ぱけちゃん、おしゃまなの。

ふざけながらも世間を切るんだ、はてなブロブ版

正直、里谷多英が外人とご乱心であったとしてもうらやましくない

再び駅を出る

はい、ご無沙汰しておりました。職業訓練の選抜試験が終わったので、とりあえず日記の復活だ。ま、もしも落ちたりなんかしたら再び勉強期間に入ってしまうのだけれどな。
今日は、きちんと携帯のアラームで8時に起床し、ゴミ出し茶坊主でご近所でも有名なぱけちゃんは、ゴミを抱えて出してきた。うむ、どうやら今日は晴れているらしい…。
その後、シャワーを浴びたり、針の穴に糸を通すような緊張感をもって、昔買ったスーツを履いたりしながら着々と出発の準備をする。持ち物検査は…、筆記用具、…よし。証明写真…、よし。ベレッタM92F…、よし。9mmパラベラム弾、…50発、よし。アーミーナイフ、反射防止加工済み…、よし。幸せの黄色いハンカチ…、よし。
いつものように武装に関しては抜かりはない。で、11時30分くらいにヘラヘラしながら、鞄を背負い、すっかり不慣れになってしまったスーツに身を包んだ黒ずくめのオイラは地下鉄に乗って、琴似へ出発した。
試験会場は、北海道職業能力開発促進センター、通称ポリテクセンターだ。決してハイテクセンターでも、キムタクセンターでもない。
で、受付開始の15分前に会場入りする。う〜む、税金だと思って立派な建物を建てやがって…。そして、おとなしく待っている。
さぁ、12時45分だ。各訓練内容別の受付の開始だ。さてさて、オイラは介護サービス科…。
……なんだ、この異様に長い行列は。
飛び抜けて長いぞ。ヤレヤレ、大学受験の心理学もそうだったけれど、お入れが受験するモノはいつもはやりモノばかりだ…。オイラの天性の引きの悪さを呪うぜ…。
ま、受付を終了させる。今回の選抜試験は筆記試験と面接だ。しばし、会場に座り始まるのを待つ。そして、スポットライトを高らかに脳天で反射しながら説明員があでやかに登場する。…うむ、まるでディスコのミラーボールみたいだな。
筆記試験は国語と数学。合わせて制限時間20分。……なに? 20分だと?
申し込みをした時には30分くらいと聞いたのに。いつの間に10分も短縮しやがったんだ? さては、面接に時間がかかるから端折りやがったな、くそ。
しかし、これくらいで意志が揺らぐようなオイラではなかった。試験監督員のヤツが、カウントダウンをはじめる。わざわざご丁寧に30秒前からだ。…スペースシャトルの発射じゃねえんだぞ。10秒前当たりから、様子がおかしい。発音が英語になったな…。まぁ、勝手にしてくれ。
ゼロ! のカウントと共にロケットが打ち上げられるような轟音が試験会場にとどろく…。そして、無関心な我々だったのだ。そんなこともだましには反応しないぜ。
時間が短いのでとにかく急ぎ足でやっつける。残り3分になった時、プロレスのリングアナウンサーのごとく、
「あー、残り3分!」
と、告げられる。知らされたからと言って、どうにかなるモノでもないのだ。いたずらに人の心理を揺さぶる嫌らしい行為である。こういう時に、カップラーメンを作るとあっという間にできあがるぞ。それくらい3分の経過というのはあっという間であった。…そういえば、1分で出来るカップヌードルは鳴り物入りで発売されたけれど、流行らなかったな…。だって、うまくないんだもん…。
まぁ、国語も数学もここ最近勉強をしただけの甲斐はあったが、おかしなミスをしてすでに1問間違えていることが発覚している。まったく、イヤな気分だぜ。オイラのこころはすでに、ベジータのようにすさんでいた…。
そして、面接だ。あ、ちなみに倍率が4.2倍と言うことらしいので、30人の定員に対して120名以上が来ていることになる…。で、面接の順番をひたすら待つ。番号が呼ばれると面接会場へ移動するのだけれど、その番号の規則性が全くわからない…。
「はい、1番、2番、3番、16番、18番、37番、39番の方、移動してください」
…むぅ、これではおちおちトイレにも行けないじゃないか?
しばらくして、規則性が理解できた時には、待合室にはオレを含めて5人しかいなかった。なんだよ、ほとんど最後じゃないか…。待つこと実に1時間半であった。
で、面接官に丁寧に、思っていることをぶつける。まぁ、やる気はあるんだ。感じ取ってくれよ。…そんな感じである。
で、結果は18日までに郵送されてくるらしいが、ハッキリって判断基準が全然わからないので通るのか落ちるのか、皆目見当がつかない。ただ、札幌北のハローワークでは過去問題が公開されたらしいという、未確認情報が入ってきたので、公平な試験なのか? ちょいと疑問が残るがな…。まぁ、いいさ。世の中なんて、そんなモンだ。汚い行為によりゆがめられている。けれども、それでもオレはくじけるわけにはいかないのだ。しかし、これが事実なら、担当者はとんでもない厳重注意を受けるだろうし、世間も黙っていないだろうからきちんと明文化しておくことにしよう。証拠を残すことが大事なんだ!
で、ようやくすべてが終わり、ポリテクセンターの喫煙コーナーでタバコを吹かす。すると、同じくタバコを吹かしているイカシタお姉ちゃんがいたので、オイラは
「へぇ〜ぃ! そこのハクい姉ちゃんよぉ! マブイじゃん! オイラと、ちゃーでもしないかい?」
と、声をかけてよくよく見ると肉体労働系の友人の彼女だった…。なんとなくイッセー尾形の一人芝居をしているような気分になったよ…。で、雪も激しく振っているので彼女と相談の上、ミスドでコーヒーをすすりつつ、今日の試験の反省会をした。うむ、反省会と言うよりは愚痴のオンパレードだったような気もするが…。最初はびっくりドンキーで、コーヒーを飲もうとしていたのだけれど、冷静に考えた時、漂ってくる肉の焼ける臭いに耐えられないだろうと判断したオイラが、わがままを言ってドーナッツ屋に変えてもらったのである。
修羅場をいくつもくぐり抜けた肉体労働系の友人が選んだ彼女だ。ゆっくり話をすると、非常に話も面白いし、しっかりしているし、チャーミングな方であった。で、駅まで一応どこかのドラマのように送って、オレは地下鉄駅へ移動する。
途中、大通り辺りで下車して、物欲リストに載せるモノを探そうかと思ったが、予想以上の疲れが雪崩のように押し寄せてきたので、おとなしく養老猛司の唯脳論を読みながら、まっすぐ家に帰った。
家に着くと、妻は外出したらしく真っ暗であった。ただ、ハムスターたちのざわめきが静かにこだましていた。オイラは、一気に着替えを済ませ、電子ジャーに入っている御飯を胃袋に詰め込む。そして、ネットに接続。こうして、途中まで日記を書いた。
茶の間に移動。ニュースを見る。
コタツに潜り、しばしギターをつばびく。
そして、久しぶりにヤツがやって来た!

/ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄

  マモノ マッモーノ♪


   ̄ ̄ ̄|/ ̄ ̄ ̄ ̄

\_/ ̄ ̄\_/   \_/ ̄ ̄\_/

\_| ▼ ▼  |_/  \_|  ▼ ▼ |_/
  \ 皿  ∩         ∩ 皿 /
   (つ  丿         (   ⊂)
    ( ヽノ           ヽ/  )
    し(_)           (_)J
オイラは、あっという間に眠りに落ちた。決してミュージックステーションで流れてきた石川梨華の歌の下手さに気絶したわけではない…。
……うぅ、なんだか電話が鳴っている。でなくては…。オイラは、飛び交う弾丸の下をほふく前進で身長に進みながら、受話器を取る…。

チーン! ジャラジャラジャラ!



あぁ、妻がパチンコ屋から電話をかけて来やがった…。と言うことは車で迎えにこいということなのだろう…。

「おねが〜い、迎えに来てー!」



こっちは静かだから、声がでかいっちゅうねん…。渋々オイラは、装備を調えて車で出発する。まぁ、いつものことだけれど妻が迎えに来て欲しいという時は、90%の確率で車が雪に埋もれている。寒さに震えながら、雪を下ろし、フィンランドラリーでもなかなかお目にかかれないような、雪の悪路をBIG大凹に向かって走る。
ついた頃には、オイラもグッタリしていたけれど、妻もグッタリしていた。…一体何時間やってるんだ?
で、精算して車に戻る。どうやら64000円くらい換金していたのに、昨日と今日の負け分を補い切れていないらしい…。オイラは、妻をハイローラーにした覚えなど無いぞ?
で、ゆるりと車を走らせる。何故か、試験が終わった緊張感の切れたオイラはドン・キホーテが「おいで、おいで〜」をしている姿を思い浮かべて、ハンドルをそちらへ切った。そして、押さえていた物欲で色々なモノを物色する。
うむ、この間パチスロでゲットしたプラダの財布は3万円くらいするみたいなぁ…。一応水牛の皮で出来ているらしい。これは、いいものをゲットしたのではないだろうか? 後は、セクターの時計に興味津々となった。けれども、時計のバンド部分が金属なので今ひとつだ。やはり、体を使う仕事をする以上は、頑丈で且つおしゃれなモノを選ばなくてはいけないな…。ま、今度ヨドバシカメラにいった時にゆっくりと物色しよう。
で、帰りに弁当屋で遅い遅い晩ご飯を買って喰らう。そりゃもう、疲れも溜まっていたし、ひたすら詰め込むように飯を食らう。
食い終わると疲れて眠りそうになったけれど、せっかく試験あけの金曜日なので、のんびりと過ごすことにする。以上だ。