静める。…静まるのか?
後は夜も更けてくるので、手に取り始めた上原隆 著「雨の日と月曜日には」(新潮社)の文庫を読んでゆっくりと過ごすことにしよう。最初の5ページくらいしか読んでいないけれど、なかなか楽しそうだ。夜も更けて風が出てきたので眠りやすいとは思うけれど、こればかりは神のみぞ知る、という感じなので適当に流して眠気をまとう。学校が始まるまで、本当にする事無いな…。