ぱけちゃん、おしゃまなの。

ふざけながらも世間を切るんだ、はてなブロブ版

たどり着いたらいつも土砂降り

世界の車窓からpart1254789

ほい、昨日も語るべきことはないのですっ飛ばすことにする。で、今日だが、相変わらず語るべきことはない。気が付くと、コタツの中で目を覚ます…。
オイラは苦悶の声を上げて、400年前のスペイン人のゾンビのようにコタツの中から這い出る。で、水分をとるかというとそういうわけでもなく、隣の部屋へ行ってベースをひっつかんで、「はなわ」のように一人ポツ然とベースを弾いてたたずむ。
オレの他にはだーれもいない茶の間に響き渡るアンプラグドのエレキベースの音…。
ベンベロ、ベンベロベン……。
…なんだか気が滅入ってきちまうな。気分を切り替えるために、熱いコーヒーを入れて熱いタバコを吸う。そして、一人脱力運動をしながら気分をリフレッシュさせようとした。
気が付くと、1時間くらい勝手に過ぎていてしまった。再びコタツに潜り、眠りにつく…。やばいな、再び過睡眠の症状が出てきたのか…?
目を覚ますとお昼の12時を過ぎていた。オイラは、目の前に転がっていた新聞をひっつかんで適当に開く。
…うむ、堀江もんだ。
新株予約券の差し止めが認められて、ご満悦の表情で会見する堀江もんの写真が載せられていた。しかし、明らかに「いっちゃっている」目の写真であり、明確な悪意が感じられた…。なにも、こんな変な顔の写真をわざわざ選ばなくてもいいのに…。
まぁ、オイラは株と経済、所謂マネーゲームの類はあまり好まないので、堀江もんという人物にはほぼ興味がないのだけれど、なかなか既存の勢力と対等に戦うためには、こんなエロ目の写真を全国紙に載せられなければならないのか? と、一人この世の行く末を憂いた。そして、再びコタツに潜り、寝てしまう…。
3時頃、目を覚ます。流石に、ナウシカ巨神兵のごとく、半分くらい腐りかけてきてしまったので、あのアニメのシーンと同じように四つんばいでコタツから這い出て、とりあえずビームを放射してみた。が、やはり腐っていたみたいで、顎から床に崩れ落ちた。…ママン、僕はとても疲れたんだ。
さて、適当にターミネーターのT-1000型のように復活して、身支度を調えると外出した。病床の妻が
「うろん、うろんが食べたいのじゃぁ…」
と、100歳婆のように懇願するので、ネギと麺を買いに行かなくてはならない。ついでに、ご近所を散歩してこようと思ったわけだ。ま、散歩と言っても車でしか移動しないだけれどさ。
以前であれば、車の乗れば2分でキャッツアイ清田店に到着するのだけれど、すっかりパチスロで散在してしまったオイラは、もうそこに到着することはなかった。うむ、金の力って怖いね…。到着したのは、本の文教堂だ。で、明らかにもう遊ばないであろうと思われるプレステ2のソフトを処分して、当面の缶コーヒー代を得た。なんだか、朝一番に加糖でも無糖でも構わないのだけれど、1本の缶コーヒーを飲まないと目が覚めないことに気が付いてきたのだ。もちろん、缶コーヒーを買う時には、尾崎豊の「15の夜」を歌いながらだ…。
「百円玉ぁ〜で、買える温もり〜、熱い缶コーフィー、握りしめぇ〜♪」
近所の子供が、馬鹿を見るような表情でオイラを見るので、最近はあまり歌わないようにしているのだけれどな…。ま、つい、でちまう時はあるモノだ。
で、そのまま心のオアシスであるリサイクルショップで、いい加減aria proⅡの10数年前に買った怪しいベースではなくて、フェンダーのちゃんとしたプレジョンベースの中古などを物色しようと思った。そうだよな、このところ毎日弾いているから、あっという間に上手になってしまったぞ。しかし、アリアのベースはアクティブピックアップを採用しているので、アンプにつなぐ前に9ボルト電池をセットしなくてはいけないから面倒なのだ。だから、パッシブピックアップのきちんとしたベースが欲しいのさ。ま、買えないのだけれどね。フェンダーなんて…。
で、考えたあげくに、「むなしくなるだろう…」と判断し行くのをやめた。人は財力を失うと、急に行動範囲が狭くなる。
で、早々に近所のフレッティ大丸で麺とネギを買って帰った。ネギは中国産の方がやや大きめで安かったが、ポストハーベストのことを考えて、大分産のちょっと高い方にした。ま、オレが食うのだったら中国産だろうが、南極産だろうな、なんでもいいのだけれどな…。
家に帰り、ベースを弾きつつ、泣きながら寝た…。
7時半に、腹が減ったと、妻に蹴飛ばされて目を覚ます。おぉ、イカンイカン。飯を作らなくてはいけないのだ。で、おとなしく煮込みうどんを作り始める。なーに、ただ麺を入れて余分に熱を通して、柔らかくするだけなんだ。けれども、妻の分にはきちんとタマゴ一個分を半熟になるタイミングで投下して入れておいた。
で、食わせる。
「やれば出来るんでしょ」と、妻がいうので、厳重に注意してイエローカードを出しておいた。この言葉は、絶対に言ってはいけないのだ。オイラも前の仕事をしている時に、上司から散々言われた。要するに、「やれば出来るんでしょ」じゃないのだ。あっちやれ、こっちやれ、これじゃイカン、などと散々出来ないような状況にしておいて文句を言い、そしてやっと時間を確保してやったら、やれば出来るんでしょ、だ。
…ま、この言葉を使うヤツは、所詮自分の感覚しかないヤツだと思っているから、そうならないように妻にも注意しておいた。特に、精神的に弱っている人間には絶対に言ってはいけない言葉の一つである。注意したまえ、諸君。
何気に時間は過ぎていった…。うむ、駄目だ。このまま家の中でじっとしていたら腐って全壊認定を受けてしまいそうだ。オイラは、外は雪が降っていて面倒くさいという怠惰な気持ちを、寛一がお宮を蹴飛ばすように振り払い、いつものように靴屋の小人さんがオイラのマーチに構築したカマクラを破壊して出発した。
色々考えたあげく、今日は思い切って手稲方面、しかもわざわざ手稲ドン・キホーテに照準を合わせて出発する。
そして、気が付くとキャッツアイ新川店にいた…。ヤレヤレ、いつものクセがでちまったか。仕方ないので、久しぶりに対峙するGHOST SQUADに100円玉を投じ、ゼロ照準をしっかりと調整してからプレイする。久しぶりなので、レベルを下げてのんびりとロングプレイ&スコアアタックと洒落込もうと思ったら、手元が狂って現在選択できる最強レベル13を選択してしまった…。そして、あっという間にテロリストになぎ倒された。

「ムキーッ!」



オイラは、旧性おさるが細木数子に「モンキッキ」と名付けられた時の、心の内側のような声にならぬ、叫び声を上げてみたが、近所に住む数匹の犬がわずかに反応するだけだった。うむ、おとなしく手稲方面へ向かうことにしよう…。
そして、時折ひどくなる豪雪を切り裂きながら到着したぜ、ドン・キホーテ手稲店は朝5時まで営業している北海道には数少ない「本物」のドン・キホーテの一つである。さてさて、物欲オーラを発散しながら店内をデューク更家の様に歩き回る…。
はて? なんとなく以前と比べてパワーが無くなったような気がする。…そうか、ここも店内がすっきりとしてしまったのだな。まぁ、放火などと言う無粋なことをする輩がいるから仕方がない。千日デパートのような悲劇になってはいけないからな…。
ん、ここに来るまでに手間はかかったけれど大したことはなかった。これからは家から比較的近い平岡店と厚別店で十分としよう。
そして、店を出てオイラはもっと雪がひどくなる石狩街道方面へ走る。
石狩新港のあたりは、ほとんど前が見えなくなるほどに雪がひどかったが、それでもかつて寿都や羽幌、稚内に行った時よりは穏やかなモノだ。久しぶりにつつまれる豪雪の中で、
「……この感覚、イイっすねぇ....」
と、リタイヤした殺し屋が久しぶりに殴られた後の時のような台詞を呟いて走り抜けた。そして、家に戻る。おおっと、家に戻る前にはサンクスでダイエットコーラを購入する。サンクスでは13日までダイエットコーラ500mlが125円で販売されていたので重宝していたのだけれど、月曜日からはまたマックスバリュ北野店に行かないといけないなぁ。そんな、しんみりとした気分で支払いを済ませ家にたどり着いた。…時間は午前1時をちょっと過ぎていた。
普段ならチャットにアクセスして、くだらない会話と共に今の若い連中がどういうことを思い、どういうことに関心があるのかをじっくりと参加しながら探りを入れるのだけれど、昨日妻に、
「キーボードの音がうるさい…」
と、厳重注意を受けてしまったので東プレのリアルフォースを買うまでは夜遅いタイピングは厳禁だ。ま、仕方ない。オイラは泣きながら茶の間に移り、超小さな音量でカウントダウンTVを見て、プロレスを見た。で、友人から借りた「主役は銭形」というパチスロシミュレーションソフトを起動して、オートプレイに設定して、1設定でとにかくブン回した時の収支を観察することにした。
…うむ、やはり低設定とおぼしき銭形は打つべきではないな。ま、それを見極めるにはオイラが百歳じじいになったとしても無理であろう。それくらい、パチンコ屋の設定の謎は闇につつまれている…。
で、今日もコタツに潜ったまま眠るのだった。途中、妻がトイレに起きてきてなにやら文句を言っていったが、すでに半分寝ぼけているオイラだったのでスルーしておいた。